【生きる】ブログを引退せざるをえない未来を本気で考えたことで道が開けた

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これまで真剣に考えたこともなかったブログ完全引退の未来。それを考えることで、初めて見えた景色がありました。

雑記ブログの運営を開始してからはや4年。

これまで何度か、ブログとは関係ないところで起きた問題によって、ブログをやめようかと思ったことはありました。が、ブログ自体の問題(アクセス数・収益が伸びないなど)によってこれをやめようと本気で考えたことは、いちどもなかったように私は思います。

というよりも、心が折れそうになるたびに、まだいける、まだだいじょうぶだ、とみずからをふるい立たせ、夢を捨てるな、あきらめるな、となんとかふんばってきました。

しかし先日、アフィリエイトブログを引退された方の報告記事を偶然にも発見し、思ったのです。「そろそろ私も、本気でヤバいところまできているんじゃないか」と。

このたび、ブログを引退せざるをえなくなる未来を真剣に考えたことで、運よく、私にとっては新たな道がひらけ、さらにまえに進むことができました。今回は、無念のブログ引退というきびしい結末を考えておくことの重要性について、なぜ私が雑記ブログをやっているのかという話を中心にお話ししたいと思います。

目次

アフィリエイトブログを引退した人の記事が刺さった

先日、しらべごとをしているなかで偶然見つけたのが、「【最終回】2019年10月のアフィリエイト報酬報告」という、ブログアフィリエイトを5年半つづけてこられた方の、アフィリエイト引退(撤退)報告の記事でした。

あの頃はまだ20代で自分もまだまだ若かったので、自身の能力を過度に過信し、根拠なき自信から安易にアフィリエイトの道を選びました。【最終回】2019年10月のアフィリエイト報酬報告

記事を要約させていただくと、27歳だった筆者は、サラリーマン人生を歩みたくはないとかねて感じていたことから、フリーター生活を経てアフィリエイトに挑戦。

2014年から開始したアフィリエイトは、個人ブログでも比較的容易に戦えた当時の時代背景もあって、月間の収益は右肩上がりを記録していき、その後は月30万円(発生ではなく確定)の大台も突破。

ところが、2017年末にあったGoogleの検索アルゴリズムのアップデート(通称健康アップデート)に被弾してしまったことで収益は激減していき、ついに2019年10月には、このまま伸びるかと思われた収益は確定0円に。

今後、所帯を持たず一生独身生活を貫くというのなら、まだまだアフィの可能性に賭けて頑張る選択肢もあるでしょう。しかし自分は〔……〕幸せな家庭を築きたいという想いが強くあります。【最終回】2019年10月のアフィリエイト報酬報告

32歳になった筆者は、収益がゼロになったタイミングで「損切り」、つまりアフィリエイト引退という英断をくだし、社会人として再スタートを切る、というところで記事はおわっていました。

明日は我が身、人ごとではない

  • 毎日満員電車に揺られて、嫌な上司に怒鳴られ、低賃金で、つまらない仕事をこなし、スキルアップも望めない職場で将来への見通しも暗い・・・ そういう人にとってアフィリエイトはまさに希望そのもの。
  • 力を入れて臨んできた物事を損切りするのは、「自分は5年半何もせず無為に時間を過ごしてきたアホです。」と宣言するのと同義で、正直精神的にとても辛い。
  • 実社会で就職で役立つようなスキルは何一つ身に付きませんでした。

正直、ひさびさにヤバすぎる記事を読んで私はふるえました。

私も私で、もとより就職してサラリーマン生活をする気がなく、ギャンブル(パチンコ・スロット)に依存してしまったこともあってフリーターになり、その後は運よくやりたいことが見つかるも、うだつの上がらない生活から抜け出したいと思うようになってブログ(アフィリエイト)をはじめました。

ブログを開設したのはちょうど健康アップデートの時期で(しかも当初はもろに健康ジャンルの記事ばかり書いていた)、ブログを運営している4年という期間もこの筆者とだいたい一緒。

月10万は絶対にいける、20万、30万も夢じゃない、と根拠もなく考えていたところもほとんどおなじ。

また当ブログでは、私がバーで勤務していたときに学んだ教えもあって、私の年齢についてはいっさい言及していませんが、10年以上ギャンブル依存症だった、タバコは10年以上つづけていた、バーテンダーは7年半やっていた、など、断片的な情報をつなぎあわせればだいたいわかることで、世代もこの筆者(活動当時)と近いものがある。

私とこの筆者で決定的にちがうところといえば、(私もいちおう完全なまぐれで月20万円くらいの確定は以前にありましたが)筆者は一時的とはいえ結果を出していたこと、私は結果を出せていないこと、ほとんどそれくらいかもしれません。

つまり、このままいけば、4年以上つづけるも結局なにも得られずにブログを引退、夢も希望も放棄し、就職活動にいそしんで社会復帰、という、私にとっては絶望的でしかない未来がすぐさきに待ち受けているのではないかと思われたのです!

私が雑記ブログの形式にこだわり続けている理由

私がブログを運営しているのは100%お金のためではなく、世のため人のためという部分や、自分の趣味という部分もあるのですが、なぜあえて、あまりもうからないといわれる「雑記ブログ」の形式にこだわっているのかには理由があります。

今回の話をするにあたっては、これが大きく関係してくるので、すこしそのことをお話しすることにしましょう。

遺伝子工学の世界的権威であった故・村上和雄氏は、生物学における世界最高レベルの賞「ダーウィン・メダル」を日本人で唯一受賞した、故・木村資生氏の言葉を引用するかたちで、「ひとつの命(細胞)が誕生するのは、1億円の宝くじが100万回連続して当選するのと同じくらいの確率だ」とよくいわれていました。

これは、私がブログをはじめるまえから聞いたことのあったものでしたが、おそらくまだ若かったのもあったのでしょう、はじめて知ったときは、そこまでなにかを感じることもありませんでした。

しかし、ある段階(ギャンブル依存症を克服したあたりだったような気がします)から私は、このような病的ギャンブラーも飛び上がる話を受けて、この世に奇跡的に生を受けることができたのだから、死ぬまでのあいだになにか、自分の生きたあかしを、爪あとをのこしたいと考えるようになりました。

まだ早いうちから死ぬことばかりを考えるのもどうかと思いますが、精神的に病んでいた時期があったことからも、おそらく私は、いい意味でも、自分が死ぬときのことをよく考えるようになっていたのだと思います。

自分の生きたあかし。

たとえば、子どもをもうけるというのは、(遺伝子的な意味で)まさに自分の生きたあかしをのこすことだと思います。けれども、私にとっての優先順位は、それよりも自己実現のほうが高く、結婚して家庭を築くというのはあまり考えられませんでした(もちろんお金の問題もあった)。

そうなると、もしあした自分が死ぬことになれば、私はなにをのこせるか?

おそらく、家族は私のことをおぼえていてくれるでしょう(記憶をのこせる)。当時はまだつきあう機会も多かった友人も、しばらくは私のことをおぼえていてくれるかもしれない。……でも、たぶんそれくらい。

だから、私はブログをはじめました。

わるい言い方をすれば、そこまで「個」を必要とせずに運営することもでき、大きくもうけられる可能性もおおいにある特化サイトではなく、あくまで「個」が強く、広く反映されやすい雑記ブログをえらびました。

そして、だからこそ私は(内容が内容だったので現時点では無期限の非公開となってしまっていますが)、これまで生きてきた「証拠」ともいえる、自分自身の半生から記事を書きはじめました。

私が雑記ブログを運営している理由、それは、自分の生きたあかしを世にのこすため、この世に「私」という人間がたしかに存在したことをしめす、爪あとをのこすためでもあるのです。

ブログ引退は「魂の死」を意味する

私は、自分という人間がこの世に生まれ、たしかに生き、そしてそこに存在したあかしをのこすためにもブログを運営しています。

どうでもいい話であっても、そこには私がしたなにかや、感じたものがのこっているはずで、たとえだれにも見てもらえなかったとしても、「たしかに残した」ということに意味を見いだすことができる。

そして、これからの私は、ひそかな野望である海外放浪の旅や、さらにつぎのステージとして考えている自分の店(城)を完成させるなどの目標の、できるかぎりすべてを、このブログなりにのこしていきたいと考えています。

おおげさにいうと、私がブログを運営しているのは、自分の魂を生かすため。すなわち、私にとってのブログ完全引退、それが意味するのは、生きる目的を失うことであって魂の死。

だから、死んでもまだやめられない。なにもなすことができていないまま、あきらめてやめることだけは、私には絶対にゆるされないのです。

冒頭でご紹介した記事の筆者は、はかりしれない精神的ダメージのせいもあってか「自分は5年半何もせず無為に時間を過ごしてきた……」と書かれていました。が、私は、人生においてむだな時間などは、寸刻たりともないと思っています。

ギャンブル依存症によって苦しめられてきた10年以上の時間、ずっとやめたいと思いながらも働きつづけてきた7年半のバーテンダー時代、それから、鳴かず飛ばずでも必死に食らいついてきた4年間のブログ運営。

いってしまえば、合計20年ぶん以上の武器が私にはあるのです。この武器があれば、かならずや、目標を達成させることだってできるでしょう。

生きろ! 自分の心を自分で殺すな! 本気を出して魂を輝かせろ……!

日中は外で働き、そのお金でいちおう生活はできているなど、ここ最近は不自由もなくなんとなしに生きてきましたが、ブログを引退する未来をいちど真剣に考えたことで、自分のなかで忘れかけていた、心の死の恐怖、魂の死の恐怖を思い出すことができました。

私がすべきことは、生きるために、自分を生かすためにブログで結果を出すこと。言葉だけで「本気を出す」などといっていないで、真剣勝負、まさに一撃でもくらえば絶命しかねない緊張状態での勝負を自分から仕掛けること。

活路はひらけました。あとはやるだけ。死ぬ気でやるだけです。

今回のまとめ

・ブログ引退は人ごとではない
・雑記ブログは人生
・アフィリエイトは希望でしかないがおそろしい

9割がやめていくといわれるブログかいわい。引退者は、まるで死期をさとった野生動物のようにひっそりと消えていくなかで、こうして引退報告をのこしてくださり、サーバーも生かしたままにしてくださっている当該記事の筆者様には、感謝しかありません。

この記事と出会うことができたことで、私は、ブログやアフィリエイトは、テキトーにやっていてなんとかなるものではないとはっきりと認識することができました。

10万円、20万円とクリアできていっても、検索アルゴリズムのアップデートや、案件停止などの、突発的で不可抗力的な要因によっては、すべてが一瞬で吹き飛んでしまうかもしれないおそろしさも再度認識することができました。

おそらく、当該記事を読んでいなければ、私は、変わることはなかったと思いますし、変わろうともしなかったと思います。

この場を借りて、お礼を申し上げるとともに、筆者様の、今後の社会人としての成功を心よりお祈りしたいと思います。

私は私でこのままがんばってみようと思います。現時点では、ブログというグラウンドで結果を出すことが、自分の夢や野望をかなえる最短のルートだと思っているから。

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