ミニレッキスは賢い?体重・性格・大きさなどの特徴をうさぎの歴史とともに紹介

当サイト記事のリンクは一部に広告が含まれます。
ミニレッキスの体重・性格・大きさなどの特徴をうさぎの歴史(ルーツ)とともに解説
イブスター店長

いちどなでたら忘れられない、とな

うさぎさんの品種のなかに、「ミニレッキス」という毛の短い種類があります。

短毛種特有の手ざわり感を持ち、賢いとされる性格から、「初心者でも飼いやすい」と評判のうさぎさんです。

でも、お迎えを検討しているときなどは、もっと深い部分も気になりますよね?

そこでこの記事では、つぎのことをお話しします。

この記事でわかること
  • ミニレッキスの特徴(毛色や寿命など)
  • ミニレッキスが賢いとされる理由&うさぎの歴史
  • ミニレッキスの体重、性格、体の大きさなど

そもそもの話、ミニレッキスという品種はなにが「ミニ」で、どれくらい大きくなるのか?

お迎えのまえでもあとでも、性格などはもちろんのこと、そういった品種の「個性や背景」は気になると思います。

ミナト

ということで、本記事では、

ミニレッキスの起源を、ウサギの歴史とともに解説しつつ、

体重・性格・体の大きさ

といったミニレッキスの特徴を、お迎えに役立つ情報とあわせて紹介します。

ナゾのベールにつつまれたうさぎさん(と短毛種)の世界を、いっしょに見ていきましょう!

パソコンをいじるイブスター店長

この記事に登場するうさぎ

目次

ミニレッキスの特徴と品種の起源

私たち人間にもいろいろと人種があるように、うさぎさんにも種類があります。

ミナト

現在では50種類にもおよぶうさぎさんが認定されています

そして、そんな数あるなかでも、毛が短い「短毛種」に分類されているのがミニレッキスです。

ミニレッキス

(ミニレッキス/出典:Patterned Mini Rex doe by Daliam44/CC BY-SA 3.0

このミニレッキスは、

  • フランス原産で中型の「レッキス種」を、
  • オランダに起源を持つ小型の品種「ネザーランドドワーフ」と交配

こうすることで誕生した小型~中型の品種。

外見的な特徴でいうと、つぎのような個性を持っています。

  • 被毛は短くて均一
  • 密度の濃いビロードのようなつややかな毛並み
  • ちぢれたチャーミングなヒゲ
イブスター店長

毛に注目だな

品種が誕生したのは1984年のことで、アメリカのテキサス州生まれです。

その後の1988年には、「ARBA(アメリカン・ラビット・ブリーダーズ・アソシエーション)」という協会によって、公認品種のうさぎさんとなりました。

ARBA:ウサギとモルモットのブリーダーによる協会です。毎年開催されるうさぎショーで知られていて、ここが品種を認定しています。

原産国のアメリカではブリードが活発で、

  • 体形
  • 毛並み

などの美しさを競うコンテストに、よく出場していることでも知られています。

ミナト

ARBAのコンペでは、ミニレッキスはつねに1~2位のトップエントリーなのだそうです

イブスター店長

美男美女が多い……というわけか

なお、レッキス種が認定されたのは1924年のことです。

ですから、ミニレッキスは、比較的新しい品種ということができますね。

毛色・値段・寿命など

ミニレッキスの毛色・値段・寿命

つづいて、お迎え時に役立つ情報についても確認しておきましょう。

イブスター店長

ここでは「毛色・値段・寿命」の3つを解説するぞ

まず、ミニレッキスの毛色ですが、これは以下のようなものがあり、

  • ブラック(黒)、ブルー(うすい黒)
  • キャスター(茶色っぽい)、オパール(グレーに近い)
  • ブロークンブラック(白黒のぶちぶち)、ブルーアイドホワイト(体は白くて目は青い)

カラーバリエーションはひじょうに豊富です。

とくにブロークンカラー(白ベースのぶち模様)は、うさぎさんによってそれぞれ柄が異なるので、存在感たっぷりといえるでしょう。

イブスター店長

唯一無二だな

また、お迎えの値段(価格)に関しては、販売店によっても大きく異なり、

  • ペットショップは3万~4万円ほど
  • うさぎ専門店は8万~9万円前後

だいたいこれくらいが相場となっているように感じます。

ペットショップとうさぎ専門店で値段に開きがある(うさぎ専門店が高い)理由は、

  • 血統書の有無(純血種なのか雑種のミニうさぎなのかがはっきりしている)
  • うさぎさんの体調管理(ペットショップはケージに複数、うさぎ専門店はケージにひとり)

など、そういった「安心感」の部分にある、と考えておけばまちがいはありません。

それから、ミニレッキスの寿命ですが、これは「7~8年」と一般的なうさぎさんとおなじくらい。

ただ、10年以上長生きしてくれることもあるなど、うさぎさん自身の生命力や、飼い方によっても変わってくるようです。

レッキスとミニレッキスの違い

レッキス種(うさぎ)

(レッキス/出典:Wikimedia Commons/Dalmatiner-Rex Kaninchen by Garitzko)

さきほど、ミニレッキスは「レッキス × ネザーランドドワーフ」ということをお話ししました。

ミナト

このレッキス種も知っておきたいので、確認していきましょう

ミニレッキスの親のような位置にいるレッキス種は、

フランスで偶然発見された「野生のアナウサギ」の突然変異体

これを起源とする品種です。

筋肉質な体型と、ベルベットのような光沢のある毛並みが美しく、ウサギらしいシルエットをしています。

体重は3~5kg程度と、カイウサギのなかでは大型。

ウサギのなかでは「もっとも賢い品種」ともいわれ、

  • おだやかな性格で人によくなつく
  • 人といっしょに遊ぶが好きになる

こういったところが特徴的なうさぎさんです。

ミナト

賢いというのは、このレッキス種からきているんですね

(※アナウサギとカイウサギこのあとで説明します)

ちなみにレッキス種も、ほかの品種のウサギとちがい、ヒゲが退化していてちぢれています。

この特徴は、短毛で美しい毛並みを重視して改良されたことによるものだと考えられていますよ。

イブスター店長

ミニレッキスの「ミニ」は、レッキス種にたいしての、という意味なわけだ

ウサギの祖先「アナウサギとカイウサギ」

さて、ミニレッキスの基本的な特徴と、レッキス種についてわかりましたが、

ウサギが気になる人

そうなると、レッキスの親にあたるのはナニウサギなの?

と、こんどは気になってきますよね。

そこでここでは、すこし、うさぎさんのルーツについても見てみることにしましょう。

イブスター店長

まあ余談だから、あれだったら読みとばしてくれ

日本でも広く基準とされる、アメリカのうさぎブリーダー協会(ARBA)では、

  • 体重1kg以下のネザーランドドワーフ(小型種)から
  • 体重が10kgを超えるフレミッシュジャイアント(大型種)まで

じつにさまざまな種類のうさぎさんが認定されています。

ところが、これらはすべて、なんと飼育されたウサギを品種改良したものです。

飼育ウサギのすべてをさかのぼると、

ヨーロッパアナウサギ

という、たった1種類の野生のウサギ(アナウサギ)にたどりつきます。

ヨーロッパのアナウサギ

(画像:ヨーロッパのアナウサギ)

このアナウサギとは、穴掘りが得意な、丸い体が特徴のうさぎさんのこと。

もともとは、ヨーロッパのイベリア半島(とその近辺)に生息しているものでした。

ヨーロッパのイベリア半島

それが、古代ローマ時代になると家畜化(飼育)がはじまり、

「15~16世紀ごろには、ヨーロッパ各地に広がっていった……」

とされているのですね。

ミナト

ようするに、こういうことです

  • ミニレッキスの親はレッキス種で、その親は野生のアナウサギ
  • というか、ヨーロッパのアナウサギは、すべてのうさぎの親(先祖)

そして、アナウサギから誕生していった、家畜化されたウサギ。

それらのうさぎさんのことを、「カイウサギ(飼兎)」というわけです。

イブスター店長

アナウサギは穴を掘る。先祖代々受け継がれてきた技術だ

日本の飼いうさぎの歴史

日本の飼いうさぎの歴史

では、日本にはいつからうさぎさんがいたのか?

ミナト

これもあわせてチェックしておきましょう

うさぎさんはもともとヨーロッパにいたので、日本には野生のアナウサギは生息していませんでした。

イブスター店長

ということは、外国から入ってきたのか?

そう、戦国時代のころになってはじめて、カイウサギは日本に入ってきたといわれています。

さらに江戸時代になると、当時の書籍では、カイウサギを「良く慣れる」と紹介しているものあったそう。

ですから、そのころにはすでに、日本でもうさぎさんは「一般的に知られるようになっていた」ようです。

(参考:『うさぎと仲良く暮らす本』新星出版社)

ところが、明治時代に入ると、ウサギの輸入量が増えたことで人気が過熱します。

  • ウサギは投機の対象として価格が高騰
  • うさぎさんに「兎税」がかけられる

など、ウサギブームは(かつての日本で)社会問題を引き起こしました。

その後も何度かブームはあったようですが、一時的なものをへて、これもしだいに安定。

うさぎさんたちは、現在の、すっかりと定着した飼いうさぎ(ペット)の地位を確立したのです。

イブスター店長

まさにウサギビッグウェーブだな

ミニレッキスの性格・体重・大きさなど

ミニレッキスの性格・体重・大きさなど

ここまでの話で、うさぎさんのルーツもわかり、理解も深まりました。

そこで話をもどして、ここからは、ミニレッキスの特徴をよりくわしく紹介していきます。

イブスター店長

性格とか、体の大きさとかを見ていくぞ

ミニレッキスの性格は、基本的にはレッキスのものを引き継いでいて、

  • あまりあばれたりせず、おだやか
  • 人になでられたり、いっしょに遊ぶのが大好きになる

と、人なつっこい性格です。

トイレをおぼえたり、呼ばれた自分の名前をおぼえたりするなど、その賢さはレッキスゆずり。

レッキスよりも活発で物怖じしない、すばらしいペットになるといわれています。

  • 体重は1.4~2.0kg程度
  • 体長(体の大きさ)は35cmほど

になるのが一般的とされていますが、これは個体差もあるので、あくまで目安です。

ミナト

なので、参考程度に考えておいたほうがいいでしょう

またオスは、成長するにつれて縄張り意識が強くなり、「おしっこを飛ばす」などしてマーキングをするようになることもあります。

これを「スプレー行為」といいます。

といっても、マーキングはミニレッキスにかぎった話ではなく、オスのウサギにはよく見られる行動です。

ミニレッキスは大人になると大きくなる?

小型の品種のなかでは大きい部類に入り、中型に分類されることもあるミニレッキスですが、

じっさいに大人に成長すると、どれくらい大きくなるのか?

これも気になるところですよね。

ミナト

なので、これは実例から見ていきましょう

ここでは当ブログで活躍するイブスター店長の場合を、彼のプロフィールとともに紹介します。

ごらんください!

大人のミニレッキス
名前イブスター店長
性別オス
生年月日2016年11月
出身地台湾
体長約40cm
体重2.6kg

イブスター店長は台湾生まれで、すでに立派な大人のウサギです。

かかりつけの獣医の先生いわく、骨格がしっかりとしているとのことで、体重は2.6kgと平均的なミニレッキスよりも大きくなりました。

現在は減量して2.4kgほどです。

また体の大きさ、つまり体長は約40cmとしましたが、これは測り方にもよります。

ついでに、うさぎさんの体長の測り方についても解説しつつ、さらにくわしく紹介しましょう。

大きさの実測値&うさぎの体長の測り方

うさぎの体長の測り方とミニレッキスの大きさの実測値

うさぎさんの体長の測り方ですが……じつは、これは明確な決まりはないようです。

イブスター店長

なに、どういうことだ?

たとえば、アメリカうさぎブリーダー協会が開催するラビットショーでは、

  • うさぎの体重
  • それぞれの部位の美しさ
  • 全体のバランス

こういったものが審査基準となるため、体長に関してはとくに規定はない(=測る基準もない?)のだとか。

それ以外でも、つぎのとおりで、

  • 大手のペットショップなどでは、うさぎの体長を、体重と体高(立った時の足から頭頂までの高さ)を目安に設定している
  • うさぎの本(飼育書)でも、体長に関しては記載がない場合が多く、体重が大きさの目安として記載されている

うさぎさんの体長については、これといった明確な測り方(基準)はないようです。

ただ、ひとつの目安として、動物学でいうところの「頭胴長」というものがあります。

頭胴長:動物を水平にした状態で「頭の先から尾の先まで(全長)を測り、そこから尾の長さ(尾長)を引いた」直線状の長さを計測の指標とするもの。

これにならって、うさぎさんの体長の測り方も、

座っているときの頭の先から、お尻あたりまで

これを目安と考えていいのではないかと思います。さきほどの「体長40cm」はこれをもとにしています。

ミナト

そんなわけで、以下は実測値です

横になったミニレッキス

これは体長を計測しているところ。体の長さは40cmほどです。

ミニレッキスの体長(頭胴長)

上から見るとよりわかりやすく、ザ・ウサギというフォルムをしています。

足を伸ばしたミニレッキス

頭の先から足の先までだと60cmくらい。

体の長さもそうですが、体重から見ても、一般的にいわれるよりも大きくなりました。

子ウサギの耳

(画像:うさぎの大きな耳)

ミナト

ちなみに、これは余談ですが、

子ウサギのころから耳が大きいうさぎさんは、「成長後に体が大きくなる可能性がある」といわれています。

ようは、耳の大きさを見ることで、

「大人になったあとのうさぎさんの大きさを、ある程度は予測できるかも?」

という話です。

イブスター店長の子どものころの耳を見ると、たしかに大きい。

このころから、巨大化する予兆はあったのかもしれません。

イブスター店長

巨大化するべくして巨大化したのだ……

というわけで、うさぎさんの成長後の大きさが気になるときは、耳のサイズも見てあげるといいかもしれませんよ。

今回のまとめ

  • ミニレッキスは賢く、おとなしく、人になつく
  • ウサギの祖先はヨーロッパにいた
  • 子どものころに耳が大きいと巨大化するらしい

私たち人間といっしょで、誰ひとりとしておなじ人はいないように、うさぎさんにもそれぞれの個性があります。

ときには問題のある行動をすることもありますが、それも立派な個性(性格)です。

ミナト

大事にしてあげてください

それから、体の大きさに関しては、一般的にいわれているより大きくなることもあります。

この場合、ケージのサイズ(変更)にもかかわってくるので、ミニレッキスはまあまあ大きくなると考えておけばまちがいはありません。

とくにお迎えのさいは、成長後のことも考えて、飼育環境をととのえてあげるといいですよ。

ミニレッキスを飼うためのケージや備品などは、じっさいに使用しているもの・使用していたものを、当ブログでも紹介しています。

よろしければ、そちらも参考にしてみてくださいね。

スポンサーリンク

この記事をシェアする
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント(確認後に反映/少々お時間をいただきます)

コメント一覧 (2件)

  • うちの子も台湾出身で、イブスター店長さんとそっくりな(ミニ?)レッキスです!!
    ポーズもそっくり✲*゚お腹に入った一本の線も似ています。
    もしかして親族なのかも知れませんね(*^^*)

    • コメントありがとうございます!
      お腹の一本線は腹巻きしてるみたいで何とも言えない良さがありますよね(笑)

コメントする

目次