【水没事件】iPhoneをラーメンの中に落としたのでお別れしようと思う

誰もがラーメンの中にスマホがダイブしてしまうなんてことは考えない。しかし、極稀にそういったことは起きてしまう。

私が初めて手にしたスマートフォン。これまで苦楽を共にし、片時も離れることなく使い続けてきたスマートフォン、「iPhone」。

長年に渡って慣れ親しんできた以上、これからも共に歩んでいくのは変わらない。漠然と私はそう思っていたのです。

しかし、別れというものはいつも突然訪れる。そして、別れというものはいつも、とてつもなくあっけない。

iPhoneと共に歩んだスマホ遍歴

私がスマホを手にする以前、当時は外で音楽を聞こうとすればコンパクトに持ち運ぶことができるMDプレーヤー(MDウォークマン)や、mp3プレーヤーがまだ主流で、何を隠そう私もこのMDプレーヤーを使用していました。

(注:MDとはSONYが開発したミニディスクの略で、小さなCDが入ったフロッピーディスクのようなもの。mp3はデジタル音楽ファイル)

しかしこのプレーヤーが故障してしまい、私は新しいプレーヤーの購入を検討。というのも、当時は2020年現在とは状況が全く異なり、そもそもスマートフォンはそこまで普及しておらず、さらには現在のように気軽に音楽を取り込んで再生できるような機能もなかったのです。

国内のスマホの普及率に関しては、調査会社によって数字は多少前後するものの、2010年での所有率はなんと10%以下。

当時はスマホを持っている人の方が珍しいという状況だったのです。

しかし、いつの時代でも、どんな状況でも、異彩を放つ者というのは存在する。それこそが「iPhone」でした。

2008年に「iPhone3G」が日本に初上陸すると、直感的な操作性が瞬く間に話題をかっさらい、iTunesを利用したポータブルプレーヤーとしての利用法が音楽を聴きたい層をも取り込んでいくなど、iPhoneがスマホ界で一大旋風を巻き起こすまでに、大した時間はかからりませんでした。

また、当時はiPhoneを取り扱っていたのが三大キャリアの中でもソフトバンクモバイル(現ソフトバンク)のみという状況だったこともあり、話題になるや否やiphoneは一気に品薄状態となってしまうのですが、それでもじわじわとスマホは普及率を伸ばしていき、2011年にはスマホ保有率は14.6%と2桁を達成(総務省調べ)。

そして出たのです。Apple創設者スティーブ・ジョブズの最後の作品であり、発表を見届けた氏が翌日に死去したことでも知られる伝説のiPhone、「iPhone4s」が。

iPhone4sからiPhone6sへ

2011年10月に発売されることとなった「iPhone4s」に合わせてついにKDDI(au)もiPhoneの取り扱いを開始。ちなみに「iCloud」「Siri」が生まれたのもここからで、iPhone4sは名実ともにシリーズを代表する機種となりました。

そこで私はというと、これはもう流石に行くしかないということで魅惑のリンゴをもぎ取ることにし、故障したMDプレーヤーを置き去りにガラパゴス諸島を脱出。「iPhone4s」で鮮烈なスマホユーザーデビューを果たしたのです。

その後はiPhoneを片手に快適なスマホライフを満喫していたのですが、1~2年もすると当初の目的だった外で音楽を聴くということは次第になくなっていき、iPhoneはデスクトップパソコンに代わる超小型のパソコンのような位置付けへ。

そして2015年には、新型が続出する中でも長年現役を続けるオールマイティ機種「iPhone6s」が登場するのですが、実はこの頃になると音楽プレーヤーとしての利用は一切なくなり、新型への購買意欲も感じられなくなっていました。

しかし、禁断のリンゴに一度齧りついたら最後なのか。私は近所の電気屋のオヤジに勧められるがままに「iPhone6s」を、さらには抱き合わせで解約金はかからないと言われたタブレット端末も購入することになり(普通に解約金は発生した)、リンゴの木の養分になり続ける。

使用する目的を見失ったスマホ。存在意義を見出せなくなったiPhone。

この時の私は、なぜiPhoneを使っているのか?と聞かれれば「正直よくわからない」としか答えようがない状態になっていました。

さらに、このような声も上がり始める。スティーブ・ジョブズ無きiPhoneは終わったと。

それが正しいのかどうなのかはわからない。ただ、確かに新型が発表されることがあっても、そこに魅力を感じることはありませんでした。

無駄に高い月々の料金を抑えるため、私は三大キャリアから格安スマホ(MVNO)に契約を変更。過去の遺産となりつつあるホームボタンを搭載したiPhone6sを使い続けこと約5年、これからも何となくiPhoneを使い続けていくのだろうなと考えていたそんな折、遂に事件は起きたのです。

スマホという名のラーメンダイバー

友人と会食の予定があった私は、行きつけの中華料理店へ。

そこで私は「五目中華そば」を注文するのですが、事件が起きたのはラーメンの完食後、何気ない話をしている最中に「そういえば」と頼まれていた調べ事を思い出し、スマホを取り出して友人に見せようとしたまさにその時でした。

手を伸ばした真下、ラーメンのスープが残った丼の中に、iPhoneが吸い込まれるように落下したのです!

この時の状況を説明しようとするならば「iPhoneが自ら飛び込んでいった」としか形容のしようがありません。彼はラーメンダイバーとなって、自ら油にまみれた液体の中にダイビングを試みたのです!

初めてiPhoneを手にした時から落とすことなどほとんどなく、ましてや水没なんてことは一度たりともありませんでした。が、なぜかこの時は落ちたのです。

訳がわからない状況にiPhoneは2秒ほど油の海を潜水。我に返った私は急いでiPhoneを救出し、タオルで水気を拭き取った後はすぐに帰宅、アルコールで油が取れるまで徹底的に拭き上げました。

良かった、生きている……

iPhoneはラーメンダイブから生還したのです。

奇跡の生還、その後

たったの一瞬の水没でもiPhoneは故障することがあるのですが、私の場合は奇跡的に何の異常もなく、それまで通り使用することができていました。

しかし一点だけ問題が。

ラーメンのスープを潜ったことで付着した外側の油はほぼ完全に取り除くことができたのですが、イヤホンジャック部分、ドックコネクター(充電口)、スピーカー部分と、側面に穴が空いている箇所に入り込んだ油に関しては完全に取り除くことができず、穴が空いている部分を触ると漏れだしてくる僅かな油が指に付着するという事態が発生するようになってしまったのです。

これは1か月、2か月経っても改善されることはなく、恐らく内部に入り込んでしまった油によって、一部のパーツが浸食されてしまったのが原因と思われました。

そして私は思う。ついに別れの時がきたのだと。

使い始めてから約9年、もはや途中からは惰性で使っていたようなiPhoneでしたが、思えば、なぜandroidに変えなかったのか?と聞かれれば「正直データの移行が面倒くさかった」だけでした。もしかすると、iPhoneを長年使い続けていたのはただそれだけの理由だったのかもしれません。

しかし言うほどデータの移行は面倒くさいものでもないようで、移行させるデータも大してあったわけでもなかったので、この際だからということで私はついにスマホを買い換えることを決意したのです。

さらばiPhone。私はリンゴの木の呪縛から解放される。

今回のまとめ

・かつてiPhoneはスマホの普及に大きく貢献した
・ラーメンにダイブしたスマホは内側まで油に侵食される
・ラーメンを食べながらスマホをいじるべきではない(食後も)

風呂場の浴槽の中などであればまだしも、小さなラーメンの丼の中にスマホが落ちるなんてことは常識的に考えてありえないことなのですが、ありえてしまうのがこの世の謎なところで、さらに万が一ラーメンの中にスマホが落ちるなどということがあれば、油によってスマホは一発で致命的なダメージを負うことになります。

皆さんも食事中のスマホ使用には注意して下さい。

また、iPhoneからandroidへのデータ移行などについては、ニューマシンと共に追って更新したいと思います。乞うご期待!

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