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パチヤメ(ギャンブル依存症問題を解決ブログ)

楽天でんきからENEOSでんき&都市ガスに変更する方法とメリットを解説

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止まらない楽天ポイントサービスの還元率低下を受け、経済圏である私は、でんきを「消す」ことにしました。

2016年4月に始まった電力自由化によって、使用している電気の使用量や、各社がおこなっているサービスなどから、各家庭では好きな電力会社と契約することができるようになりましたが、そんななか、私は「楽天でんき」を利用していました。

楽天経済圏の人間にとっては、楽天でんきを使用していると、ポイントが貯まったり、楽天市場でのお買い物がお得になるなど、じつはメリットが多いのです。

ところが、2021年6月からは、楽天でんきを利用することでのメリットがほぼなくなるともいえるポイントサービスの変更、いわゆる「改悪」が決定。

おそらくこのタイミングが、切り替えどきだったということなのでしょう。「楽天でんき」から「ENEOSでんき」に変更することにしたので、今回は電力会社を楽天からENEOSに変えるメリットと、契約変更の方法をお話ししたいと思います。

目次

改悪によって消された楽天でんき

楽天市場でのお買い物では、楽天サービスの利用状況に応じてポイントが還元(付与)される「SPU(スーパーポイントアップ)」というプログラムがあり、これを利用することで、よりお得にお買い物を楽しむことができます。

ところが、2021年ごろから、いわゆるポイントサービスの「改悪」が始まり、いくつかのサービスを利用することでの還元率は低下。

たとえば、楽天モバイル利用での還元率は「2倍 → 1倍」で50%減、楽天ゴールドカード利用での還元率も「4倍 → 2倍」で50%減など、楽天ユーザーには、なかなかきびしい状況にもなってきているのです。

そんななか、これはやばいと思われたのは、個人的には「楽天でんき」でした。

楽天でんきを利用していることでのポイント還元率は「0.5倍」と、そこまで大きなものではなかったのですが、これが2021年6月から「0倍」、というか、ポイントアッププログラムから消されることが決定したのです。

減少とかではなく、除外、いや、消去。

そうなってくると、楽天でんきを利用することでのメリットは、とくにないような気もしてきます。いちおう200円につき1ポイント(電気・ガス利用時は100円につき1ポイント)というメリットもありますが、そんなものはたかが知れているでしょう。

もはや、楽天でんきには、用はなくなってしまったのです!

ということで私は、電力自由化の流れに身をまかせ、電力会社を変更することにしました。

イブスター店長
イブスター店長

あばよ、楽天でんき。また会おう

楽天でんきとENEOSでんきの電気料金比較

楽天でんきからの移行先としては、正直いうとどこに変えてもあまり変わらないような気もしたのですが、もともと利用していたのは東京電力だったのでそれ以外にしようと思い、今回はCMなどもよく見る「ENEOS」を検討することにしました。

移行先で電気代が上がってしまえば元も子もありません。楽天とENEOSの電気料金は、以下のとおりとなっていました。

楽天でんき(プランS)ENEOSでんき(従量電灯B/30A)
基本料金0円基本料金858円
従量料金26.50円/1kWh従量料金19.88円~/1kWh

両者ともに東京電力エリアの料金ですが、楽天でんきは基本料金が無料の代わりに従量料金が高く、ENEOSでんきは基本料金がある代わりに従量料金が(最初は)安いという特徴があります。

なお、ENEOSでんきの従量料金は、電気使用量に応じて変わる「3段階制」となっていて、使用ワット数による金額の詳細は、以下のとおりです。

電気使用量(ENEOSでんき)料金単価(ENEOSでんき)
~120kWh19.88円
120~300kWh24.54円
300kWh~26.22円

ENEOSでんきは最終段階の3段階目まで行ったとしても、楽天でんきより安い、つまり、使えば使うだけ安くなるということ。

とはいえ、私のような一人暮らしの人間では、そんなに電気を使うこともない場合もあるわけですから、どこが両者の金額が一致する(差が出始める)ボーダーラインなのかを調べてみると、「152kWh」がそれだということが判明!

CHECK楽天でんき:基本料金0円+26.50円×152kWh=4028円
ENEOSでんき:基本料金858円+(19.88円×120kWh+24.54円×32kWh)=4028.88円

私の場合でいえば、月平均の電気使用量が、152kWh以上であればENEOSでんきに変えたほうが安い(逆にいうと、152kWh以下であれば変える必要はない)、というわけです。

毎月の電気使用量を調べてみる

楽天でんきの年間使用量

楽天でんきのマイページにログインし、2020年の総電気使用量をしらべてみると、私の場合は「2525kWh」。これを12で割ると「210.41kWh」となり、先ほどのボーダーラインを大きく上回っていたので、ENEOSでんきに変えたほうが安いということがわかりました。

先ほどと同じ要領で計算してみると、楽天でんきは「26.50円×210.41kWh=5575.86円」、ENEOSでんきは「858円+(19.88円×120kWh+24.54円×90.41kWh)=5462.26円」と、この場合は、ENEOSでんきのほうが毎月113円くらい安くなるということになります。

最初のほうでもいったように、やはり切り替えてもそんなには変わらなかったのですが、私は楽天でんきが「SPU」から消されたことで、そのまま使い続ける気をすでに失ってしまっていたので、高くならないのであればそれでいいかということで、そのままENEOSでんきに変えることにしたのです。

ENEOSでんきへの切り替えで用意するもの

電力会社の切り替えというのは、申し込みだけしてしまえば、あとは向こうが全部やってくれるものなので、じつはそんなにむずかしいことはありません。

ただし、申し込むにあたっては、楽天でんきのお客様番号と、供給地点特定番号という2つのものを用意しておかなければならないので、まずはこれをひかえておきます。

楽天でんきの公式サイト

確認の方法は簡単。楽天でんきの公式サイトの「マイページ」から、楽天でんきを選択すれば、

楽天でんきのお客様番号と供給地点特定番号

おそらく次の画面で出てくるはずの契約情報のなかに、両方の番号が記載されています。切り替えの際は、この画面を出したままにしておくと便利ですよ。

また、ENEOSはガスも安く、東京ガスとくらべて基本料金・従量料金ともに4%お得だそうで、同時に切り替えたい場合は、東京ガスのお客様番号と供給地点特定番号もひかえておく必要があります。

こちらの確認の方法は、検針票があればそこに記載されていますが、ない場合はインターネットまたは問い合わせで確認することができ、お客様番号は「お客さま番号紹介」から、供給地点特定番号は「東京ガスお客さまセンター」から確認することができます。(私は前者はネット、後者はその先の「お問い合わせ窓口一覧」から電話で確認しました)

そしてこれらの番号が用意できたら、あとは申し込むだけです。

ENEOSでんきを申し込む際に注意したいこと

ENEOSでんき、ガスの申し込み

ENEOSでんきの申し込み画面はこのように、「でんきのみ」と「でんき・ガス両方」を申し込むページで分かれていて、両方を申し込む場合は、先に電気、そのあとでガスという手順となっています。

申し込み自体は、先ほどの番号と必要事項を入力して申し込むだけなので、あとはそれをするだけなのですが、申し込みの際には2点ほど注意点があるので、最後にそれをお話ししておきます。

1. 楽天でんきの電力会社名

楽天でんきの電力会社名

申し込みに進んで必要事項を入力していくと、途中で、現在契約している電力会社を入力する欄があるのですが、ここは「楽天モバイル株式会社」と入力します。

というのも楽天でんきは、楽天モバイル株式会社が運営している電力小売事業者「楽天エナジー」から提供される「楽天でんき」という電力供給サービス、というよくわからないことになっているからです。

「楽天」と入力すれば、予測でこれ(楽天モバイル株式会社)しか出てこないので、そうするしかないといえばそうなのですが、おそらくここで多くの方は「どうしてスマホの会社が?」となってしまうと思うので、補足しておきます。

ここは「楽天モバイル株式会社」でまちがいはありません。

2. ENEOSでんきのにねんとくとく割

ENEOSでんきのにねんとくとくわり

続いてこちら、ENEOSでんきには、「にねんとくとく割」という割引システムがあり、これを申し込むか申し込まないかを選ぶ箇所があります。

にねんとくとく割とは、ENEOSでんきを2年間契約することで、1~2年目は1kWhあたり「0.2円」、3年目以降は1kWhあたり「0.3円」割引されるというもの。

しかし、ここで問題となるのは、この2年割は更新月以外で解約すると、1100円(税込)の解約手数料がかかるということでしょう。

たとえば私の場合、月平均は約210kWhでしたが、これだと月の割引額は42円、年間でも504円と、2年間継続してもわずかに解約手数料に届きません。

そのため、今後2年間ENEOSでんきを使い続けるかわからない場合や、月々の電気使用量が少なく、あまりお得ではない場合などは、にねんとくとく割はステイしたほうがいいかもしれません。

今回のまとめ

・楽天でんきは「SPU」対象外となることが決まってしまった
・ENEOSでんきのほうが楽天でんきよりも安いケースはたぶん多い
・電気・ガスは自由に変えていったほうがいいのかもしれない

私にとっての電力会社変更は今回で2回目となりましたが、2年しばりなどの割引サービスを使用しなければ、基本的には電気・ガスの解約は無料のところが多いので、あまりしばりのあるものは利用せず、キャンペーンなどを利用して、好きに変えていくというのもいいかもしれません。

せっかくの電力自由化ですから、変にしばられず、自由に切り替えていけばいいということです。戻りたくなったら戻る、というのでもいいのではないでしょうか?

といいつも、これもよく確認せずに、私は「にねんとくとく割」を申し込んでしまったのですが、これはもうしかたがないでしょう。これから申し込まれる方の自由のため、私はいけにえになったと考えることにします。

もちろん、同じものを使い続けることでのメリットがあればそれでいいと思うのですが、なければないで、どんどん変えていったほうが、生活も豊かになっていくと思いますよ。

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