【必須】WordPressに最初に入れておくべき7つのプラグイン+αをご紹介

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機能性が高いテーマでもそうでなくても、いくつかのプラグインは必須となるので、これらを入れていきましょう。

WordPressには数多くの「プラグイン」というものが用意されていて、ものによっては有料版にアップグレードすることでより便利になるものもありますが、基本的には無料で使うことができ、これを利用することで、初心者の方でも簡単に拡張機能をブログに実装することができるようになっています。

今回はそんなプラグインのなかでも、最初に入れるべき(最初から入れておいたほうがいい)と思われる7つの必須プラグインと、あとあと必要になるであろう、おすすめの+αをご紹介していきたいと思います。

また、WordPressをインストールした初期状態では、必要のないプラグインも入っていたりするので、そういったものの整理(削除)や、必須といわれているものでも実際はいらないのではないかと思われるものの確認についても、同時におこなっていくことにしましょう。

目次

WordPressのプラグインとメリット&デメリット

WordPressのプラグインとは、スマホでいうところの便利なアプリのようなもので、標準では搭載されていない機能を簡単に実装することができる、「拡張(追加)機能」のことをいいます。

とりわけ、機能性が高くはないデフォルトの公式テーマ等を利用していて、なおかつコードをいじってなにかを実装するのがむずかしい場合などに重宝するものですが、このプラグインは、簡単に機能を追加できるというメリットがある一方で、入れすぎるとサイトが重くなるというデメリットもあるため、入れるプラグインは、必要最小限にしておくのが鉄則となっています。

では、その必要最小限のプラグインとはなんなのかというと、これは、基本的にコードをいじれば実装できるようなものではない機能を持ったものだということができるかもしれません。

今回は、そういったものをご紹介していきたいと思いますが、その前に、最初から入っているプラグインを整理しておいたほうがいいので、まずは不要なプラグインの削除から始めることにしましょう。

プラグインの消し方と初期状態で不要なもの

初期状態から入っているプラグイン

WordPressのダッシュボードから「プラグイン → インストール済みプラグイン」と進んでいくと、最初からインストールされているプラグインが一覧で表示されますが、初期状態では、以下の3つのプラグインが、上から順にならんでいるのではないかと思います。

  • Akismet Anti-Spam
  • Hello Dolly
  • Site Kit by Google

この3つはなくてもいいので、この時点で削除してしまいましょう!

プラグインの削除のしかたは、有効化されていればプラグインを無効化して削除をクリック、有効化されていなければそのまま削除をクリックするだけ。

初期状態ではすべて無効化されていると思うので、削除をクリックするだけでだいじょうぶです。

ちなみに、これらのプラグインが不要だとする理由については以下のとおりで、

  • Akismet・・・無料では商用利用ができない(有料版を使う必要がある)
  • Hello Dolly・・・管理画面の右上に英語の歌詞が表示されるだけ
  • Site Kit・・・グーグルの計測ツールのデータを確認するもので、これは計測ツール自体で確認することができる

「Akismet」以外はあってもなくてもよく、スパム対策プラグインの「Akismet」は、いつのまにか商用、つまり広告などを張ると無料では使えない(規約に違反する)ことになってしまったので、ほかのものを使用したほうがいいと思われるから。

これに関しては、以下の関連記事にも書いてあるので、時間があるときにでも確認しておいてください。

ワードプレスの初期状態で必要なプラグイン

その作業が完了したら、赤枠で囲った2つのプラグインが残ると思いますが、この2つは必要になるので、この段階で有効化するか、あとで有効化しておきましょう(上の「SiteGuard」の設定方法は次回で解説します)。

WordPressの7つの必須プラグイン

初期状態から入っているプラグインの整理がすんだところで、ここからは、なんのテーマを使うにせよ必須と思われる7つのプラグインについて、その機能を解説しつつ、インストールをする作業を進めていきたいと思います。

プラグインの入れ方に関しては、「プラグイン → 新規追加」からプラグインの名前を検索してインストールしていくだけですが、忘れてしまった方は、初めてプラグインをインストールした作業のところをふりかえってみてください。

それでは、今回のメインとなる作業開始!

関連記事

プラグインのインストール方法はこちらを参照
WordPressのユーザー名(ログインID)は実はバレバレだから対策が必要

1. Classic Editor

クラシックエディター

まだ記事の作成には進んでいないので、このプラグインのすばらしさを知るのはもうすこしあとになりますが、WordPressはあるタイミングで、記事を作成するエディタが従来のものから「ブロックエディタ」というものに変わり、正直いうとかなり使いにくくなりました。

「Classic Editor」は、そんなエディタを従来のものにもどして使えるようにしてくれるプラグイン。

画像を多用するような記事や、ホームページなどの作成にはブロックエディタはいいようにも感じられますが、文章がメインとなるブログは、従来のエディタのほうがはっきりいって使いやすいです。

クラシックエディタは、記事の作成に大活躍してくれることでしょう!

2. Advanced Editor Tools (旧TinyMCE Advanced)

アドバンスドエディターツール(旧TinyMCE)

こちらも記事の作成にかかわるもので、「Advanced Editor Tools(旧TinyMCE)」は、とくにクラシックエディタの機能を大幅に拡張してくれるプラグイン。

「Classic Editor」だけでもじゅうぶんな機能はそろっているようにも感じますが、文字のサイズを変更したりといったこまかいことがその場でできるようになるので、これがあると、記事の作成がよりはかどるようになると思います。

クラシックエディタを使うのであれば、これはぜひとも入れておきたいプラグインといえるでしょう。

3. XML Sitemaps(旧Google XML Sitemaps)

グーグルXMLサイトマップ

Web上に公開された記事は、クローラーという巡回ロボットに発見されることで、Googleなどの検索エンジンに登録される仕組みとなっていて、そのさい、サイトマップというサイトの全体像をしめした「地図」のようなものがあると、クローラーはそれをたどることで記事を発見しやすくなります。

そのため、サイトマップの作成は必須となるのですが、そんな「お宝の地図」を自動で作成してくれるのがこの「XML Sitemaps」。

WordPress5.5というバージョンから、プラグインを使わなくてもサイトマップを自動で生成する機能が実装されたものの、機能や使いやすさからいっても、こちらのプラグインでサイトマップをつくるのがおすすめ。

ちなみに、標準装備のサイトマップの自動生成を無効化する方法は、以下のコードを「functions.php」に書き込むというものがありますが、その作業をおこなうのはまだ危険なので、あとにしておいたほうがいいでしょう。

add_filter( 'wp_sitemaps_enabled', '__return_false' );
関連記事

XML Sitemapsの設定方法(これも後でOK)
【XML】WordPressでのサイトマップの作り方を登録手順とあわせて解説

4. SiteGuard WP Plugin

サイトガードWPプラグイン

WordPressに初期状態から入ってる「SiteGuard WP Plugin」は、国産のセキュリティ対策プラグインで、いずれ敵からの攻撃を受けるようになったときに、大活躍してくれることまちがいなしのプラグイン。

設定できるものはいろいろとありますが、なかでも、絶対に設定しておきたいのが「ログインページ変更」という設定項目。

じつはWordPressは、初期状態ではユーザー名がバレバレなことに加え、ログインページも、URLの末尾に「/wp-admin」「/wp-login.php」を加えて検索をかければアクセスできるようになってしまっているため、なにも対策をしていなければ、パスワードがバレただけで終わりという話でもあるのです。

しかし、「ログインページ変更」を利用すれば、それらを末尾に加えて検索しても、ログインページにはアクセスできなくなるのでだいじょうぶ。

最初にプラグインを導入した作業でのユーザー名の変更と、ここでのログインページ変更で、「ユーザー名+ログインページ+パスワード」という、3重のロックがかかることになります。これだけは最初に設定しておきましょう。

5. Throws SPAM Away

スルースパムアウェイ

コメント欄を解放していると、大量にスパムコメントが届くようにもなるもので、それを消したりするのが大変だからこそ「Akismet」が重宝されたりもするのですが、その代役をつとめてくれるのがこの「Throws SPAM Away」。

英語だけのコメントや、あやしいURLがふくまれているコメント、NGワードの設定など、設定できる項目も多くて機能性もじゅうぶん。「Akismet」がなくても、こちらのプラグインでまったく問題はないといえるのではないかと思います。

こちらも国産のプラグインとなっています。

6. UpdraftPlus WordPress Backup Plugin

アップドラフトプラス(バックアッププラグイン)

ブログを長く運営していればやらかすこともあるわけで、その「やらかし」が、「functions.php」といったしくじるとやばい系のファイルや、「FTP」で重要なファイルを編集しているときなどに起きてしまえば、そのままブログがぶっ壊れてしまうこともめずらしいことではありません。

そういったことから、重要なファイルをいじるときは、事前にかならずバックアップをとるようにしよう、といわれるわけですが、そんなバックアップをワンクリックで簡単にとってくれるのが、この「UpdraftPlus」。

DropboxやGoogleドライブなどのオンラインストレージ(クラウドストレージ)と連携できるので、データもたくさん保存しておくことができ、復元作業もとても簡単。

バックアップ系のプラグインはいくつかありますが、個人的にはこれが使いやすいと感じたのでおすすめです。

7. WP Multibyte Patch

WPマルチバイトパッチ

WordPressに最初から入っている2つめのプラグイン「WP Multibyte Patch」は、英語圏でつくられたWordPressを、日本語環境で使用するさいに役立つもので、おもに文字化けなどへの対策として使われています。

これも不要とする説もありますが、同プラグインを使用していない状態で、全角スペースをふくめてサイト内検索をかけるとエラーが起きる、といった問題もあるので、これは使っておいたほうがいいのではないかと思います。

使い方も有効化するだけで簡単。こちらも国産プラグインですよ。

その他のプラグイン(必要&不要)

WordPressの必須プラグインはこのようなところだと思いますが、そのほかにもテーマによっては必要になるものや、あとあと必要になると思われるもの、またそれとは反対に、必須といわれてはいるものの実際はいらないのではないかと思われるものもあります。

最後に、そういったプラグインをいくつか確認しておくことにしましょう。

あとあと必要になると思われるもの(+α)

テーマによってはその機能がついているものもあるかもしれませんが、以下の3つは必要になる場合も多いのではないかと思います。

  • AddQuicktag
  • Contact Form 7
  • Table of Contents Plus

AddQuicktag

「AddQuicktag」は、記事の作成中、たとえば囲み枠を使いたいとか、文字に下線を引きたいといったとき、文章を装飾することができる「タグ」を保存しておき、いつでもワンクリックで呼び出すことができるプラグイン。

こちらも「クラシックエディタ」や「旧TinyMCE」とセットで使用すると、作業がはかどります。タグの使い方に慣れてきたら必要になると思いますよ。

Contact Form 7

「Contact Form 7」は、お問い合わせのページを簡単につくることができるプラグイン。

最初はお問い合わせのページはなくても問題はないと思われますが、ある程度の期間がたつと必要になってくると思われるので、テーマにそれをつくる機能がなければ、あとで入れておいたほうがいいかもしれません。

Table of Contents Plus

「Table of Contents Plus(TOC+)」は、簡単に目次をつくることができるプラグインで、目次は検索結果に表示されたりもすることから、テーマに機能がない場合は使っておいたほうがいいでしょう。

目次は自力で実装することもできますが、最初はむずかしいと思うので、「TOC+」がいいと思います。私もこれを使っていますよ。

不要なのではないかと思われるもの

必須プラグインといわれているものでも、実際はなくてもなんとかなるものもあり、以下の2つはなくてもいいのではないかと思います。

  • All In One SEO
  • WordPress Ping Optimaizer

All In One SEO

WordPressは「SEO」という、検索順位を上位に押し上げる仕組みへの対策があまり強くはないといわれていて、とくにデフォルトの公式テーマなどは、「All In One SEO」や「Yoast SEO」といった、SEO対策プラグインは必須といわれているのですが、これはなくてもなんとかなる(必要な機能は自力でも実装できる)ので、個人的には必要ないかなと思っています。

機能性の高い無料テーマを使用すれば、こういったプラグインで実装できる機能は最初からカバーされていたりもするので、使用するテーマによっても、プラグインを使う必要はなかったりもします。

WordPress Ping Optimaizer

WordPressは記事の作成中、「Ping」という更新通知を大量に送ってしまう仕様となっているため、そのままの状態では、それがスパムとして判定されてしまう可能性があるのですが、「Ping Optimaizer」を使用すれば、その更新通知を記事の公開時にのみ送信するようにできます。

しかし、WordPressの本体の設定でもすこしふれたように、私はこの更新を通知する「Ping」の送信自体が必要ないと思っているので、本体の「更新情報サービス」を空欄にしておけば、このプラグインも使う必要はありません。

これらは意見が分かれる部分でもあると思うので、ご参考までにごらんいただければと思います。

今回のまとめ

・必須プラグインはどのテーマでも基本的に同じ
・その他のプラグインはテーマにもよる
・プラグインの入れすぎには注意!

プラグインは便利な機能を簡単に実装することができるため、ついついあれもこれもと使いたくなってしまいますが、サイトが重くなってユーザービリティが低下してしまえば逆効果となってしまうこともあります。

そういったことからも、プラグインはほんとうに必要なのかどうかよく考えてから使うようにし、自力でもなんとかできるものはないかなど、定期的に見直すようにしましょう。

また、今回で必要なプラグインのインストールは完了したので、WordPressの設定もかなり進んできたのではないかと思いますが、プラグインの基本的な設定方法や、とくに重要なログインページの変更方法までは解説できなかったので、次回はそういったことをすこし補足しておくことにしたいと思います。

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次回:ログインページの変更方法はこちら
【WordPress】プラグインの基本的な使い方とログインページの変更方法

ワードプレスのインストールはこちらで解説
ロリポップの「WordPress簡単インストール」を使ったブログの開設方法

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