【マリーナ地区封鎖!】贖罪の街クラーク・キーと救済のマーライオン

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マリーナ湾側から見たマーライオン

一度は諦めかけた3日目の観光でしたが、私はタクシーの運転手が知ると言う謎に包まれた街「クラーク・キー」へ。

年に一度のイベントである「F1」を開催するための交通規制により、当初の目的だったバー巡りの旅は中止。

さらにはタクシーが全く止まらず、観光ができなくなるという受難に心を折られた私は諦めてホテルに帰ることにしますが、ホテルを目前にしてタクシーの運転手がこう言ったのです。

「いい所知ってるけど、行くかい……?」

この一言に心を救われた私は、運転手の提案に二つ返事で乗ることに。

やっぱりホテルに帰るのはやめだ!行こうぜ、その「クラーク・キー」とやらへ!

前回はこちら↓
F1(エフワン)による交通規制で観光中止か!?夢と消えたバー巡りの旅

目次

シンガポール旅行(3日目・後編)

旅行3日目の日中は急遽予定を変更することになり観光はできず、夜は交通規制により計画していたバー巡りもできず、この日やったことと言えば屋台でチリクラブを食べた程度。観光らしいことはまだ何もしていません。

これは全力で観光するという誓いを日中に破ってしまった罰なのだろうか……?

まるで罰が当たったかのような交通規制とタクシーの止まらなさに完全に打ちのめされてしまった私は、この日の観光はもう諦めてホテルに帰ろうとしますが、ホテル到着を目前にして突如浮上したのが、タクシーの運転手が知るという「クラーク・キー」という街。

ガイドブックには情報はほぼ載っていなかったのでその街は謎に包まれていましたが、まだ観光ができるという事実に救われた私は、このクラーク・キーという街に赦しを見たような気がしたのです。

やはりこのまま3日目を終わらせてはいけない。私はタクシーの運転手にホテルから引き返してもらうことにし、観光難民と化した自分を救う街「クラーク・キー」へ。

運転手
運転手

着いたよ、ここがクラーク・キーだ

ナイトシーンを牽引する「クラーク・キー」

シンガポール、クラークキー

私は無事クラーク・キーに到着!

クラーク・キーはシンガポール川に沿ってレストラン、バー、クラブなどが立ち並ぶシンガポール屈指のナイトスポット。

近未来的なストリート、様々な人種、街全体を覆うかのように流れる音楽が、日常を吹き飛ばすような熱気と刺激を感じさせます。

深夜のクラークキーに集まる人だかり

とにかく人の数、そして爆音で流れる音楽が凄すぎる。

この時深夜の12時を回っていましたが、通路にはまともに歩けないほどの人だかりができていて、どこのお店から流れているのかわからないほどあちこちのお店から音が漏れ出していました。

クラーク・キーは「ザ・歓楽街」という感じです。

クラークキーの地図

こちらはクラーク・キーの案内板。

クラーク・キーはA~Eまでの5つのブロックに分けられていて、レストランやバー、クラブ以外にも様々なジャンルのお店が立ち並んでいます。日中はショッピングを楽しむこともできます。

クラークキーとシンガポール川

しかし私はここに来る前の出来事で少し疲れてしまっていたので、中心のエリアから離れ、人が比較的少ない川沿いの方へ。

川沿いからの景色はテントや橋もライトアップされていて綺麗ですが、川自体はあんまり綺麗ではないというか、川の水がちょっと汚いかなという感じ。

クラークキーのリバーサイドポイント

クラーク・キーのリバーサイドをぼんやりと眺めていると、左端に赤と緑の見覚えがあるような看板を発見。

このお店は何かで見たような気がするぞ。

クラークキーのカフェ、イグアナ

トカゲのようなロゴマークが目を引くお店。そういえばここ、ガイドブックの端っこにちょこんとだけ載っていたぞ!

カフェ・イグアナのビールサーバー

こちらのお店は「カフェ・イグアナ」というスタイリッシュなメキシコ料理店。

カフェ・イグアナでは80種類にも及ぶテキーラを取り揃えていて、それらを素材に作られるフローズンマルガリータが絶品なんだそうです。

私はこの日は色々あり、ようやく落ち着けたことからどっと疲れが出てきたので、まずはビールを注文することにしました。

カフェ・イグアナの白ビール

注文したビールはフランスNo.1として名高いクローネンブルグの白ビール「ブラン」。白ビールの華やかな香りで疲れた心と体が癒されます。

その後もう一杯別のビールを頂き、お店の方から新たな観光情報をゲットすることができたところでイグアナは閉店時間となってしまいました。

マルガリータは頂けませんでしたが、ちょっと気になっていたお店だったので偶然見つけることができて良かったぞ!

【カフェ・イグアナ】
(料金)マルガリータ:15SGD~、ビール:13SGD~
(営業時間)16:00~24:00(金・土・祝前日は翌1:00まで、土・日は12:00オープン、祝前日の開店時間、祝日の閉店時間は不定)
(備考)マルガリータは15時まで8SGD、19時までは11SGDと早い時間が安い

マーライオン・パーク(マーライオン公園)へ

ビールを飲んで満足したところでクラーク・キーを後にした私は、カフェ・イグアナで入手した次なる観光スポットへ向かうため再びタクシー探しへ。

クラーク・キー前の乗り場は時間も時間だったのでタクシー待ちの行列ができていたため、私は少し歩いてタクシーが捕まりそうな場所を探索することにしました。

すると街から少し離れた場所でタクシードライバーらしき人達が車を停めて何やら話し合っているではないか!走っているタクシーは捕まらなくとも、止まっているタクシーであれば捕まるだろう!

ということで、私はその人達に話しかけてみました。

湊
ミナト

すみません、マーライオン公園に行きたいんですけど、行けますか?

そう、私が仕入れた情報はシンガポールと言えばここ!という超人気観光スポット「マーライオン・パーク」。

カフェ・イグアナのスタッフの話によるとクラーク・キーからであれば交通規制が敷かれていても恐らく行けるはずとのことだったので、この日の最後に行ってみることにしたのです。

運転手
TAXI

20ドルだね

湊
ミナト

(ん?距離的になんか高くないか?まぁ行けるんだったらいいか)わかりました、お願いします

軽くぼったくられましたが、この日タクシーに全く乗れなかった私からすると、乗せてくれること自体が有難かったので、私は喜んでタクシーに乗りマーライオン・パークへ!

マーライオンとご対面

マーライオン公園の入り口

タクシーでマーライオン・パークの最寄りへ到着。

目の前にはマリーナ湾が見え、左手にマーライオン・パークがあるようです。

マーライオン公園に通じるマリーナ湾沿いの通路

マリーナ湾沿いの通路に出ると、そこにはシンガポールの美しい夜景が。

先程までいたクラーク・キーとは対照的にとても静かなマリーナ湾。マーライオンに向かって一歩を踏み出す度に、疲れや焦り、苛立ちなどによって憔悴しきった心が浄化されていくような気分です。

マーライオン公園のマーライオン

そして私は遂にマーライオン・パークに到着し、マーライオンとご対面!

高さ8.6m、重さ70t、白く輝くその荘厳たる姿、まさにシンガポールのシンボルと呼ぶに相応しい!

マーライオンとマリーナベイサンズ

シンガポールのシンボルであるマーライオン、そして同じくシンガポールを象徴するマリーナベイサンズという二大シンボルの共演。魂を揺さぶられる光景だ!

マリーナ湾側から見たマーライオン

かつてマーライオンはシンガポールの地を目指した人々を荒れ狂う海から守り、繁栄の守護者になったと語り継がれています。

一時は観光ができず私の心は荒んでしまいましたが、こうしてマーライオンを見ているとこの日は観光を続けることができ、最後にここに来ることができて本当に良かったと、非常に感慨深いものがありました。

シンガポールを守り、人々を救うマーライオン。やはり彼は伝説の守護者に違いない。

【マーライオン・パーク(マーライオン公園)】
(料金)無料
(営業時間)24時間
(備考)マーライオンが口から水を吐く噴水の時間は23時まで。また、世界三大がっかりスポットというのは過去の話で、2002年以降、現在の場所に移動してからは再び人気の観光スポットに返り咲いている

結局その後もタクシーは捕まらなかった

マーライオン・パークを後にした私はマリーナベイサンズ方面へ歩きながらタクシーを捕まえようと思っていたのですが、その後もタクシーは結局捕まらず、最終的にマリーナベイサンズのタクシー乗り場からタクシーに乗って帰宅。シンガポールはタクシーが止まらない説を痛感する一日となりました。

また、これもあとでシンガポールに駐在している友人に聞きましたが(前回でも少し触れましたが)、タクシーの運転手によってここは行ける、ここは行けないに差があったのは通行許可証を持っているか持っていないかの違いなのではという話でした。

「F1」による交通規制がかかる前に通行許可証を取得しておくと、規制中でも移動できる範囲が広がるんだとか。ちなみに「F1」の開催は毎年9月の2~3週目、その週末に開催されるようなので、レースに興味がない方は注意しよう!

4日目インド人街「リトル・インディア」の探索と、消えた友人の捜索

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