バカラの持つ魔性に触れる時、その先に見るものは人生を逆転させる希望の光か、それとも再び借金地獄へと誘う深淵の闇か。今まさにその扉は開かれようとしていました。
いよいよ私たちは今回の旅の最大の目的地でもあったパラダイスシティカジノに到着。そして私は遂にバカラのテーブルでカードを絞るのですが、バカラの持つ圧倒的な魔性に魅入られた私は次々とレートを上げ、興奮を貪り喰らってしまいます。
果たしてバカラという強大な力を持つ魔物を前にして無事に生還することはできたのか。今、運命を変える戦いが始まりを告げる。
前回はこちら↓
韓国カジノでリゾート感を満喫したいなら「パラダイスシティ」一択!
ミナト
海外旅行が趣味の兼業ブロガー。以前はカジノにハマるもギャンブルにはもう懲りて……? 現在は観光メインで旅行を楽しみながら、現地での体験や旅行に役立つ情報も発信中。いずれは海外を放浪する旅にも出たいと思っています。>> プロフィール詳細はこちら
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韓国カジノ旅行(2日目・中編)
仁川空港にある統合型リゾート「パラダイスシティ」。
オープンする前からギャンブラーであれば誰もが知っているであろう日本の企業セガサミーが開発に携わっていると聞き、やはりどんなカジノなのかとかなり気になっていた私たちの中では、いつしかパラダイスシティのカジノに行くことが今回の旅の最大の目的にもなっていました。
以前訪れたシンガポールのマリーナベイサンズではカジノ初心者だったこともありバカラのテーブルにつくことができませんでしたが、経験を積んだ私は前回とは違います。
今までの俺とは一味違うぜ
私たちは胸が高鳴るのを感じながら、カジノの入場ゲートを潜りました。
シンガポールで初めてカジノに行った時の記録
→【大小】シンガポールのマリーナベイサンズカジノで初めてのダイス勝負!
パラダイスシティの70,000wクーポン券を入手しておこう!
パラダイスシティはフロア面積は15,529㎡と韓国カジノでは最大規模。広々としたフロアには154台のテーブルゲームを始めとした多数のゲームが設置され、ゲームにもよりますがミニマムベット(最低賭け額)が低めに設定されているのでレートも低く遊びやすい。
また会員カードを作ってゲームを遊べば1日3食までカジノ内のレストランで食事もできたりと(無料)、サービスも非常にいいです。しかも料理はしっかりとしたレストランで提供されるようなクオリティでとても美味しい!(2017年時点)
フロア内にはバーもあり(バーはゲームで遊んで貯めたポイントと交換か現金でお酒が飲めます)、一度足を踏み入れれば、パラダイスシティのリゾート感を肌で感じられること間違いなしだ!
そして、初めてパラダイスシティのカジノに行く方はおそらく仁川空港にこのようなパンフレットがあるので必ずゲットしておきたいところ。このパンフレットを持って会員カードを作ると70,000ウォン(約7千円分)のゲームで使えるクーポン券が貰えます。
使用できるゲームには一部制限(配当が2倍のベットだけ等)がありましたが、クーポン券で当てた分はクーポン券と同じ額のチップを貰えるので、まずはクーポン券で試しに勝負してみよう!
そして私は広々としたフロアをぐるっと周り、弟と共にバカラのテーブルへ!
バカラのルール
カジノの王様とも呼ばれる「バカラ」。そのルールは至ってシンプルで、テーブル上で戦う「PLAYER」「BANKER」という仮想の二者の勝敗を予想するゲームです。
PLAYERと聞くと私たちのことかな?と思うのですが、そうではなく、バカラでいうPLAYERとBANKERの関係は赤コーナーの闘技者と、青コーナーの闘技者と考えるとわかりやすいです。要するに以下のような感じです。
とてもわかりやすいですね!
そしてバカラでのPLAYERとBANKERの勝負はトランプのカードを使って決めます。これも非常にシンプルで2枚(または3枚)のカードの合計が「9」に近いほうが勝ちとなります。
数字の数え方は「1~9」はそのままで「10~13」は「0」とカウントし、その合計の下一桁の値でお互いが勝負。例えば数字の合計が「9」と「6」で「15」なら「5」で勝負となります。
使用するカードは各スート(スペード、ハート、ダイヤ、クラブ)の4種類×13枚で52枚のデッキを8デッキ使用するのが一般的。スート(マーク)は勝負には関係なく、純粋に数字だけが勝負に使われます。
例えばこのようにPLAYERが「9」、BANKERが「7」であればPLAYERの勝ち。PLAYER側にチップを賭けていた人が配当を受け取ることができます。
バカラの賭け方
基本的にはバカラのベットエリアはこの3種類。
テーブルのレイアウトにもよりますが、PLAYERにベットしたければPLAYERのベットエリアへ、BANKERにベットしたければBANKERのベットエリアにチップを置きます。
また画像上部のエリアのTIE(タイ)とは、PLAYERとBANKERの引き分けにベットする方法ですが、これは割に合わないのであまりお勧めはできない賭け方です。どういうことかは出現率と配当率を見れば一目瞭然となります。
バカラの勝率(出現率)と配当率
まず、バカラのPLAYER、BANKERの勝率とタイ(引き分け)になる確率は以下のようになります。
ベット先 | 出現率 |
PLAYER | 44.62% |
BANKER | 45.86% |
TIE(引き分け) | 9.52% |
これに対して配当率は以下の通り。
ベット先 | 配当率 |
PLAYER | 2倍 |
BANKER | 1.95倍(ルールによる) |
TIE(引き分け) | 9倍 |
このようにPLAYERとBANKERの出現率はほぼ同じなのに対し、タイに賭けた場合は出現率が10%以下なのに配当率が9倍と少し低めに設定されています。さらにゲームの結果がタイだった場合は、PLAYERもしくはBANKERにベットしたチップはそのまま回収されずに戻ってくるので、タイに賭けるメリットは特にないのです。
また、BANKERは勝率が僅かに高いため配当の5%がカジノ側の取り分(ハウスエッジ)となるのですが、テーブルのルールによって異なる場合があります。これもバカラの控除率(ハウスエッジ)と一緒に見てみよう。
通常のバカラとノーコミッションバカラ(6半バカラ)の控除率
控除率(ハウスエッジ)とはカジノ側の取り分のことを言います。PLAYER、BANKER、TIEにベットした場合のハウスエッジは以下の通り。
ベット先 | 控除率(ハウスエッジ) |
PLAYER | 1.24% |
BANKER | 1.06% |
TIE(引き分け) | 14.36% |
PLAYERに賭けた場合は配当は2倍ですがその分勝率が僅かに低いので、勝つ度に毎回5%引かれるものの勝率が僅かに高いBANKERよりも、ハウスエッジが若干高くなります。それでも両者ともにハウスエッジは1%台と、カジノのゲームの中ではかなり低い部類に入ります。
タイ(引き分け)に賭けた場合は前述した通り割に合わず、ハウスエッジは14.36%にまで上がります。
また、バカラは台によってはノーコミッション(6半)というルールの台があります。これはBANKERが「6」で勝った場合のみ配当が1.5倍になる、つまり勝った金額の50%をカジノ側に払うというルールを採用している台もあります。
ノーコミッションバカラのハウスエッジは以下の通り。
ベット先 | 控除率(ハウスエッジ) |
PLAYER | 1.24% |
BANKER | 1.46% |
TIE(引き分け) | 14.36% |
このように通常の台よりもハウスエッジが若干高くなってしまいます。ただ、私の場合は毎回5%が引かれるのが少々面倒臭いのと、基本的にはPLAYERに賭けるので、バカラで遊ぶ際はノーコミッションバカラで遊ぶことが多いです。
しかし、BANKERに賭けて大きく勝った時に勝ち額が半分になるのはかなり痛い。
バカラのゲーム進行
バカラのテーブルについたお客さんは好きな場所にチップをベットしていくのですが、お客さんのベットが終わるとディーラーから「ノーモアベット」の声がかかり、カードが裏向きに2枚ずつPLAYERとBANKERに配られます。
カードをめくる権利を与えられるのは一番多い金額をベットしている人。これがミソなんですよね。
そしてPLAYERに賭けた人、BANKERに賭けた人がそれぞれカードをめくり、2枚のカードで決着がつけば配当が配られ、2枚で決着がつかなかった場合はラストの3枚目が配られ勝負が決します。
レートが安いテーブルではカードをめくれない場合もあります。最低いくらからカードをめくれるというのはカジノにより、パラダイスシティの場合は3~5万ウォンからめくることができます
また、3枚目が配られる条件は知ってても知らなくてもディーラーがやってくれるのですが、一応最低限のことは知っておくとゲームが楽しくなるので、これもついでに見てみよう。
バカラのヒットチャート
バカラでは3枚目を引く条件はPLAYERとBANKERによって異なります。PLAYERの3枚目を引く条件は以下の通り。
【PLAYERのヒットチャート】
プレイヤー最初の2枚の合計 | アクション |
0,1,2,3,4,5 | H(ヒット) |
6,7 | S(スタンド) |
8,9 | ナチュラル8,ナチュラル9 |
H(ヒット)とはカードを引くこと、S(スタンド)とはカードを引かないことを言い、PLAYERの場合は数字の合計が「5」以下の場合は3枚目のカードを引くことができます。
ただし、2枚のカードの合計値が「8」または「9」の場合はナチュラルと言い、ナチュラルが出現した場合は両者はそれ以上カードを引かず、その場で勝負が決します。
要するにナチュラル8、ナチュラル9がアツいのです。
続いてBANKERが3枚目のカードを引く条件は以下のようになります。
【BANKERのヒットチャート】
バンカー最初の2枚の合計 | プレイヤー3枚目のカード | ||||||||||
無し | 0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | |
0 | H | H | H | H | H | H | H | H | H | H | H |
1 | H | H | H | H | H | H | H | H | H | H | H |
2 | H | H | H | H | H | H | H | H | H | H | H |
3 | H | H | H | H | H | H | H | H | H | S | H |
4 | H | S | S | H | H | H | H | H | H | S | S |
5 | H | S | S | S | S | H | H | H | H | S | S |
6 | S | S | S | S | S | S | S | H | H | S | S |
7 | S | S | S | S | S | S | S | S | S | S | S |
8,9 | ナチュラル8,ナチュラル9 |
これは最初の内は詳しく覚えなくてもいいと思います。
最低限押さえておけばいいのはBANKERは「7」以上はヒットしないということと、先ほどと同様にナチュラルが出現した場合はPLAYERは数字の合計が「5」以下であっても3枚目は引けないということです。
ちなみに、BANKERが3枚目を引く条件をしっかり覚えたい場合は簡単な覚え方があり、抑えるべき点は以下の4つ。
- BANKER「3」はPLAYER「8」のみステイ
- BANKER「4」はPLAYER「2~7」ヒット
- BANKER「5」はPLAYER「4~7」ヒット
- BANKER「6」はPLAYER「6~7」ヒット
BANKERの合計が「0~2」は全てヒット、「7」以上はステイなので、わかりにくいのはBANKERの合計が「3~6」の時だけ。なのでここを、サンハチステイ、ヨンニーナナヒット、ゴーヨンナナヒット、ロクロクナナヒットと覚えてしまえばOK!
しかしながら、PLAYERもBANKERも、どちらかにナチュラルが出現すれば相手のカードの合計が「0」でも「2」でも3枚目を引くことは封じられ、勝負は最初の2枚で決します。
なので、バカラはとにかく「8」か「9」を出せばいいのです。
ここまでがバカラの基本的なルールですが、皆さんはきっとこう思うことでしょう。
まぁ楽しそうだけど、大の大人が熱中するほどのものか?
そう、ここまでははっきり言って大したことがないただの「トランプめくり」です。しかし、バカラはあるアクションが加わることでゲーム性が一変し、その魔性が姿を現すのです。
バカラの絞り(スクイーズ)とは
バカラの持つ魔性を完全に開放するのが「絞り(スクイーズ)」というアクション。
絞りとは一言で言えば配られたカードをめくる手法のことで、この絞りによってバカラは「ただのトランプめくりゲーム」から「運命を賭けた身を焦がすような戦い」へと変貌を遂げるのです!
バカラの絞り方は人それぞれですが、最もオーソドックスな絞り方はトランプを縦からめくっていき、次に横からめくっていく方法です。
これが縦絞り。カードを縦向きにして絞ります。
そしてこれが横絞りです。カードを横向きにして絞ります。
せっかくなので絞りの全パターンをご紹介しよう。
バカラの絞りの全パターン
バカラの絞りの醍醐味はカードを少しずつめくっていくことで見えてくる、トランプの絵柄からカードの数字を予測するところにあります。
このように親指でカードの端を押さえるのはカードの端に描いてあるトランプの数字を隠すためです。数字が見えてしまうとハラハラドキドキ感がなくなってしまうからです。
縦絞り
上の画像のようにカードを縦から絞っていき、暫く何も見えてこなかった時、その場合カードの数字は1種類しかありません。
そう、「A」。つまり数字は「1」です。
ご覧のように「A」のカードは縦に余白が大きく取られているのです。
また、縦絞りでこのようにカードの端に枠線が見えて来た場合も3種類が確定します。
この場合はジャック、クイーン、キングのいずれかです。これらの絵札は全て数字は「0」で、絵札「J、Q、K」はまとめて「ピクチャー」と言います。
次にカードを縦から絞っていき、中央に1つのマークが見えてきた場合は、2種類のカードが該当します。
この場合は「2」または「3」しかありません。カードを絞っていき、カードの中央にマークがつけば「3」、マークがつかなければ「2」です。
縦絞りで中央にマークが1つ見えてくる状態は「足一本」や「タテ」などと呼ばれます。
続いて縦からカードを絞り、両サイドに1つずつ、合計2つのマークが見えてきた場合は、数字は「4~10」のいずれかなので、一度カードを伏せ、再び横から絞っていきます。この状態は「足がつく」と言います。
横絞り
足がついたら横から絞っていき、カードの横に2つのマークが見えてきた場合、この状態は「ツーサイド」と言い、該当するカードは2種類。
数字の「4」か「5」です。カードを絞っていき、中央にマークがつけば「5」、つかなければ「4」です。
横絞りで3つのマークが見えてきた時は「スリーサイド」と言い、この場合は該当するカードは3種類。
数字の「6~8」です。スリーサイドの場合はカードを横向きにした状態で斜めから絞るとアツくなれます。
斜めに絞っていき中央に何もマークがつかなければ「6」か「7」、半分絞ってマークが1つつけば「7」か「8」、最後まで絞って中央にマークが2つだったら「8」となります。
そして最後に横に4つのマークが見えてきた時は「フォーサイド」と言い、2種類の数字が該当します。
数字の「9」か「10」です。これも斜めから絞っていくとスリーサイド同様にアツい!
バカラの絞りでアツくなる瞬間
それではこの絞りが一体どんなドラマを生み出すのかと言うと、例えば以下のようなシーンが手に汗握る瞬間となります。
1枚目にオープンした数字は「2」。そしてもう1枚目がスリーサイド。
バカラは最低でも負けなしの最強カード「9」を目指すゲームです。2枚目のカードがスリーサイドの場合、2枚目に出現するカードの数字は「6」か「7」か「8」。
1枚目の数字は「2」なので、この場合最善は「7」を引いてナチュラル9を完成させるか、次点で「6」を引いて2番目に強いナチュラル8です。しかし「8」を引いてしまえば数字の合計は「0」となり最弱の手になります。
つまりこの場合は、最強もしくは準最強となるか、はたまた最弱となるかが、この1枚の絞りに凝縮されているのです!
運命を決める横絞り。斜めから絞ってマークが1つ見えれば「7」か「8」。ここまできたら最強のナチュラル9か、最弱の「0」かの「DEAD OR ALIVE」だ!
そしてこれは私が最も好きな「フォーサイド×フォーサイド」。
1枚目は既にオープンしてしまいましたが、フォーサイドを確認してから一度カードを伏せ、もう1枚目もフォーサイドだった場合は数字の合計は「9+9」で「8」か、「9+10」で「9」か、「10+10」で「0」かしかありません。
1枚目が「10」であればあとは「9」か「10」が50%ずつ。後は縦から、もしくは斜めから絞って中央にマークが出てこないことを祈り、ナチュラル9を目指すだけだ!
お勉強はこれでおしまいか?それじゃあそろそろ見て来いよ。その「魔性」とやらを
バカラの魔性を目にする時
ついに始まったパラダイスシティでのバカラ。もちろん初日と同様に何の戦略もなく丸腰で戦うつもりは端からありませんでした。
私がバカラで勝つために用意してきた戦略は、元々初日のルーレット攻略法と合わせて使おうと思っていたシステムベット(ベッティングシステム)と呼ばれる、ゲームの勝敗に応じてベット額を変動させる手法です。
しかし、そんなものは本腰を入れて勝負を始めてから僅か2ゲームで吹き飛びました。
ゲーム結果を予想した後はただ傍観するだけのゲームとは違い、バカラにはカードに触れることができるという楽しさ、カードを好きに絞ってトランプをいくらでも折り曲げてもいいという贅沢な感じ、カードを絞ると少しずつ数字が見えてくるドキドキ感、そして絞ったカードで勝利した時の言いようのない快感があります。
特に自分がカードを絞ってゲームに勝利した時は、まるで自分がゲームに介入し、自力で勝利を引き寄せたような錯覚すら覚えるのです。
これまで体験したことがないような興奮と感動。そこにパラダイスシティのリゾート感も相まって、もっと絞りたい、もっとスリルを味わいたいという気持ちに拍車がかかります。そしてその興奮はベット額が高ければ高いほどより強烈なものとなるのです!
さぁ、俺を感じさせてくれ……俺に生きる実感をくれ……!
こうなるともはや制御不能!当時、病的なギャンブラーだった私の目に映るものは目の前のスリルと興奮のみ!バカラの持つ魔性に完全に取り憑かれてしまった私は快感を貪るようにベット額を上げていきます。
バカラの持つ魔力はもはや桁が違う……。
バカラの魔性は前回のシンガポール、マリーナベイサンズのカジノで最後にベットした約3.5万円の壁をいともたやすく突破し、4万円の壁、5万円の壁を次々と突破していきました。もはや目の前のカードを絞ることに夢中で現時点でいくら勝っているのか、いくら負けているのかすらわかっていない状況。
そして来たる、8万円の壁を突破する時。
ノーモアベット
私はPLAYERにこの日では最大の80万ウォン(約8万円)をベット。頭がおかしくなりそうなスリルに心臓は破裂せんばかりに鼓動を高めていく!
そして両者のカードが出揃う!
私がベットしたPLAYERは「5+8」で「3」、BANKERは「2+3」で「5」です。この場合の勝負はラストの3枚目に突入し、まずはPLAYERにベットした私が3枚目のカードを絞る!
PLAYERの3枚目は……「3」で合計「6」!悪くない、悪くないよ!
あとはBANKERが訳のわからない物を引いてこないことを祈るだけだ!頼む!!
プレイヤーウィン
えっ?
そう、先ほど見てきたBANKERのヒットチャートを見てもらえればわかるのですが、PLAYERが3枚目を引いたカードが「3」の場合、BANKERは最初の2枚の合計が「5~7」の場合は3枚目を引けないのです。
よってPLAYER勝利。
あぁ……勝ったのか
何というか、勝ったは勝ったでよかったのですが、最高にアツくなれる所を分かっていなかったせいで、その最高の瞬間を逃してしまった喪失感の方が大きい……。
BANKERが「5」で、縦絞りで1本の足(数字は2か3)が見えた瞬間、実は「引き分けか、勝ちか」しかなかったわけで、悶絶の、最低でも負けなしの50%だったのです。
それもあってか暴走していた興奮度も尻すぼみになっていき、冷静さを取り戻したところでこの日はタイムアップ。私たちはパラダイスシティを後にすることにしました。
パラダイスシティでの収支結果
この日の収支結果は帰りに計算してみたところ+85万ウォン(約8.5万円)で終了。途中ベット額をバンバン上げていましたがうまい具合に当たっては外れを繰り返していたので、最後のMAXベットがそのまま勝ち額になったようなものでした。
しかし冷静になってみると沸いてきたのが、こんなことを続けていたらふとした拍子に一気に破産するぞという恐怖感。次はもう少し冷静にプレイしようと反省します。
また、バカラを100%楽しみたい場合はやはりバカラのヒットチャートは覚えておいた方がいいということ。
覚えるのはちょっとだけ大変ですが、バカラの場合は紙に書いて持ち歩くのはOKのはずなので(スマホはNGだと思います)、カンペとして持ち歩くのもいいかもしれません。
そしてパラダイスシティでのバカラはまだ前哨戦。本戦開始のゴングはソウルに戻った夜更けに鳴るのでした。
コメント(確認後に反映/少々お時間をいただきます)