うつ病で仕事に行けない時、辞めた方がいい場合と仕事を辞める方法

うつ病で仕事ができない、仕事に行きたくない、辞めたい。そんな時はスパッと辞めてしまった方がいい場合もあります。

異常なまでの長時間労働、低賃金重労働で生活がままならない、場合によっては借金をしてなんとか生活をしている、職場でセクハラやパワハラを受けている。

このような労働環境で仕事を強いられている場合、うつ病でなかった人でもうつ病になってしまったり、うつ病が悪化してしまい、仕事ができない状態となってしまう可能性があります。

この状態を放っておけばじわじわと精神・肉体は蝕まれ、最悪の場合、自らの命に手をかけてしまう危険性まであります。

それではうつ病で仕事ができなくなった、行きたくなくなった場合はどうするのが一番いいのか。私は「辞めた方がいい」場合と「続けた方がいい」場合があると思っています。今回は先に辞めた方がいい場合を見ていきます。

うつ病発症のリスクを高める職場環境

行き詰まったり、上司に叱責されたり、思ったように行かずに落ち込んでしまったり、先が見えなかったり。

そういった苦悩や葛藤はどの業種の仕事にもあることだと思いますし、ストレスを感じるのは仕事をする上では当然つきまとうことだと思います。

特に仕事を始めたばかりの頃は上手くいかないのなんて当たり前なので、苦悩や葛藤を抱えることも多いと思います。しかし、何でもかんでも「当たり前」で済まされていては話になりません。

毎日残業で帰宅するのが日付が変わる前になっているとか、給料が安くて生活していけないとか、職場で陰湿な嫌がらせを受けているとか。

このような職場の環境はうつ病発症のリスクを高めたり、うつ病を悪化させる原因となる場合があります。

精神エネルギーが低下してくると何事に対しても抵抗する力がなくなってくるので、「これは当たり前のことだ、仕方がない」と諦めてしまったりも確かにするのですが、それを続けていると取り返しのつかないことにもなり兼ねないのです。

ということで、まずは職場に潜むうつ病のリスクを確認しておこう!

長時間に及ぶ労働時間

長時間に渡る労働は疲労の蓄積をもたらす最もな要因と考えられ、脳や心臓疾患との関連性が強いという医学的な知見が得られていると言います。

また、月に100時間を超える時間外・休日労働は健康被害のリスクを高めると考えられていて、長時間の労働は精神疾患発病の原因にもなり得ることから、厚生労働省によって以下の基準(危険ライン)が設けられています。

  • 3か月連続して1月に100時間以上
  • 2か月連続して1月に120時間以上
  • 1か月に160時間以上

普段から残業や休日出勤など、これらの基準を超えた長時間の労働を強いられている場合、うつ病リスクの増加や病状の悪化の危険性があります。

給料が安い

給料が一般的な基準よりも低いということならまだしも、これは法律的にどうなんだ?ということもあります。例えば以下のような状況。

  • 残業代、休日手当、深夜手当がでない
  • サービス残業や無給料の時間がある
  • タイムカードなどで勤怠が管理されていない

正直な話、飲食業界はこういうところが多いので、まさに「当たり前」と化していますが、本来これは当たり前にしてはいけないことではあります。

そして給料が安いことが主な原因で生活がままならない、将来への希望が持てない、働く、生きる意味がわからないといった場合はどうなってしまうのか。

ギャンブルで一か八かお金を増やすしかない!?

これで「うつ病+ギャンブル依存症」の出来上がりですよ、私のように。

職場の対人関係

セクハラ、パワハラなど、各種のハラスメントは私たちの心の平和を脅かし、うつ病のリスクを高める最大の要因にもなり得ます。

職場でのパワハラ行為は厚生労働省では6つのパターンに分類されていて、以下のような状況が該当します。

  • 殴られる、蹴られる、物を投げつけられるなどの「身体的な攻撃」
  • 脅迫される、暴言を吐かれる、侮辱されるなどの「精神的な攻撃」
  • チームからの隔離、仲間外れ、無視などの「人間関係からの切り離し」
  • 大量の仕事や達成困難なノルマを課すなどの「過大な要求」
  • 全く仕事を与えられない、単純な作業しか与えられないなどの「過小な要求」
  • プライベートに過度に立ち入るなどの「個の侵害」

例えば、挨拶をした相手がたまたま気付いてなくて「無視された!パワハラだ!」とか、彼氏いるの?などと聞かれて「気持ち悪い!セクハラだ!個の侵害だ!」とか、これらはもしかすると誤解の可能性もあるかもしれませんが、全くもって誤解ではない明らかなパワハラを毎日毎日受け続けたらどうなってしまうのか。

だんだん気分は落ち込んできて仕事に行きたくなくなり、毎日が辛いだけになってしまいますよね。個人的には労働時間や賃金よりも、この対人関係が一番の問題のような気がします。

そして、このような状況が長く続けばうつ病になってもおかしくありませんし、うつ病の方は病状が悪化してしまうかもしれません。

特にパワハラなんかはそう。毎日毎日上司に殴られ、蹴られ、罵声を浴びせられ続けたら、精神状態を正常な状態で保っていられることの方が難しいのではないかと思います。

そこで、もしこのような労働環境によってうつ病になってしまった、もしくはうつ病が悪化してしまった、または毎日仕事に行きたくない、辞めたいと思っている場合、同じ労働環境が今後も続くようなのであれば、私は一刻も早く仕事を辞めるべきだと思っています。

本当に大切なのは仕事ではなく、健康と自分自身の命

仕事は人生を豊かにしてくれます。

世代の違う人との交流があったり、苦悩しながらも何かを成し遂げた時には達成感を得ることができたり。また、日中の仕事であれば毎朝起きることで本来の生活リズムを維持することができ、外に出て人と話すという機会を得ることもできます。そして何よりも、仕事があるからこそたまに行ける旅行などが楽しかったりもします。

しかし、これだけははっきりと言えますが、仕事は人生でも、一番大切なものでも何でもありません。本当に大切なものとは何か?それは仕事なんかではなく、私たちの健康、そして一つしかない命です。

このご時世仕事は選ばなければいくらでもありますが、それに対して私たちの命は一つしかありません。そんな大切な命を削りながら私たちは仕事をしているわけですが、それの応酬が長時間労働だ、未払いだ、パワハラだ、なんて、そんなものに命をかける意味がありますか?いや、全くないんですよ。

健康な心、健康な体があればいくらでも仕事はできます。しかし、そうは言っても生活するにはお金が必要ですが、これも同様、健康な心と体があればお金なんて後からなんとでもなります。

うつ病とギャンブル依存症の併発もあって一時期借金にまみれていた私でも何とかなりましたし、実際に収入が低くても一応生きてはいけるわけですから。

大事にすべきなのは自分の健康と命です。仕事の責任や、引継ぎ、お金なんかよりも皆さんの命の方がずっとずっと大切なんですよ。

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まずは仕事を辞める準備を整えよう

パワハラによって精神的、肉体的な暴力を受けている場合は恐怖に囚われてしまって何もできなくなってしまうと思いますが、もし抵抗する力が少しだけでも残っている場合は、少しだけ「恐怖を怒りに変える」ことができると上手くいったりもします。

暴力や暴言などのパワハラを受けている時、私たちが感じているのは「不安や恐怖」です。

この時、脳内ではノルアドレナリンという神経伝達物質が分泌され、目の前にいる敵と「闘うか逃げるか」の選択を私たちは強いられています。そして、私たちがずっと無意識にでも選択してきたのが「逃げる」という選択肢。

そう、私たちは逃げ続けてきたのです。殴られても、蹴られても、暴言を吐かれても。口答えもせず、弁明もせず、ただ謝り続けてきた。

果たしてこのままでいいのでしょうか?いや、そんなわけがありません。今こそ「闘う」という選択をしなければならない時なのです。

「闘う」とは「相手を攻撃する」こと、その行動の根底にある感情は「怒り」です。

「怒り」の感情を呼び覚ますのは同じく「不安・恐怖」を呼び覚ますノルアドレナリン。つまり「怒り」と「恐怖」は背中合わせのようなものななのです。

「あのクソ上司め……今に吠え面かかせてやるわ……

とか、ちょっとだけでも恐怖を怒りに変換できれば上出来。パワーバランスで言うと怒り5:恐怖95とか、それくらいでいいでしょう。うつ病の状態では恐怖を5%も変換するだけでも至難の業だと思うので、このくらいでいいのです。

ただし、あまりにも負の感情に囚われてしまうとそれは今度は逆効果で、最悪の場合、怒りにまみれてやり返したこっちの方が悪くなるなんてこともあり得るので、そこは気を付けて下さい。

それでは、仕事を辞める前の心構えはこの辺にして、仕事を辞める前に何をするべきかを見ていこう!

1. 有給休暇を取得する

有給休暇は労働者に認められた権利で、勤続年数などの条件を満たしていれば、本来はパートやアルバイトの方でも取得することができるものです。

よって、仕事を辞める前に有給休暇が残っているのであれば退職の意思を伝えてから全て消化した方がいいのですが、そもそも労働環境がおかしい職場では有給が認められるのか?という話になってきますし、うつ病によって戦う力を失っていると申請するだけでも難しい。

なので、有給休暇は申請ができたらでいいと思います。有給や未払金を回収する方法は、他にもまだ残されているので。

2. 傷病手当金を受け取る

「傷病手当金」とは、被保険者が疾病や負傷によって業務に就けなくなった場合に療養中の生活保障として支払われる給付金のことで、精神科に通っている方は医師に診断書を書いてもらうことで、傷病手当金を受け取れる可能性があります。

支給される金額は大体ですが月給の3分の2程度で、最長1年6か月受け取ることができます。傷病手当を受け取る条件は以下のようになっています。

  1. 業務外の病気や怪我で療養中
  2. 仕事に就くことができない
  3. 連続する3日間を含み、4日以上仕事を休んでいること
  4. 休業した期間は給与の支払いがない

ちなみに、③の「連続した3日間(土日祝含む)を含む4日間を休んでいない」場合は傷病手当は受け取れなくなるので、仕事を辞める前には注意が必要です。精神科に通院されている方は、仕事を辞めるのを決める前に精神科医に相談してみて下さい。

また国民健康保険には傷病手当の制度はありません。詳しくは協会けんぽの公式サイトを参照下さい。

ただし、傷病手当金に関する注意として、「お金が貰えるなら精神科に行って診断書を書いてもらおう」という考え方はしない方がいいと思います。

保険に頼りすぎてそのまま仕事をしなくなり、障害年金暮らしや生活保護まで一直線になってしまった人を私は何人も見ています。

傷病手当金は一度仕事に復帰するとその後は給付を受けられなくなってしまうので、それなら一年半は働かなくていいやと思ってしまうのが人の性。その考えに陥ってしまったことで本来は良くなるはずだったうつ病が、5年、10年、20年と続いている方がいることも事実です。

会社で1年以上働いていれば、退職後に3か月間は失業保険を受け取ることもできます。目先のお金、目先の1年半に囚われないように気を付けて下さい。

また、傷病手当金を受給する場合も仕事に復帰できる場合は、受給期間の途中でも復帰したほうがいいと思いますよ。

私が仕事を辞めた時の状況

また、参考までに私が仕事を辞めた当時の状況についてもお話ししておこうと思います。以下のような状況となっていました。

  • 飲食店正社員
  • 労働時間は基本1日12~14時間、最大で1日20時間拘束
  • 週休1日で酷い時は1か月間休み無し
  • 上司(社長)から殴られる蹴られるなどは当たり前
  • 末期では仕事中に度々軽い失神が起こる

当然ながら私もずっと辞めたかったのですが、「辞めさせて下さい」の一言がどうしても言えませんでした。毎日のように社長と顔は合わせていたのでいつでも話をする機会はありましたが、それでも言えないのです。

それは一体なぜなのか?

恐怖で支配されていて、抵抗する力が残されていなかったからです。

まるでカギが開けっ放しの家に監禁されているような状態で、いつでも逃げ出せるのに怖くて逃げだす気力が残っていないのです。

そこで、そんな私がどうやって仕事を辞めることができたのかと言うと、たまたま社長に飲みに連れていかれた際、当時は仕事中に軽度の失神を起こすことがあったりと真剣に命の危機を感じていたので、もう今しかないと、飲みの席で社長に退職の意思を伝えることができたのです。

しかし、社長はこう言いました。

社長
社長

お前裏切んのか……?ちょっと表出ろお前!顔面ボコボコになるまで殴らせろよ!?文句ねえよな!?

流石にこの時は殴られる前に逃げましたが、結局仕事を辞められたのはこの出来事から3か月後のことでした。

皆さんには私と同じような、ただでさえ追い詰められているのに、さらに追い詰められるような嫌な思いはしてほしくありません。心と身体の健康のためにも、仕事を辞めたいと思ったら最短で終わらせる方法を取ってほしいと思います。

うつ病で仕事ができない時に仕事を辞める方法

仕事を辞める意思が固まったらいよいよ決着の時。仕事を辞める方法には「自力で伝える」「精神科に頼む」「代行業者に頼む」という方法があります。

1. 自力で伝える方法

一番いいのが自力で退職の意思を会社に伝える方法です。上司に直接話すか、退職届を書いて渡すかして、できるのであれば自力で退職の期日を決めてもらった方がいいでしょう。それが難しければ、最悪電話でもメールでもいいと思います。

ただ、最後の力を振り絞って退職の意思を上司に伝えても「人手不足だから無理」とか、「受理できない」とか、まるで飛んできた羽虫を払うかのようにあっさりと却下されてしまったりすることもあるかもしれません。

また、私のように退職の期日が先延ばしにされてしまったり、有給休暇が消化できなかったりと、自力での方法を取る場合はこのようなトラブルが起きやすくなってしまいます。

仕事を辞めたいのに辞める意思を伝えられない、退職日を先延ばしにされたくない、トラブルは避けたい、という場合は別の方法を選択したほうがいいかもしれません。

2. 精神科に頼む方法

精神科に通院している場合は、主治医に仕事の現状を伝えれば、医師の判断にもよりますが、ドクターストップの診断書を書いてもらうことができます。

それを会社に提出すれば会社で決められた期間、法律で定められた退職期間の2週間後、場合によってはもっと早く(即日で)仕事を辞めることもできます。

ただし、これもそうですが、診断書を持っていっても「うつ病の診断書?いや、大丈夫でしょ」のように軽くあしらわれてしまう場合があります。なぜならパワハラをするような人間は大抵「うつ病は甘え」という認識を持っているからです。

そうなってしまうと精神科の医師はそれ以上は介入することができません。また、初めての診察の場合では診断書を書いてもらえないことも多いです。

精神科はうつ病を治しながら仕事を続けるための場所でもあります。近年は仕事を辞めたいがために診断書だけ欲しいというケースも増加、問題視されているなど、精神科の病院によっては簡単に診断書を出してくれない場合もあります。

そしてこの場合は、残された最終手段を選択したほうがいいかもしれません。

3. 代行業者に頼む方法

代行業者とは「退職代行サービス」のことで、最近では多数のメディアでも取り上げられるなど、聞いたことがある方も多いかもしれません。

退職代行サービスは仕事が辞めたくても辞める意思を伝えられない、意思を伝えても仕事を辞めさせてもらえない方の退職を代行してくれるサービスのことで、業者によっては有給休暇の消化や未払金を回収することもできます。

会社や上司とのやり取りは全て代行業者が行ってくれるので、私たちは何もする必要はなく、一度も顔を合わせずに辞めることもできるのです。

例えば、法律上は退職の意思を伝えてから2週間が経過すれば会社の都合とは関係なく労働者は辞めることができることになっています。

そこで、代行業者が退職の意思表示と残りの2週間は全て欠勤すると私たちの代わりに会社や上司に伝えるわけです。残った書類などのやり取りは全て郵送でOK。そして皆さんはお家でお菓子でも食べながら心の中でこう言ってやるだけ。

「おつかれ、パワハラ上司」

お勧めの退職代行サービス

弁護士法人みやびの退職代行サービス

弁護士法人みやびは東京銀座に事務所を構え、豊富な経験と高度な専門知識を駆使し、企業から個人まで幅広い法律的なサポートを行っている弁護士事務所。

民間の代行業者とは違い弁護士が退職の代行を行うので、心配だった有給休暇の取得、未払金、残業代、退職金なども法的根拠を元に会社と交渉を行ってくれます。万が一退職により会社から損害賠償の請求を起こされたとしても、弁護士が交渉を請け負ってくれるので安心です。

相談料は無料で、退職代行費用は税込み54,000円。未払金や残業代などの請求に関しては着手金は無料で成功報酬が20%となっています。

民間業者と比べると費用が高くつきますが、例えば未払金や残業代などが30,000円以上ある場合、それが返ってくれば成功報酬を差し引いた金額(24,000円)を代行費用に充てれば民間企業の相場と変わらないので、結果的に安くなる場合もあります。

未払金などの金額によってはそれだけで代行費用を賄うことができ、さらにお金が余る場合もあるでしょう。有給休暇を確実に取得したい、未払金などを回収したい、安心して退職代行を頼みたいという方にお勧めの代行サービスです(LINE対応)。

退職代行サービス「EXIT」

何を隠そう退職代行サービスなるものを世に知らしめたのがこの「EXIT」。

「EXIT」は日本で初となる退職代行業者であり、退職代行サービスの先駆者的存在。これまで業界トップの退職代行を実施していて、成功率は「100%」の経験と実績を持っています。様々なメディアにも取り上げられた経歴もあり、知名度はダントツの一位。

退職代行費用は30,000円(アルバイト・パート)、50,000円(正社員・契約社員)と雇用形態で別れていて、アルバイト・パートの場合はほぼ業界最安値。

さらに一刻も早く仕事を辞めたいというニーズに応えるため対応は即日で、休日や深夜でも可能な限り対応。最短当日で仕事を辞めることもできます。もちろん相談料は無料で、LINEでの相談にも対応しています。

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