韓国ソウルの教会に救いを求めて行ったら追い返された【敗北者のリアル編】

韓国ソウルの教会(チュンヒョン教会)に行ったら追い返された~敗北者のリアル編~

韓国カジノで生活費を稼ごうとしたら所持金全敗。

この事件から数時間後、私は「今後はどうする?」問題におそわれていました。

今後の生活は? 仕事は? 借金は? 旅費は?

もう頭がおかしくなりそうでした。

ところが、そんなとき、ホテルの窓から教会が見えて……?

韓国カジノ旅行2ndは、こんどはカジノで負けた人間の末路、「敗北者のリアル編」へ。

苦しさの本番は、この4日目からだったかもしれません。

目次

韓国カジノ旅行2nd(4日目・前編)

もうカジノで勝負なんてしなくてもいい。

所持金全敗を喫したあと、ホテルに帰った私は、疲れてそのまま寝てしまっていました。

しかし、ちょうど日付がまわったころでしょうか。

とつぜん目が覚めた私は、

「……冷静に考えて、今後の生活どうするんだ?」

破滅してしまったリアルにおそわれていたのです。

  • 貯金はゼロに
  • 借金はゼロから20万円に
  • ホテル代+飛行機代もマイナス

それに加えて、仕事をひとつやめているので、今後は収入が半減。

家賃・光熱費・食費、その他もろもろ……。

そういった出費もあるのに、帰国後は、月収12万円前後で生きていかなければなりません。

ミナト

いや、無理でしょ……

不可能としか思えませんでした。

それが無理だからこそ、こうしてカジノに生活費を稼ぎにきていたのです。

でも、その計画も、すでに破綻してしまっているわけで……。

どうすんだよ、これ……?

落ち着け、ちょっと考えよう。

どうせすることもなかったので、私はいくつかの“これから”を検討してみることにしたのです。

破滅者に提示された3つの選択肢

泊まっていたホテルが繁華街のせいか、外から聞こえてくるタクシーのクラクションがやかましい。

ミナト

プープーうるさいな……

体を起こし、開けっ放しにしていた窓を閉めました。

でも、その音でだんだん目もさえてきて、考えもまとまっていきます。

まず私には、ここからでも軍資金を調達できる「禁断の錬金術」を使う権利がありました。

1. 錬金術で軍資金を調達する

錬金術でカジノの軍資金を調達する

今旅の軍資金460万ウォン(約41.5万円)は、もうすべて使いきってしまっています。

手もとには、数千円ぶんくらいのお金しかのこっていません。

でも、じつは、ここからでも軍資金を調達する方法はまだありました。

クレジットカードのショッピング枠・現金化

ようは、さらに借金を重ねるという方法です。

韓国カジノは、キャッシャーに行けば、ショッピング枠でチップを借りる(買う)ことができます。

しかも勝ってすぐにチップを返せば(利用をキャンセルすれば)、手数料は無料になる場合もあるのです。

事前にカード会社に連絡しておかないと、セキュリティ的な話で利用できなくなることもあるようですが、

ミナト

そこがうまくいけば……

よく使う3社から、合計で100万~150万円は借りられそうではありました。

勝ってすぐに返せばチャラ。

ただ、それをしたところで……という話だったのです。

さらに借金をして、バカラやブラックジャックで勝負したところで、まず勝てないでしょう。

おおかたこれまでのように、勝った負けたがくりかえされるだけ。

それでバカラで一発勝負なんてものをはじめてしまえば、ほんとうにどうなるかわかったものじゃありません。

それなら「ポーカー」か?

ポーカーは場代を払っての客同士の勝負なので、実力のある人は勝てる麻雀的な要素があります。

(※と、私は思っています)

しかし私にポーカーの実戦経験はなく、これをやったところで、カモられるだけとしか思えませんでした。

ミナト

やっぱりこれはないな……

錬金術はない。これをやったらマジにおわる。

邪念をふり払い、私はつぎのことを考えました。

2. 帰国後にすぐ働くしかない?

韓国から帰国後にすぐ働く

錬金術の誘惑を断ち切った私は、現実に目を向けることにしました。

生活していくための、帰国後の仕事についてです。

仕事をひとつやめてきた意味がなくなるので、これ(また夜も働く)だけはしたくない選択でした。

しかし、そうはいっても、収入がなければ家賃も払えません。

お金がなければ、食ってはいけない。働かなければ、生きてはいけないのです!

ミナト

ああ……くそっ……

バイトでもするか……。

私は携帯の電源ボタンを押し、求人サイトを見てみることにします。

……タウンワークでした。

海外旅行先で、求人サイトを見て、帰国後の仕事をさがす

こんなことをしているヤツの話なんて、聞いたことがありません。

バイト探しは韓国からでもタウンワーク。

あまりにもいたたまれない。

さすがにこれは、いたたまれなすぎる……。

ミナト

……やめた

働くにしても、電話でのやりとりが必要になるなど、これはいますることではない。

そう判断し、帰国後の仕事は、ひとまず考えるのをやめました。

3. 日程を早めて日本に帰る

日程を早めて日本に帰る

「最悪だな、これ……」

カジノで負けたことで、すべての予定がくるいました。

未来を切り開くための「時間」そして「可能性」は、また働かないといけない現実によって奪われました。

韓国に来るまではまぶしいほどに明るかった“おさき”はもう真っ暗です。

……頭がおかしくなりそうでした。

のしかかってくる破滅したリアル。それでも海外にいるので、具体的になにかをできるわけでもない。

生き殺しの生き地獄で、考えれば考えるだけ気分が沈んでいきます。

ミナト

もう帰りたいな

というか、帰るか。……日程を早めて。

こんなところにいたって、やることもないし、もういる意味がない。

そうだ、そうしよう! 日本に帰ろう!

私は航空券を予約したサイトを確認します。

すると、ここでは、つぎのことがわかりました。

航空券のキャンセル
  • 予約した航空券をキャンセルする場合は電話連絡が必要
  • キャンセルにはキャンセル料がかかる(バックレは厳禁であとから請求される場合も)
  • そして新たに航空券を予約する必要がある(追加でお金を支払わなければならない)

海外旅行中に、日程を早めて帰国するには、

①海外通話での高い通話料+②航空券のキャンセル料+③新規でのチケット代

なんと、この3つを支払わなければならなかったのです!

LCC(格安航空券)だったので、キャンセル規定がきびしかったのかもしれません。

当然、そんなお金が、破滅した私にあるはずがありませんでした。

つまり、このときの私は、なにもせずに、のこりの期間がおわるのを、ただ待つしかなかったのです。

ミナト

……詰んだな、これ

どうもこの日は、外のタクシーがやかましい。

すべてのことを考えるのをやめた私は、耳栓をして、また眠ることにしました。

ホテルの朝食付きプランに救われた

それから数時間後、外の明るさと空腹感で目が覚めます。

旅行4日目が本格的にスタートしました。

ミナト

朝メシは……セーフだな

ここからの旅行は、メインの「食場」にしていたカジノのレストランが利用できません。

しかし今旅で利用したホテルは運よく朝食付きだったので、ひとまず1日1食は確保できていました。

食事をするお金も節約しなくてはならない……。

そんな状況で飢えずにすんだのは、不幸中の幸いだったといえるでしょう。

ということで私は、ホテルの食堂にむかいました。

Hアベニューホテル江南ヨクサムの食堂(レストラン)

さて、こちらがホテルの朝食をいただけるレストランです。

メニューは以下のものが毎日おなじで、

  • パン、ハム、チーズ
  • スクランブルエッグ&チャーハンのようなもの
  • コーンスープ、飲み物、フレーク

うまいとはいえないものの、そこまでまずくもありませんでした。

というか、敗北者の私に、味にぜいたくをいう資格はありませんでした。

食べられるだけでもありがたい……。

ありがとうございます。いただきます……!

宿泊客

グッモーニン

と、パンをかじっていると、きのうの朝にも会った宿泊客の男性が。

この日もこの日で、私には破滅のダメージがありました。

でも、カジノに行かなくてもよくなった部分では、精神的な負担もやわらいでいます。

多少は人とも話せるようになっていたので、食事をしながら話をしてみることにしました。

韓国人ニューヨーカー

出身は韓国だけど、いまは仕事で戻ってきてるんですよ

聞けばこのおっちゃんは、韓国出身のニューヨーカー。

ふだんはアメリカ・ニューヨークで暮らしていて、このときは仕事で、1か月ほど韓国に来ていたそう。

服飾関係の仕事をしていて、むこうでは、けっこう有名なブランドだそうでした。

韓国人ニューヨーカー

お兄さんは観光?

ミナト

そうなんですよ、カジノに。まあ負けっちゃんたんですが……

韓国人ニューヨーカー

カジノは勝てないよ。やるなら席に着いちゃダメね

ニューヨーカーのおっちゃんいわく、カジノで遊ぶなら、席に着いてはいけないとのこと。

バカラなんかをうしろで見ていて、いけそうなときは、うしろからちょっと賭ける。

それくらいがちょうどいいんだ、という話でした。

ミナト

たしかに……

それだったら変にアツくなることもないので、遊びとしてはよさそうです。

カジノに行くときは、勝てるかではなく「いかに安全に遊ぶか」を考えたほうがいいのかもしれません。

その後もいろいろと話し、食事がおわった私は、さきに部屋にもどりました。

そしてやることもなかったので、また寝ました。

ソウル江南区にある「チュンヒョン教会」へ

朝ごはんを食べて寝ていた私は、昼の3時ごろにまた目を覚ましました。

ミナト

なんだかなあ……

食べて寝るだけの、この意味のない時間はいったいなんなのか?

それを思うと、また日本に帰りたくなってきて、航空券のサイトを見てしまいます。

昼だったら、航空会社と電話もつながる。

でも、この日をふくめた3日間(全日程は5泊6日)を耐えきれば、日本には帰れる。

お金を払って時間を得るか、時間を消費してお金を守るか?

やっぱり耐えるしかないか……。

お金のことを考えると、そうせざるをえない気分になって、私は目を伏せました。

ミナト

……ん?

ホテルから見えたソウル江南区の教会

なんだあれは?

ふと、ホテルの窓から外を見てみると、大きな教会らしき建物が目に入りました。

……Mr. 神サマ。

都合のいいもので、ふだんは信仰はなくても、こういうときばかり人は神に救いを求めます。

私はみちびかれるようにして、その教会にむかって歩きだしていました。

即刻この場から立ち去れい!

韓国ソウルのチュンヒョン教会

ホテルからすこし歩いてみると、例の教会にすぐに到着します。

ここは、ソウル江南区にある「チュンヒョン教会」

長老派(キリスト教/プロテスタントの一派)とのこと。

教会はかなりの大きさがあって、外から見ているだけでも救われるような気がしました。

ミナト

…………

私は吸い込まれるようにして、教会の入り口のほうへ。

なかの椅子に腰かけてみれば、きっと、なにか天啓のようなものが得ら……

警備員

ちょっと、キミ!

すると、とつぜん男性の警備員がやってきて、私と神との接触を拒んできたのです!

警備員

中には入れないから!

そして「即刻この場から立ち去れ!」と。

(※そんなようなことをいっていました)

ミナト

え? 教会って開かれた場所じゃないんですか?

しかし、言葉がまるで通じないのです。

日本語は当たり前ですが、英語もいっさい通じず、意志の疎通が不可能。

「いつ入れるのか?」を聞いても、首を横に振るだけで、会話にすらなりませんでした。

日曜礼拝など、決まった時間なら入れるようです。

警備員

(シッシッ)

信仰もない日本人観光者が、ひやかしでやってきたように思われてしまったのかもしれません。

いずれにせよ、すぐさま私は、教会の敷地内から追い出されました。

ミナト

なるほど……

これが「神は死んだ」ってやつか(?)

カジノで負けた敗北者なんぞ、救われる価値なし……!

目的地を失った私は、あてもなく、江南エリアをさまよいはじめたのです。

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