こんにちは
かつては愛煙家、以降はただの、ニコチン依存症だった者です。
このたび禁煙することにし、ひとまずはタバコ断ちに成功したので、その過程をブログにのこすことにします。
- 本気で禁煙することにしたワケ
- 禁煙するなかで感じた「タバコを吸いたい」の変化
この記事を検索などで見つけたのなら、禁煙がツラくて救いを求めているか、以下のような心境なのだと思います。
禁煙のツラさで「タバコを吸ってもいい」正当な理由なんかをさがしている。
禁煙初期の期間は私もそうで、何度も「禁煙なんてもうやめた!」をしようと考えていました。
それでも、そのツラさを乗り越えられたのは、成功の秘訣があったからにほかなりません。
そこでこの記事では、禁煙3日目~1か月で起きた変化や、しんどいときにした対処法などをお話しします。
途中からかなりラクになって、タバコを吸わないのが当たり前になったそうだ
最初のツラい期間さえ超えられれば、成功はグッと近づくはずです。どうぞ最後までごらんください。
私が禁煙することにしたワケ
まずは、このことをお話しさせてください。
この肩身の狭さやらが続くかぎり、タバコを吸うことはもうないだろう……
とか以前は言っていたくせに、どうしてまた禁煙なのか(またタバコを吸っていたのか)という話です。
これは、騒音トラブルに巻き込まれてしまったのが原因でした。
頭がおかしくなるレベルのストレスに日々さらされ、つぎのように2方向からの攻撃をくらった結果、
- 上階からは床をぶち破るような足音
- 隣の部屋からは大音量の音楽やトイレふた閉め音など
がまんの限界がきて、まずはそこでタバコ(紙巻)を吸う習慣が復活。
その後は引っ越して禁煙するも、こんどは隣の部屋からタバコの煙が入ってくる問題が起きます。
部屋が毎日タバコくさくなるのもかなりのストレスで、また私は常習的にタバコを吸うようになりました。
そんなわけで以降は、電子タバコオンリーでしたが、喫煙習慣が復活してしまっていたのです。
それで、どうしてまた禁煙することにしたのかですが、
あるときから、タバコを吸うと「手がベタつく」と感じるようになったからでした。
そして、そのベタつきが以下のようにループするようになり、
タバコを吸う → 手がベタベタ → 手を洗う(何回か洗わないと落ちない) → またタバコが吸いたくなる → 手がベタベタ
それがPCをいじっているときに起きると、キーボードまでベタベタしてくるようになってしまったのです!
こんなことでは、仕事とかブログの運営作業に集中することもできません。
タバコ休憩が、新たなストレスや弊害を生みだしていたので、もう禁煙しかないと私は思い立ったのです。
ニコチンで手汗が促進されていたのかもしれないな
禁煙開始後のツラさがラクになる過程
さて、いきなり余談(言い訳)となってしまいましたが、本題です。
ここからは、以下のことを、詳細にお話ししていきます。
- 禁煙をはじめてから感じたツラさ
- 時間経過とともにラクになっていく感じ
- 本当にしんどい時間を乗り越えた方法&マインド
禁煙中、私は「真理」にたどりついてしまいました。
そういったこともあわせてお話ししていくので、どうぞ、時間の経過順にごらんいただければと思います。
ではまいりましょう!
最初の3日間:タバコってなくなると吸いたくなるよね
まずは最初の3日間、ニコチンが体から抜けきる「いちばん苦しい期間」ですね。
まあしんどかったです
「もうタバコなんていいからさっさとなくなってくれよ……」
と昼すぎにクソマズいのこりを吸い切ったというのに、夕方からはもう吸いたい。
タバコが吸いたい……ああタバコが吸いたい。コンビニまで行って買ってこようかな……。
何度そう思ったことでしょう。
今回の禁煙に対する「本気度」はかなり高かったというのに、初日というか数時間で、もう失敗しそうになっていたのです!
ただ、この「タバコを吸いたい欲」ってのは、波があるわけですよ
まず、タバコを吸いたい気持ちは、通常3分~5分(※)で消えるとされています。
(※これはいろんなところでいわれる数字で、厚労省の「e-ヘルスネット」にも書かれています)
さらにいうと、つぎの状況では、物理的に吸いたいもくそもないですし、
- 寝ていて意識がない
以下のような状況でも、私の場合は、タバコを吸いたくはなりませんでした。
- 運動をしている「最中」
- 限界まで食べた「満腹時」
ようは、最初の3日間は地獄だなんだいいますが、四六時中そういうわけでもないということ。
タバコを吸いたいのには波があって、その波がすぎると、べつにそこまで吸いたくもならないということなのです!
というわけで、吸いたいときはガムを食べてしのぎました
あの『禁煙セラピー』では、ニコチンガムなどの代用品にはたよるな、と書かれていました。
でも、ふつうのガムならいいでしょう。
とにかく私は、最初の3日か間は、タバコを吸いたくなったらひたすらガムを噛んでいましたよ。
- キシリトール
- クロレッツ、アクオ
- キシリッシュ、リカルデント
その後もガムは大活躍したので、いろんなものを噛んでいましたが、いちばんうまかったのはクロレッツですね。
次点でキシリッシュです(味は両方とも青のクリア)。
これはボトル買いやパック買いをおすすめします。
ボトルガムは100粒くらい入ってるからお得なんだな
4日目~1週間:地獄モードはおわらない罠
さて、晴れて地獄の3日間を乗り越えたわけですが、正直いうと状況はあまり変わりませんでした。
タバコを吸いたい感はふつうにあって、しかも4日目以降はつぎのように、イレギュラーな事態も発生。
- 寝起きの直後に吸いたくなる
- 昼食時、夕食時など、食事中でもタバコが吸いたい
電子タバコに変えてから、寝起きに吸いたいのはなくなっていたのですが、禁煙中はそれが復活。
しかも、食事をしているのにタバコを吸いたいとかもあって、
習慣的にタバコを吸っていた時間以外でも「吸いたい」が起こる
という違和感に、気持ちわるさというか、かなりの不快感を感じていました。
加えて、ここで大問題が起きたんですね
仕事なんかの休憩に「タバコを吸う以外でなにをすればいいかわからない」、なんてことになっていました。
休憩ができない、リフレッシュができない。
その手段をタバコ以外に失ってしまっていて、なにをすればいいかわからなくなっていたのです!
え、喫煙者の人は、そんなこと(タバコ以外の休憩方法)もわからないんですか……(笑)
とかいうのを某知恵袋で見たときは、ハラワタがちぎれそうになりましたが、まあこれも解決です。
香りの強いフルーツ系の紅茶を入れて、香りをかぎ、飲み干し、この休憩問題はそれでしのげました。
喫煙者は休憩にニコチンを補給します。
それにかわるものとして、いい香りをかぎ、カフェインを摂取することにしたわけです。
(※紅茶を入れる動作で意識がそっちに移った、というのにも効果があったような気がします)
休憩にお菓子を食べるのもいいと思います。
でも私は、あまり間食はしたくない主義なので、飲み物だけでなんとかしていましたよ。
フルーツ系の紅茶もガムと一緒に用意しておくといいですよ
1週間~2週間目:節目には失敗の魔物が潜んでいるんだな
さあ、休憩問題もクリアし、禁煙は2週間目に突入だ!
というところ(ちょうど1週間の経過後)で、本気で禁煙をやめようかと考える「最大の危機」がおとずれました。
この危機がおとずれた原因は、たぶん「安堵感」です。
禁煙1週間をクリアした気のゆるみで、もういいかなと、心のどこかで思ってしまったのかもしれません。
わりと真剣に、コンビニまで行ってタバコを買おうかとしばらく考えていました。
ただ、このときに思ったことがあって、
たしかにタバコは吸いたいのですが、私はべつに「電子タバコが吸いたいわけではない」ということ。
そこにふくまれるニコチンを摂取したいだけで、いわばニコチンが吸いたいのです。
つまり、たいしてうまくもない(というかマズい)電子タバコなんて、ほんとうは吸いたくもなかったのです!
これが真理です。だったら噛みタバコでもよかった。電子タバコは「ニコチンが吸えるだけのマズいもの」で、趣向品としての役割すら果たせていなかったのです!
路上で花の蜜を吸ってる(下校中の)小学生のマネをしたほうがまだマシだな。
ということで、この1週間の節目はなんとかこらえて、そのまま2週間を経過させることができました。
今後一生吸わないかどうかはひとまず置いておこう。とにかくいまは吸わない
禁煙2週間目も、正直毎日吸いたくなりましたが、このように考えて耐えていきました。
1週間目よりもハードルは下がっていて、まだいけるなと、このへんからラクになりはじめていました。
2週間~3週間目:なんかもう勝った感を感じた
禁煙の真理にたどりついた3週間目。
この期間は、タバコを吸う習慣がほとんどリセットされ、そこまで吸いたいと感じなくなっていました。
- 寝起き、仕事の休憩中
- 帰宅後、運動前、運動後
- 夕食時(お酒)、趣味の余韻、寝る前
こういった、これまで習慣的に吸っていたタイミングでも、あまり吸いたいとは考えないようになっていたのです。
ただし、以下のような(吸いたい)危機もあって、
- 2週間達成時の節目
- イレギュラー的にストレスを感じたとき
やはり気を抜けば、タバコを吸ってしまってもおかしくない状況は変わらずでした。
やっぱりストレスは危険ですね
そこで、ここでは「1本吸えばまたあのツラかった最初にもどってしまう……」を強く意識することにしました。
そこまでツラくない「今」と、ものすごくツラかった「最初」とを、天秤にかけたのです。
- いまタバコを吸えば、また手がベタベタになって、すぐにやめたくなるだろう
- すると、またあの地獄モードからのスタートになるわけで……それはちょっとキツイなあ
禁煙してしばらくした「今」のほうが「最初」よりもラクなのは、いうまでもありません。
うまくもない1本ですべてが台無しになるのはごめんだったので、そのままタバコはスルーしていきました。
ストレスもティーブレイクや運動でのリフレッシュなどで、すぐに気持ちを切り替えていくようにしました。
3週間目~1か月:ガムに依存するようになった!?
いよいよ大きな節目である禁煙1か月が見えてきました。
3週間を超えると、吸いたい衝動が起こることもかなりすくなくなっていて、
タバコなんてじつは元々吸ってなかったんじゃないか?
とか思えるほどの余裕もでてきたのですが、ここで最後の問題が発生しました。
ガムを食べるのが止まらなくなってしまったのです!
これが『禁煙セラピー』がいうところの「代用品への依存」なのかもしれません。
どれくらいガムを食べていたかというと、1時間に3~4個とか、午前中にスティック1本分くらいを食べていました。
で、どうしたんだ?
とりあえずガムを食べるのをやめました。
でもこれは、タバコをやめるよりもはるかにラクで、べつにいうほどの問題でもありませんでしたね。
しばらくガムを食べないでいると、食後にちょっと噛むくらいで満足するようになったので、これはこれでよかったかなと思います。
そしてその後は、そのままの流れで1か月もぶじに突破。
気づけば禁煙から2か月が経過していて、こんな感じで、ひとまずタバコ断ちを成功させることができましたよ。
今回のまとめ(+もうひとつの真実)
- 禁煙は最初~2週間くらいまでがキツイ
- 2~3週間目以降はあきらかにラクになってそこまで吸いたくならない
- 吸いたくなったらガム、休憩中は紅茶、タバコじゃなくニコチンがほしいだけを意識
思えば、タバコを吸うと手がベタつくというのは、思い込みによる条件反射だったのかもしれません。
お皿を「チン!」と叩くとよだれをたらすパブロフの犬的な話で。
まあそれはさておき、最後に大事な話です
これまで私は、禁煙を破る(またはタバコを吸いつづける)理由として、タバコがないと「仕事へのやる気スイッチを失う」と考えてきました。
タバコは、吸うことで「よし、やろう!」という、やる気のスイッチになると信じていたのです。
ところが、これはただの幻想であることが、今回の禁煙で確定してしまいました。
やる気がないときは、タバコがあってもやりません。
反対にやる気があれば、タバコなんてなくてもやります。
やる気のスイッチなんてのは、結局は気の持ちようで、そこにタバコなんて関係はなかったのです。
似たような話で、タバコがなくても楽しいことは楽しめます。「タバコがないと楽しくなくなる」は、これも幻想です。
そんなわけで、私はつぎの「実験」までは、禁煙を継続させようと思っています。
その実験とは、たとえば海外旅行なんかの「非日常的な遊びのときだけ吸うのは可能なのか?」。
友人にそういうことができる人がいて、自分にもできるのか気になっていたんですよね。
- タバコは本来の趣向品としての役割を果たすことはできるのか?
- つまり、限定的な喫煙がおわったら、またタバコを吸わない生活にもどれるのか?
やるかどうかは未定ですが、やるとなったら、その結果は報告したいと思います。
……まあ、もう吸わないほうがよさそうですけどね。
ということで、禁煙を考えているなら、この機会にトライしてみてください!
最初だけ本気をだせば、あとは吸わないのが当たり前になって、とくにツラさとかもなくなりますよ。
禁煙といったらの『禁煙セラピー』は、聴く読書「Audible」でも聴けます。初回は30日間無料でためせるので、こちらもぜひ使ってみてください。
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紙巻から電子タバコに移行するメリット
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