【内訳】年収200万、手取り13万以下でも一人暮らしの生活を維持できたワケ

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知られざる崖っぷち下層階級民のプライベートな暮らし。ついに、その全貌を公開する時は来たのです。

当ブログでは以前、年収200万円以下(手取り13万円以下、ほとんど11万~12万円台)での一人暮らしについてふれたことがありましたが、これはどちらかというと私の個人的な事情がおもで、実際にいくらお金がかかるのかといった具体的なことについては、そこまで深く言及することはありませんでした。

しかし、知りたい方にとっては、実際はそこ(必要経費)がいちばん気になるところでもあるような気がします。

近年では、収入よりもやりたいことや、自分の時間を重視で仕事を選ぶフリーターの方なども増えてきているといいますし、収入が安定していなくても、家から出て一人暮らしがしたいという方も少なくはないでしょう。

そして、そういった方にとっては、生活を維持するためには実際にいくらかかるのかというのが最も必要な情報になると思うので、今回は、年収200万(手取り13万)以下での暮らしにかかる家賃などの費用と内訳を公開しつつ、その収入でも私が生活を維持できていた理由についてもご紹介したいと思います。

目次

正規雇用と非正規雇用の割合

2021年に発表された総務省の労働力調査によると、令和2年(2020年)の雇用者(役員を除く)は5620万人。そのうち、正規雇用者は3529万人、非正規雇用者は2090万人と、非正規の割合は全雇用者の37.2%にまで達するという結果が出ました。

非正規雇用を選んだ人の理由に関しては、「自分の都合のよい時間に働きたいから」というものが男性では29.9%、女性では31.5%、男女計31%と、「正規の職員・従業員の仕事がないから(男女計11.5%)」を圧倒的に抑えて最多となり、それだけ仕事に自由を求めている人が多いことをうかがわせます。

なお、国税庁によって発表された「民間給与実態統計調査」によれば、こちらは令和元年(2019年)のものですが、非正規雇用の平均年収は、ボーナス込みで174万6000円。

調査対象の違いからか、両者の雇用者数(給与所得者数)には多少の差はあるものの、労働者数・給与に大きな変動や差はないと考えると、働いている人のじつに3~4割が、平均年収200万円以下と考えることもできるのかもしれません。

ただ、これはあくまで平均であって、実際の年収200万円以下の割合は、給与所得者の約23%(約1200万人、国税庁調べ)となっているのですが、それでも、これだけの人が年収200万円以下なのであれば、なんだか手取り13万円以下でも、やっていけそうな気もしてくるというものです。

(参考:総務省-労働力調査〔pdf〕、国税庁-令和元年分 民間給与実態調査結果〔pdf〕

一人暮らしにかかる1か月の費用と内訳

仕事に対する考え方、人生に対する考え方などの変化から、仕事はあえて非正規を選び、年収は200万円以下の低所得の暮らしを、みずから選択する人がかなり増えてきていることがわかりました。

私の場合も、やりたいことをする(当ブログの運営作業をする)時間を確保するために仕事を1つやめて年収200万円以下になったので、そのなかの1人だということができると思います。

それでは、前置きはこのくらいにして、ここからが今回の本題。年収200万円以下になっても暮らしていけることが判明した生活の全貌(経費・出費・内訳など)と、それを可能にした理由を、余すところなく公開していきたいと思います。

先にいっておくと、案外なんとかなるものですよ。

イブスター店長
イブスター店長

条件は東京都内、年収200万以下、手取り13万以下(だいたい11万~12万程度)、だそうだ

家賃:7万円

家賃は収入の3分の1というのは、誰もが一度は聞いたことがあると思いますし、実際に私もそれくらい、もしくは3分の1以下に抑えたほうがいいと思います。が、まさかの、家賃は収入の2分の1を余裕で超え、月収の約6割ほどを占める7万円。

ちなみに、なぜこんなことをしていたのかというと、単純に引っ越す資金(貯金)がなかったからです。

引っ越しをするには、敷金・礼金、火災保険や鍵交換に加え、引っ越し代や仲介手数料など、おおむね家賃の4~5か月分がかかると考えておけば間違いはないと思うのですが、そんなまとまったお金があるはずもなく、はっきりいって、身動きが取れませんでした。

それに、住んでいる家は場所が気に入っていたのと、後ろは見ずに前だけを見る私の生き方に「後退」の2文字はない(移動するならいまよりもいいところに行きたい)とふだんから考えているので、とくに動く気もなかったのです。

都内は場所にもよりますが、マンションはどこも高く、移動してランクを下げたとしても、たいした節約にはならないと思われます。そういったこともあって、固定費はこれでいいかなと考えていました。

食費(酒含む):3万円前後

私は1日に1~2本ビール(ほぼ発泡酒)を飲みますが、その酒代を含めても、食費は基本自炊で、2万~3万円ほどですんでいました。栄養のバランスや食べたいものを重視するようにしても3万~4万円で、月に食費が4万円を超えることはほとんどなく、平均すると食費は月3万円強くらい。

もともとは1日2食で、そこまで多くの食料が必要でなかったというのもあると思いますし、2020年からのコロナウイルスによる外出自粛で、外食もほぼしなくなったというのも節約になっていたのかもしれません。

食は生命や活力のみなもと。個人的にはそこまで節約しようとは考えておらず、わりと食べたいものは食べられていますが、結果的に食費は浮いていたような気がします。

3万円もあれば、食べたいものは食べられる、ということですね。

水道代、電気・ガス代(光熱費):1万円

光熱費関係は平均すると、水道代は月2500円、ガス代は月2000円程度。

電気代は、冷暖房が必要なければ月4000円程度ですみましたが、私はウサギを飼っているので、必要な時期は1日中つけっぱなしで月8000円前後。あいだを取ると、月5500円くらいになるので、水道・光熱費の合計は、月に1万円となります。

エアコンが少し古いので、無駄に電気代をくっているのもあるかもしれませんが、これはもうしかたがない。

なお、電気事業者は、当時は楽天エナジー(楽天でんき)を利用していました。

楽天でんきは、基本料金が0円。新規で申し込むと特典の楽天ポイントがもらえることに加え、利用に応じたポイントも貯まるので、楽天ユーザーにはおすすめですよ。

通信費(スマホ・光回線):2000円

もともとスマホは3大キャリアで月8000円ほど支払っていましたが、途中からは「楽天モバイル 」に切り替え、プランが「楽天アンリミット」に変わったことで、当時は1年間通信料が無料となって0円。

ブログの運営作業にもかかせない自宅のネット回線は、もともとビッグローブ光を利用していて月4500円ほどでしたが、こちらも「楽天ひかり」に変更することで、1年間は月2000円ほどになりました。

以前は1万2000円ほどかかっていた通信料が、1年間は2000円ほどですんだ、というわけです。

とくに楽天ひかりに関しては、その後になって、これも1年間利用料が0円になるキャンペーンが開始となったので、スマホも光回線も楽天にしてしまえば、通信費は1年間0円+キャンペーン分のポイントももらえたりすると。

おそらくこれがなかったら、私はやっていけなかったかもしれません。楽天ひかりの1年間0円キャンペーンは、かなりおすすめです。

嗜好品(たばこ):8000円

嗜好品というかたばこは、私は2日で1箱くらいを消費していたので、これが月に8000円ほど。

相次ぐ値上げもあって、いまはもうたばこは安い時代ではありません。正直やめようかとも思ったのですが、途中でひとまずやめなくてもすむようになった、というよりも、現金で買わなくても入手できるようになり、実質お金がかかっていないような状態にしばらくなっていたので、結局続けていました。

いずれやめなければならない時が来るとは思いますが、いまはおそらく、まだその時ではないということなのでしょう。これに関しては、後述もします。

うさぎ用品:6000円

私の家にいる、ミニレッキスという種類のうさぎ(イブスター店長)の世話にかかるお金は、ペレット(餌)などの大きいものはストックしてあり、実際は毎月、野菜や牧草を買っていたくらいで、餌や生活用品には、そこまでお金はかかっていませんでした。必要なときに買い足すような感じです。

ただ、病院への健康診断や、定期的に購入する大きいもの、こまごましたものも平均すると、6000円くらいにはなるので、これは6000円ということにしておきました。

そんなにお金がかかっているわけではありませんが、できるだけいいものを選んであげているので、おそらく彼も、快適な暮らしをしていたことでしょう。

イブスター店長
イブスター店長

「前進(いまよりも大きな部屋への引っ越し)」はまだか……

雑費:6000円

日用品や消耗品なども含めたその他もろもろの雑費は、月6000円もあれば足りていたのではないかと思います。

生活用品はドラッグストアによく買い物に行きますが、ここでの支払いもたばこ同様、あまり現金は使わないようにしていました。

クレジットカード支払い:1万円

以前はリボ払いやキャッシング分の金額がまあまあ残っていたので、毎月3万~4万円はそれの支払いでなくなっていましたが、これらもいつのまにかなくなっていて(完済できた)、途中からは使用した分の支払いがあるくらいでした。

支払いには、水道・光熱費や、食費の一部も含まれていたので(現金が手もとにないときに使用する分など)、引き落としの額は2万~3万円ほどになることもありましたが、実質支払っていたのは1万円以下。

もっとも、そのほかにも、こまごまとしたもの(たとえば当ブログの運営にかかる費用など)の支払いもクレジットカードは使っていたので、これは1万円ということにしておきましょう。

それでは、費用の詳細はこれくらいなので、お待ちかねの結果発表です。

1か月の支出合計&この生活を維持できたワケ

さて、一人暮らしにかかる費用の内訳と、その詳細は見終わったので、最後に結果発表といきましょう。年収200万円以下、手取り13万円以下での暮らしにかかっていた1か月の費用はこちらです!

項目金額項目金額
家賃7万円嗜好品(たばこ)8000円
食費(酒込み)3万円ウサギ用品6000円
水道・光熱費1万円雑費6000円
通信費2000円クレジット支払い1万円
合計14万2000円

14万2000円。

14万2000円……?

イブスター店長
イブスター店長

いや、収入オーバーしているんだが……

そうなのです。私も、支出が収入をオーバーしているのは知っていました。だからこそ、当初はこんな生活は無理だと思っていたのです。

では、今回のテーマの1つでもある、「どうやってやりくりしていたんだ」という話をしましょう。

私の場合、一時期はリボ・キャッシングの返済もあったわけですから、収入を上げるか、支出を減らすかしないかぎり、生活は破綻してしまうのはわかりきっていました。そこで、現金での支払いをできるだけ抑えるため、ポイントを貯めることにしたわけです。

たとえば、先ほどもご紹介しましたが、楽天でんき(+ガス)は契約すれば以前は6000pt(その後は最大4000pt)、楽天モバイル は端末セットで2万5000pt、楽天ひかりは、当時は1年無料ではなく月額2000円引き(月額1980円になる)の代わりに約2万ptとなっていたので、これだけでも5万ptにもなります。

また、当ブログでは楽天アフィリエイトという、楽天市場の商品などを紹介することで報酬をもらうことができるプログラムを、当時は強めに活用していて、これによっても毎月ポイントを得ることができていました。

そう、あとは「楽天ペイ」などのアプリを使用して、コンビニ、ドラッグストア、場合によってはスーパーなどでの支払いで、そのポイントを消費すればOKだったというわけ。

たばこ、日用品、うさぎ用品、そのへんは全部ポイント払いでした。ほかにも使える場所はいくらでもありますから、現金を使わなくても、収入が低くても、とりあえずポイントがあれば生活していけるのです。

貯めて、使っての繰り返し。ようは「ポイ活」みたいなもので、これによって、私は手取り13万円以下でも生活できていたように思います。

もちろん、まとまったポイントは無限に入手できるわけではないので、ある程度のところまでいくとポイント暮らしはできなくなってしまうと思いますが、そのあいだになんとかするというのが、じつは、この暮らしを始めた私の真の目的だったのです。

いっときは楽天ポイントの保有数も10万ptを超え、エンドレスループに突入したかに思われるも結局は1年弱で尽きてしまいましたが、1年も持てばじゅうぶんだったと思っていますし、そのあいだにリボ・キャッシングの支払いも終わったので、これはこれで成功したということができるでしょう。

楽天アフィリエイトはSNSでも始められますが、ブログを立ち上げれば、楽天のポイント以外にも収益を現金で確保できるようになるので、個人的には、ブログを始めるのがおすすめですよ。

今回のまとめ

・年収200万以下、手取り13万でも一人暮らしは可能
・ポイント暮らしで出費を大幅に抑えることができる
・そのあいだになんとかするという考え方は持っていたほうがいい

見てのとおり、私の場合はまだ削れる部分はあったので(たばこなど)、さらに削れば、余裕で支出を収入以内に抑えることもできたかもしれません。しかしそうでなくても、このとおりやってこれていたので、やはり手取り13万円以下でも、一人暮らしは可能ということができると思います。

ただ、低収入の暮らしを始めたとくに最初のころ、私は「節約ばっかりしていると、心までもが痩せていくな」とも感じました。

今後はこんなことがしたい、こういったことをなしとげたい。そういったやりたいことというのは、人それぞれ、なにかしらあると思うのですが、節約ばかりしていると、そのような願望や欲望、ひとまとめにしていうと、「生きる活力」のようなものまでもが痩せこけていくような気がしてなりませんでした。

それならば(変に節約するくらいであれば)、常識の範囲内でお金を使い、その分、これからお金を稼ごうという気力に変換したほうがいいと私は思ったので、本気で生活を切り詰める気はなく、「支出を減らすよりも収入を増やす」ことを考えていたわけです。

また、これも昔からあまり変わっていませんが、その瞬間を逃してしまうと、あとからはどうにもならない、と私はつねづね思っています。

「いましかできないことがあるのにお金がなくてできない」といったことは、生きていればよくあると思うのですが、そういうときの経験というのは、あとからではお金を出しても、絶対に買えないものだと思います。

経験はお金よりも重い。そして、その瞬間を生きることにこそ意味がある。

基本的には私はそう思っているので、いちおうポイントでカバーできていたとはいえ、収入をオーバーすることに、それほど抵抗はない生活をしていたわけです。

しかしながら、そうはいっても、お金がなければどうしようもできないのは事実ですし、収入が少なければ貯金をすることもむずかしく、なにか緊急事態が起きたときに対応できなくなってしまうので、個人的には、年収200万円以下でも生活はできるとはいえ、早い段階からべつの収入源も確保しておいたほうがいいと思います。

収入源の確保がまにあわずに、ポイントが尽きてしまったら、リボ払いに移行する……というのも、それはそれでありかもしれません。

あまりあとのことばかり考えていてもしかたがないので、人生は楽しく、やりたいことをして生きたほうがいいということです。初期投資もほとんどかからずに、自宅にいてもお金をかせげる方法というのは、意外といろいろありますよ。

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