【自分のパラメーター】うつ病になる前の性格を数値化して分析してみよう

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うつ病になる前の性格(病前性格)をパラメーター化し、うつ病を克服するための考え方を手に入れよう!

性格や考え方は人それぞれ異なりますが、ある一定の傾向を持った性格の人はうつ病になりやすいといわれていて、それは従来のうつ病の人に多く見られる「メランコリー親和型」と、新型うつ病の人に多く見られる「ディスチミア親和型」の、おもに2つのタイプに分けることができます。

うつ病を克服するためには、まずは身体(フィジカル)の状態を整えることが大事ですが、考え方を変え、精神(メンタル)の状態を整えることも必須となると私は思っています。

そこで、うつ病を克服するための考え方を手に入れるため、今回は自分自身の病前性格(病気になる前の性格)を一度振り返り、自分はこういう性格なんだと再確認するところから始めてみたいと思います。

目次

自分の性格をパラメーター化してみよう!

皆さんはゲームは好きでしょうか? 私はゲームをする時間がないので現在はやらなくなってしまったのですが、昔はゲームが好きで好きで……。

usagi
イブスター店長

映画の次はゲームか!?

(参照:【ジョンの教え】従来型・新型うつ病の性格を改善するための思考と考え方

ゲームによっては主人公が冒険を始める前に、初期能力を振り分けることができたりします。たとえば【力、体力、速、知力、運】のなかから好きな能力に10pt割り振ることができる、といったようにです。

一度振り分けたパラメーターは、基本的にはあとから変更はできないのでけっこう悩むわけですが、じつは私たちも、現実世界で知らず知らずのうちに、自身のある部分にパラメーターを振り分けています。そう、私たちの「性格」ですね。

自分自身の性格というのは、自己紹介や面接など、そういった機会でもない限り振り返って考えることはあまりないと思います。が、この機会に、ゲームの主人公になった気分で、自身の性格をパラメーター化してみましょう!

10項目のうつ病性格パラメーター振り分けシート

人生というゲームはノンストップでリセットなし! さっそく、性格パラメータを振り分けてみましょう!

以下は、まっさらな状態の「うつ病性格パラメータ振り分けシート」です。

うつ病性格パラメータ振り分けシート

この10項目は、従来のうつ病に見られる「メランコリー親和型」性格と、新型うつ病に見られる「ディスチミア親和型」性格の、代表的な特徴や性格の傾向を合わせたものです。

シートは強弱それぞれ5段階のレベルで分けられ、シートの左側にいくほど項目分けされた性格の傾向が強くなり、反対に右側に行くほど性格の傾向は弱くなります。

たとえば「メランコリー親和型」に全振りした性格は以下のようになります。

メランコリー親和型が強い性格のパラメータ

「メランコリー親和型」性格の人は、仕事に対して真面目で責任感が強く、他者配慮性や秩序愛は強い傾向にありますが、社会的な役割に対して愛着を持つことが多いため、自己愛は弱い傾向にあります。

また、自責的な傾向が強いため、なにかあると「自分は生きる価値もない人間だ」と思い込んでしまうことも多く、命を絶つことしか考えられなくなってしまう場合もあります。

そして、これとは正反対のパラメーターになるのが、「ディスチミア親和型」性格です。

パラメーターの振り分けを正反対にすればいいだけですが、「ディスチミア親和型」に全振りした性格も確認しておきましょう。

ディスチミア親和型が強い性格のパラメータ

「ディスチミア親和型」性格の人は、自己愛や万能感は強い傾向にありますが、他者配慮性や責任感にとぼしく、仕事に対してはあまり熱心ではない傾向があります。

秩序に対してストレスを感じることや、他罰的傾向が強いことからも、「自分に正当な評価をしない社会が悪い」と感じることも多く、そのストレスが衝動的な自傷行為を引き起こす場合もあります。

さて、皆さんはパラメータの振り分けはどのようになりましたか?

性格を可視化することで、うつ病を克服するための対策を練ることができます。紙に書いてみたり、スクリーンショットで上からチェックマークをつけてみたり、思い思いの方法で「うつ病性格パラメータ」を振り分けてみてください。

そして、それができたら次は、自身の性格パラメータをもとに、うつ病を克服するための考え方を手に入れにいきます。

性格パラメータをもとに考え方を変えてみよう

ゲームでは初期に割り振ったパラメーターを基本的に変更することはできませんが、ここは現実世界なので、なんと、振り分けられた性格のパラメーターは、途中からでも変えることができてしまうのです!

では、うつ病を克服するための考え方を手に入れるためにはどうすればいいのかというと、振り分けたパラメーターをできるだけ真ん中に持っていきます。

たとえば、「几帳面」という性格のパラメーターが【強Lv.5】なのであれば、できるだけ【強Lv.1】の方向にずらしていく、というふうにです。

参考までに私の場合は、病前性格はどのようなかたよりがあり、うつ病を克服したあとでは、そこからどのように変化したのかをのせておきます。

病前性格パラメータ(ミナトの場合)

メランコリー親和型が強い病前性格のパラメータ

だいたいこんな感じでしょうか。

そう、私は「メランコリー親和型」のうつ病だったと思います。ただ、途中まではうまい具合に人生が進んでいたので、無駄に万能感はありました。

まぁそれから転落していくわけですが……。

うつ病克服後の性格パラメータ(ミナトの場合)

うつ病を克服した後の性格パラメータ

うつ病を克服するために考え方を変えていき、うつ病を克服したあとの性格、つまりいま現在の性格はおおむねこのような感じです。

【几帳面:強Lv.5 強Lv.4】

誰も気づかないようなことに無駄にこだわったり、納得するまでやらないと気がすまなかったりと、私はいまでもやたらと細かい性格ですが、ある程度「あきらめる」ことを覚えました。

1つのことに無駄に執着していても、なにも進まないですからね。

【真面目:強Lv.4 強Lv.3】

かつては真面目なミナト君でとおっていた私も、ある程度「サボる、手を抜く」技術を習得しました。それでも基本的には真面目な性格です。

【完璧主義:強Lv.4 強Lv.3】

なにごとも徹底的にやるまで気がすまない。そんな性格でしたが、これも几帳面と同様、ある程度は「こんなもんでいいか」とあきらめられるようになりました。

【自己愛:弱Lv.3 強Lv.2】

唯一性格のパラメータで【弱】から【強】にいったのが、この自己愛です。

いま自分のことは好きですか? と聞かれれば、「はい、好きですよ」と、いちおう曇りはなく答えることができます。

自分を愛せない方は、自分を愛してあげてください。

【万能感:強Lv.3 強Lv.1】

正直なところ万能感に関しては、【弱】にいきそうなところを、なんとか精神力で【強Lv.1】にとどめているのが現状です。

自分はできる、自分は大丈夫だ、という強い想いがなければ、なにかをなすことはできないと思います。だからこそ、なんとか踏ん張っています。

【責任感:強Lv.5 強Lv.3】

もともと責任感は強かったので、なにかと勝手に背負い込んでしまったりしていたのですが、「ここまで自分が背負う必要はないか」と、なんでもかんでも責任を感じるのはやめました。

【自責傾向:強Lv.4 → 強Lv.2】

責任感の強さもあってか、自分を責める傾向が強かったのですが、「これは自分のせいではないだろう」と、なんでも自分のせいにすることはやめました。それでも反省はよくします。

【他罰傾向:弱Lv.4 → 弱Lv.1】

以前までは、なにかあれば自分を責めていたので、人を責めることはほとんどありませんでした。しかし、「これはどう考えても人のせいだろ」ということもやはりあるので、場合によっては人のせいにもするようになりました。

それでも自分に反省するところはなかったかは、いつも考えるようにしています。

【他者配慮:強Lv.5 → 強Lv.4】

いまでも困っている人を助けたり、道を教えてあげたりと、他者への気づかいは強い性格ですが、なんでもかんでも他者を気づかうのはやめました。

残念ながら、世の中には親切にしてあげる必要もないような人もいますから。

たとえば酔っぱらって路上で寝ている人とかですね。これはもう財布とか盗まれても自己責任だと思います。

【秩序愛:強Lv.4 → 強Lv.2】

自分の決めたルールを守る、型にはまらなければならないといった考え方は、ある程度はしなくてもいいかなと思うようになりました。というか、できるだけそうならないように日々心がけています。

やはりルールも大事ですが、柔軟性です。これを失ってしまうと、縛りのなかから一生かかっても出ることはできません。

自分のルールを破れるのは、結局のところ自分だけということでしょう。

今回のまとめ

・うつ病の性格はパラメーターで可視化できる
・振り分けられたパラメーターは途中からでも変更できる
・なにごともバランスが大事

なんだか、私がいい人アピールをしただけで終わってしまったような感じになってしまいましたが、そんなことがいいたかったわけではなく、べつにそんなにいい人ではないで、このへんは適当に聞き流していただければと思います。

私がほんとうにいいたかったことは、自分自身の性格を数値化して可視化してみると、なにが自分のストレスの原因になっているのか、どこをどう改善すればうつ病を克服できるのかが見えてくる、ということです。

とくに考え方というのは、年をとればとるほど、これはどうなのか、といった疑問を抱くことがなくなっていきます。だからこそ、自身の性格を数値化することで、自身の思考や考え方について疑問視する機会を生み出し、より柔軟に考えられるようにしていくきっかけをつくる必要があるのです。

この「うつ病性格パラメータ振り分けシート」が、皆さん自身の性格の分析と、パラメーターの振り分けを変えていく、つまり、ふだんの考え方を変えていくことへのお役立てとなれば幸いです。

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