さらば韓国ソウル!カジノ旅行で来ることはもう二度とないだろう【完結&その後】

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さらば韓国ソウル!カジノ旅行で来ることはもう二度とないだろう(完結&その後)

韓国カジノで勝って生活費を稼ぎ、今後の未来を切り開く。

この無謀な挑戦は、途中で破滅の結末を迎え、その後は敗北者としてのリアルが待ちうけていました。

しかし、そんなカジノ旅行も、ついに帰国の日をむかえます。

ミナト

ようやく、日本に帰れる……

帰ったら帰ったで、今後はどうするかな。

まあでも、帰るしかないから、帰ろう……。

破滅の韓国カジノ旅行2nd。こうしてこの旅は、失意のなかで完結することとなったのです。

そして、カジノで破滅した人間は、その後はどうなったのか?

この事件から3年が経過したいまだからこそ語れる「その後」の話もあります。

こちらもあわせて、どうぞごらんください。

目次

韓国カジノ旅行2nd(最終日)

Hアベニューホテル江南ヨクサムの食堂(レストラン)

(ホテルの朝食会場。これのおかげで飢えずにすんだ)

韓国旅行・最終日の朝、帰国の準備をととのえた私は、最後に食堂へむかいました。

朝ごはんを食べておきたいのもありましたが、あいさつをしておきたい人がいたからでした。

韓国人ニューヨーカー

グッモーニン

毎朝食堂で声をかけてくれた韓国人ニューヨーカーのおっちゃん。

この人がいなければ、カジノで負けた破滅後、私はきっとひとりでふさぎ込んでいたことでしょう。

ほんとうに、救われました。

だから彼には、最後に感謝を伝えておきたかったのです。

ミナト

ありがとうございました。毎朝話せて楽しかったです

ふだんなら恥ずかしくていえないようなことでも、使う言語が変わると、ダイレクトに伝えられる。

それも、海外旅行とか、異文化コミュニケーションの楽しさだと思います。

ありがとうおっちゃん! ニューヨークで会うことがあったらまたヨロシク!!

韓国人ニューヨーカー

カジノはほどほどにね

まったくそのとおりですね。

前日のことを話したり、お礼を伝えたりしたあと、「じゃあ日本に帰ります」と、私は席を立ちました。

ソウル駅を経由して仁川空港へ

韓国ソウルの駅三(ヨクサム)駅

ホテルをチェックアウトした私は、そのまま仁川空港まで行くことにしました。

フライト時間は夜の19時でしたが、やることもなかったので、空港で時間をつぶすことにしたのです。

韓国の地下鉄の表示板

地下鉄の切符を購入し、まずはソウル駅を目指します。

電車の表示板はわかりやすく、何回か乗っただけで完全に慣れました。

韓国の駅(地下鉄)にあった店

乗り換えで電車を降りると、お土産によさそうなお店が。

しかし、このときのこっていた所持金は、数十円とかそのレベルでした。

マジでなにも買えなかったので、ここはスルーしておきます。

韓国の舎堂駅

舎堂(サダン)という駅で路線を変え、あとはソウル駅まで一気に行きます。

韓国の地下鉄の保証金払い戻し機

ソウル駅に到着後は、地下鉄の保証金払い戻し機へ。

電車の切符はICカードみたいになっていて、目的地で返却すると、デポジット分を返してもらえるのです。

500ウォン(約45円)をゲットし、所持金は100円くらいに回復しました。

韓国のAREXチケットカウンター

つづいてソウル駅では、仁川空港まで行ける直通鉄道「AREX」のチケットを購入します。

ここはJCBカードで買うと安くなったので、クレジットカードを利用しました。この出費はもうしかたがない。

韓国のソウル駅

「AREX」の発車までは時間があったので、ソウル駅で時間をつぶします。

観光ツアーで来たのであろう集団は、私とちがって、これからの旅行に胸をおどらせているようでした……。

時間が近づいてきたので、私は「AREX」の乗り場へ。

空港鉄道のAREXから見えた外の景色

AREXの車窓から。

空港鉄道のAREXから見えた川

ソウルにある大きな川をとおって、仁川エリアへ。

韓国の仁川空港

そして列車に揺られること40分ほどで、仁川空港に到着です!

仁川空港でフライト時間まで待機~帰国

韓国の仁川空港
ミナト

さて、どうするか

仁川空港に到着したのは14時すぎ。フライト時間にはまだまだ余裕がありました。

当初の予定では、ここで最後に「もうひと勝負」といこうと思っていたので、遅めの時間で予約していたのです。

ここから歩いてちょっと行けば、韓国最大規模のカジノ「パラダイスシティ」があります。

カジノで遊ばなくても、アート作品を見たりもできるし、行くだけ行くのもありなのでは……?

でも、これはやめておきました。

カジノに近づくのが危険というよりも、もう観光的なことをする気力もなく、面倒にさえ感じたからです。

早く帰りたい。ただそれだけでした。

仁川空港にいた観光客

これから韓国旅行がはじまるのであろう観光客たち。

みんなキラキラしています。

私も、到着したときはそうでした。

スカンピンのズタボロになった私は、観光客の横をとおりすぎ、かれらとは逆方向の空港内へ向かいます。

仁川空港の中

仁川空港のなか。

とくにやることもなく、おなかが減ったので、お昼ごはんを食べておくことにしました。

仁川空港で食べた食事

韓国らしい食事です。

食事+ビールで1万6000ウォン(約1400円)。ここはもうクレジットカードを解禁しました。

最後にまともなメシくらい食わせてくれ……。

食事をおえた私は、テキトーに座っていられる場所をさがし、空港内をうろつきはじめます。

仁川空港のロボット

……と、どこかで見たような、高性能ロボットが。

こいつは、進化してやがる……。

そう、かつての韓国カジノ旅行で見た「お掃除ロボ」は、「ご案内ロボ」へと成長をとげていたのです!

ご案内ロボ

また、韓国に、戻っておいでよ

ミナト

いや……もう韓国はいいかな

たぶん、もう二度と来ることはないだろう、韓国。

悔いはありませんでした。私も私で、今旅をとおして成長した(考えが変わった)のです。

ご案内ロボットは、ビックリするほどのいきおいで、どこかへ去っていきました。

日本行きの飛行機

あとはフライトまで時間をつぶすのみ。

私は飛行機近くのいすに座り、なにもせず、時がくるのを待ちました。

夜19時になると、私を乗せた飛行機は、日本へ向けて韓国の地を飛びました。

成田空港

始まりの地であり、終わりの地でもある成田空港。

約2時間半のフライトで、ようやく私は、日本・成田へ帰ってくることができたのです。

成田空港の電車

あとは帰るだけ……。

ここまで落ち込んだ気分で帰国したヤツは、そうそういないでしょう。

私は電車に乗り、自宅へともどっていったのです。

「さて、これから、どうやって生きていこうか」と考えながら……。

(韓国カジノ旅行2nd 完)

破滅の韓国カジノ旅行をふりかえる

韓国カジノ旅行2ndをふりかえる

旅行記は以上となりますが、せっかくなので、この旅をふりかえっておくことにします。

今旅「韓国カジノ旅行2nd」は、正直、過去最高にザンネンな旅行となってしまいました。

失ったお金は以下のとおりで、

  • 貯金23万円+借金20万円
  • 飛行機+ホテル代約6万円
  • その他の雑費約1万円

約50万円。仕事をやめ、生活が破綻している私にとっては、破滅レベルの大打撃でした。

(※旅行直前にパチンコで30万円ほど負けていたので、それもあわせれば80万以上が吹っ飛びました

お金がなくなることで、夢・目標への道が閉ざされてしまうのが、なによりも痛かった。

それに、食べたいもの(たとえば「タッカルビ」とか)もなにも食べられませんでした。

観光も時間つぶしが大半で、楽しいと感じることもあまりなく、気分はほとんど落ち込んだままでした。

負けてクソマズいスナックで腹を満たしたのなんて、いまだに記憶にこびりついているレベルです。

ただ、そんなひどい旅行になってしまった今旅も、まだ韓国でよかったなと。

なぜかというと、韓国には、そこまで“そそる”観光スポットはないかなと感じるから。

※日本と似ている部分があったり、あとは水族館みたいにしょぼかったりとか……。

そして「こんな勝負のしかた」をしていれば、いずれは破産するのは目に見えていたからです。

破滅は必定……。

ようは、「もっとおもしろそうな旅行地で、もっと重要な人生の局面で、こんなことが起きなくてよかった」と思うわけです。

早い段階でトドメを刺してくれて逆によかった

たとえば、今旅でうまいこと勝ってしまい、それが成功体験になっていたとしましょう。

その場合、また私は、どこかで「観光しながら(遊びながら)生活費を稼ぐ」をくりかえしていたと思います。

直近の候補地でいえば、マカオ・ベトナムあたりでしょうか。

いずれはラスベガスにも行ってみたいと思っています。

そういった、もっとおもしろそうな場所で破産することになれば、そのショックは「今旅以上となる」にちがいありません。

それから、以下のような人生の局面で、

  • 夢、目標を追う資金がなくなりそう
  • 海外放浪の旅にでる資金や、自分の店をつくる資金をつくりたい

まだ「カジノは勝てる」と考えていて、自力でお金をつくるのがむずかしければ、私はおそらくまたギャンブルに頼ろうとしたと思います。

より大きな機会を得ようとして、より多くの大切なものを失う。

努力・発想・経験の場は失われ、お金と未来だけが奪われていく。

それが、今回以上の重大な場面で起きてしまえば、ほんとうに目もあてられません。

結局カジノは青天井で、金額はどこまでもいけるので、「勝てる」と思っている以上おわりはないのでしょう。

生活水準が上がればレートも上がっていくだけ。

1円も100円もそこまで変わらないように、10万円も1000万円も……という話でもあるのです。

だから、比較的早い段階でトドメを刺してくれたのはよかった。

カジノは勝てない。

今旅をとおして、本気で勝てると思っていた認識は、そのように変化しました。

カジノで破滅した人間のその後

カジノで破滅した人間のその後

そして「私はその後どうなったのか?」

最後に、これをお話しして、韓国カジノ旅行2ndを締めくくりたいと思います。

生活資金を失った私は、帰国してから、しばらく放心状態でした。

生活費を稼ごうとしたのは、このブログを運営するのに集中したいからで、やりたいことのため。

でも、食っていくためには、それはあきらめて、また朝も夜も働かなければなりません。

……どうするか?

正直、ブログをやめようかとも考えました。

しかし私が決めたのは、とりあえずやるだけやってみて、ダメならまた働こうということだったのです。

生活を切りつめ、むだをはぶき、どうにもならないところはリボ払いでしのぐ。

ほかにもいろいろやっていて、それは以下の記事にも書いてありますが、

結局はこういうことでした。

破滅というのは、自分でどうにかできるレベルのものしか起こらない

生きていればとりあえずはなんとかなる、ということだったのです。

破滅からはい上がることはできた

生きていると、いろんな試練がふりかかってきます。

でも、もしかすると、試練というのは「自分でなんとかなることしか起こらない」ものなのかもしれません。

世の中は、そういうふうになっているのではないかとも思うのです。

私の場合、食いつないでいくことが最大の問題でした。

でも、人間の適応能力とは意外と高いもので、(お金が)なければないでなんとかなってしまったのです。

じつをいうと、例の破滅から3年が経過しても、(多少はマシになったとはいえ)生活はあやういままでした。

しかしそのあいだも、私はずっと、自力で生活し、生きてきました。

ミナト

ブログの運営に集中したい、を維持しながらです

そう、やってみれば、案外どうにかなってしまったんですね。

ギャンブルにたよらなくても、自力でやっていけて、さきにも進めました。

ようするに私は、自力で破滅からはいあがって、また夢・目標を追うことができたのです!

じつは、カジノに生活費を稼ぎにいく必要なんて、最初からなかったのかもしれません。

……いや、そうでもないか。

終わったと感じても、あきらめなければ、人はまたはい上がれる。自力でなんでもやっていける。

この旅は、そんな大切なことを学ばせてくれる、いい機会だったのだと思います。

今後もカジノには行くかもしれないけれど

そして最後に「今後はカジノに行くのかどうか?」

これは、またどこかで行くのではと思います。

なんだかんだいっても私は、カジノは好きなほうです。

それに、ギャンブルを「遊びとしてコントロールできるようになるかを知りたい」という目的もあるからです。

海外旅行は観光がメインで、カジノはあくまでおまけ。

そんな感じで、機会があれば、夜にちょっと遊びに行ったりもするかと思います。

ただ、その「ちょっと遊ぶ」ができず、また今旅のようなことが起きてしまうようなら……

私はカジノからも足を洗い、ギャンブルを引退することになるでしょう。

それがどうなるかは、またこの「海外旅行記」でお話しできればと思います。

破滅の韓国カジノ旅行記、最後までおつきあいくださり、ありがとうございました。

いつになるかわかりませんが、また次回にご期待ください! では!

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