トイレのしつけはいつからするんだ?
結論からいうと、うさぎさんへのトイレのしつけは、早いに越したことはないでしょう。
ただ注意点もあるので、そういったことをふくめてこの記事では、つぎのことをお話しします。
- うさぎのトイレのしつけは具体的にいつから?
- うさぎにトイレをしつける方法とその手順(+6つのコツ)
- うさぎがトイレを覚えない、などの対策まとめ
うさぎにトイレのしつけはできるのか?できないのか? というと、これはできます。
そしてトイレのしつけは「最初が肝心」で、早ければ早いだけ難易度も下がっていく気がします。
ですから、準備がまだなら、
この記事を読み進めながら、ぜひ準備をととのえていってみてください。
トイレのしつけのコツも紹介するので、最後まで読んでもらえれば、きっとうまくいくと思いますよ。
「うさぎがトイレを覚えてくれない」といったときの対策もあわせて紹介するので、こちらもあわせてどうぞ!
この記事に登場するうさぎ
- ミニレッキスのイブスター店長
- 2016年11月生まれのオス(現在7歳)
- やや詳しいプロフィールはこちら
おすすめの消臭剤
トイレのしつけにはクリーナーとしても使えるカンファペット消臭剤がおすすめです。
初回は30日間の返金保証がついてリスクなし! トイレ以外にされたおしっこを消臭できるなど、準備しておくと便利ですよ。
うさぎにトイレはいらない?それとも必要?
うさぎさんには決まった場所でおしっこをする習性があります。
トイレを設置すれば、つぎのようなメリットが得られることからも、用意してあげたほうがいいと思います。
- うさぎは1か所でトイレをしてくれる
- 毎日のトイレ掃除が圧倒的にラクになる
ただ、なければないで自分でつくったりもするので、
「うさぎにはトイレはいらない」とする不要論もあるようです。
そこで、まずはこの「うさぎにトイレはいるのかいらないのか?」から見ていくことにしましょう。
うさぎのケージにトイレを設置しないとなると、うさぎさんはケージの隅などでおしっこをするようになります。
この場合、すのことトレーを掃除すればいいだけのように思えますよね?
でも、じつはこの方法には、以下のようなデメリットがあるんですね。
- うさぎが複数か所におしっこをしてしまうようになる場合がある
- いろんなところにされたおしっこが足につくと、ソアホックという病気のリスクが上がる
- すのこについた尿石(よごれが固まったもの)掃除はかなり大変/すのこが金属だと取れないことも
- すのこの下にあるトレーの「底」にも尿石よごれがつく
- トレーが引き出せるタイプの場合、トレーを引き出したその下にまでおしっこが入ってしまうことも
このとおり、めちゃくちゃ掃除が大変になるだけでなく、足の病気を誘発してしまうこともあるのです。
一方でトイレを設置していれば、さきのとおりで、ササッと掃除してしまうだけでカンタン。
トイレシーツなどの消耗品に多少のお金がかかるだけで、これといったデメリットもありません。
トイレは設置するメリットのほうが多いな
各メーカーからさまざまなトイレグッズが販売されているのは、
うさぎさんはトイレを覚えられるからこそで、
その必要性があるから、といえるのではないかと思います。
ということで、やはりトイレはあったほうがいいので、ケージに設置してあげることをおすすめします!
うさぎのトイレのしつけはいつから?
では、うさぎのトイレのしつけは「いつから始めればいい」のでしょうか?
つづいて、これを見ていきましょう
うさぎさんにトイレのしつけをするのは、
お迎えをして落ちついてから(1週間前後くらい)がいい
とされています。
警戒心が強いうさぎさんは、生活環境が変わることで大きなストレスを感じています。
「ペットショップなど → 飼い主さんの家」の変化に慣れるまでは待ってあげ、トイレのしつけはそのあとでする、というわけです。
ただ、ここで最初のコツがあって、お迎え後のケージ内にトイレを設置しておくのはまったく問題はありません。
というかむしろ、そのようにした(最初から置いておいた)ほうがいいと思います。
- 環境に慣れてからトイレを設置してしつけをする、ではなく、
- トイレは最初から設置しておき、慣れてから本格的にしつけをする。
こうすることで、これといったしつけをしなくても、うさぎさんはトイレを覚えてくれることもあるから。
放っておけば、うさぎさんは自分でトイレの場所をつくってしまいます。
でも、ちょこっと誘導してあげれば、そのままトイレを使ってくれたりもするのですね。
イブスター店長はそうでした!
ということで、本格的なしつけは落ち着いてからでいいと思いますが、トイレ自体は最初から用意しておいたほうがいいでしょう。
トイレをゲットできていない……という場合でもまだだいじょうぶ。
必要なものはこれから解説していくので、できれば早めに、ベストなトイレをゲットしてみてくださいね。
具体的なしつけの方法もこのあとで見ていくぞ
その1:トイレは最初から設置しておく。
うさぎのトイレのしつけで準備するもの
ここまでの話で「トイレはあったほうがよく、準備も早めにしておいたほうがいい」ということがわかりました。
そこで、ここでは、うさぎのトイレのしつけに必要なものを紹介します。
これは、以下のとおりです
- トイレ本体
- トイレ砂またはトイレシーツ
- クリーナー(消臭剤)
それぞれ補足することがあるので、くわしく見ていきましょう。
1. トイレ本体
これがないとはじまらないのが「トイレ本体」です。
トイレ本体には以下の2種類があり、
- 陶器製
- プラスチック製
それぞれメリット・デメリットがあります。
うさぎさんの好みもあったりするので、まずはこれから見ていきましょう。
陶器製トイレ
メリット | デメリット |
---|---|
うさぎにかじられない いちど買えば使いつづけられる | 固定ができない おしっこが跳ねることがある |
陶器製のトイレは「うさぎさんにかじられない」のが最大のメリットです。
うさぎさんはなんでもかじる生きものなので、プラスチック製品なんかはよくかじられてしまいます。
しかし陶器製品は(素材的に)かじれないので傷がつきにくく、本体はずっと使えてコスパもいい。
金網のすのこはよごれたときのために、交換用のものも販売されています。
ただ、固定できないデメリットがあります
重量があるので動かされにくいですが、パワフルなうさぎさんだと、それでも動かしてしまうことがあるのですね。
フックを背中にはりつけるなどすれば対処できますが、初期状態では固定はできないようになっています。
そのほかのデメリット(+対処法)をあげれば、つぎのような感じ。
- けっこう大きいのでケージのスペースをとる(→ケージを大型にすることで対処可能)
- 重量があるのでケージからの出し入れがやや大変(→重量をどうにかするのはむずかしい)
- 背が低いとおしっこが外に跳ねてしまうことがある(→ドーム型の「レストルーム」にすれば対処可能)
重さはどうにもならないので、ここを判断基準にしてみるのもいいでしょう。
片手で持ち上げるのはちょっと重いかもな
ということで、陶器製のトイレは、
- 見ばえ・清潔感を重視したい
- うさぎさんのイタズラ防止を重視したい
このへんを重要視したいときにおすすめのトイレです。
とくに、うさぎさんのイタズラ防止を優先したいならコレがベストなので、そういったときにも役立ちますよ。
プラスチック製トイレ
メリット | デメリット |
---|---|
ケージに固定できる 軽いので出し入れがしやすい | うさぎにかじられる よごれがつきやすい(気がする) |
プラスチック製のトイレは「使いやすさ」が魅力のトイレです。
ケージに固定できるようになっているので、うさぎさんに動かされる心配はありません。
素材的にも軽く、片手でラクラク持ち上げられるので、ケージの奥から取りだすのもカンタン。
「三角形、正方形、長方形」と、いろんな形状があるので、ケージにあったサイズのものをチョイスできます。
ただ、うさぎさんにはかじられます
最初はかじられなかったとしても、どこかのタイミングでかじられるようになると思います。
ちょっとくらいならしかたないですが、「毎日かじっている……」とかになる可能性もあるわけです。
これの対処法をふくめたその他のデメリットは、つぎのとおりで、
- うさぎにかじられる(→厚みのある「おなやみ解決トイレ」なら多少はかじられにくい)
- よごれがつきやすい(→こびりついた尿石は専用の除去剤で取れる)
- かじられてダメージ(→定期的にトイレごと買い替えるのもあり/すのこだけ交換するよりも本体ごとのほうがお得)
やはり「かじられる」のがネックです。
でも、そこまでかじられないこともじっさいにあって、これはうさぎさんの性格にもよるようですね。
トイレかじりには飽きたりもするからな
ですから、まずはプラスチック製のトイレからスタートするのもおすすめです。
- 軽いので使いやすい
- 毎日の掃除はラクに感じられる
このように、使いやすさでいえばプラスチック製のトイレです。
「かじられたら陶器製のトイレに移行する」でもいいと思うので、準備がまだなら、まずはこちらをゲットしてみては?
2. トイレ砂またはトイレシーツ
つづいて必要になるのが、トイレ本体にセットする「トイレ砂またはトイレシーツ」です。
これがないと掃除はラクちんにはならないので、あわせてゲットしておきましょう。
で、これにもそれぞれの特徴があるわけだな?
そう、使用感のちがいに加えて、ここにも「しつけのコツ」はあるので、チェックしておいてくださいね。
ということで、まずはトイレ砂から見ていきます。
トイレ砂
メリット | デメリット |
---|---|
トイレに流せる | ややかさばる |
うさぎさんのトイレに設置するトイレ砂は、なんと水洗トイレに流せます。
消臭成分が配合されていたりと、砂単体でも消臭力を発揮してくれるので、ニオイ問題も気になりにくい。
もっとも、これはあくまで可能性の話ですが、
トイレに入っているはずのうんちまでいっしょに流してしまうと、トイレ詰まりの原因となるかもしれません。
うさぎさんのうんちには、毛づくろいで飲み込んだ毛など、食べもの以外もふくまれているからです。
したがって、個人的には燃えるゴミにだしたほうがいいと思うのですが、そうなるとややかさばるんですね。
トイレ砂はおしっこを吸収するとふくらむんだな
またトイレ砂の消臭成分は、うさぎさんのトイレのしつけでは、逆効果となってしまう場合も考えられます。
おしっこのニオイがつく → それでうさぎさんはその場所をトイレと認識する
この流れが消臭効果によって、微妙に打ち消されてしまうかもしれないから。
なので、トイレ砂を使うのは、
うさぎさんが「トイレを覚えてくれたあと」がいいのではないかと思います。
トイレシーツの上にトイレ砂をまぶしておくと、消臭効果はバツグンに高くなるので、あとからがおすすめですよ。
その2:最初は消臭剤入りのものは使わないほうがうまくいきやすい、と思われる。
トイレシーツ
メリット | デメリット |
---|---|
ゴミ箱にポイだけなので掃除がラク | うさぎ専用のものはコスパがよくない |
つづいてトイレシーツですが、こっちのほうが掃除はラクだと思います。
「おしっこを吸収したシーツとその上にのったうんち」を、ゴミ袋などに入れてポイすればいいだけ。
毎日のトイレ掃除はこんな感じでOKだからです!
ただし……
うさぎ専用のトイレシーツは、そこまで安くはないなど、コスパはあまりよくありません。
うさぎさんのおしっこは「ニオイが強く量が多い」特徴があります。
専用のトイレシーツは、そういった消臭・吸水対策もしっかりされていて、つくりが凝っているから高いのですね。
そして消臭能力があるので、これもトイレのしつけには「ベストではない」ともいえます。
じゃあどうするんだ?
そこでおすすめしたいのが、犬用のペットシーツです。
(イブスター店長も愛用しているFamyのペットシーツ)
犬用ペットシーツは、安いものだと、うさぎ専用品の半値くらいでゲットできます。
安いかわりに消臭力は高くないですが、しかしそれが、うさぎさんのトイレのしつけに役立ったりもすると。
ニオイがのこりやすいのが逆にいい、というわけです
ということで、トイレに敷くものは、最初は犬用ペットシーツがおすすめです。
トイレ砂と組み合わせれば、消臭能力を強化できるので、そのまま使いつづけることもできますよ。
「せっかくだから最初はうさぎの専用品を使いたい!」という場合は、トイレシーツ(または砂)の交換を1日1回だけにするなど、回数を減らせばうまくいきやすくなると思いますよ。
3. クリーナー(消臭剤)
最後に必要になるのが、トイレのクリーナー(消臭剤)です。
本来は掃除に使うものですが、これは「トイレ以外でされたおしっこ」の消臭剤として活躍します。
ただ、ケージの生活環境に慣れてないうちから消臭をすると、
うさぎさんは落ち着けなくなってしまう
かもしれないのでご注意を。
うさぎさんは自分のニオイがすることで、「ここは自分の部屋だ」と判断しているからです。
なので、これも「慣れたあと」で使うのがいいでしょう
うさぎさんがケージの環境に慣れたあとで、トイレ以外の場所でおしっこをしてしまった。
そんなときにそこを消臭することで、うさぎさんにトイレの場所を誘導することができますよ。
トイレのクリーナーは、以下のものがおすすめです。
うさぎさんがトイレを覚えてくれたあとは、トイレ本体の掃除に使えば、いつもキレイな状態にしておけます。
その3:トイレ以外でされたおしっこの消臭は、ケージの環境に慣れたあとで。
強力な消臭剤ならコレ!
うさぎのトイレのしつけ方(全4手順)
さて、トイレのしつけに必要なものもわかったところで、いよいよ実践です。
ここからはうさぎさんへのトイレのしつけ方を、「具体的な手順」にそって見ていきましょう。
その手順は以下のとおりです
- トイレ本体をケージに設置する
- うさぎがしたおしっこを拭いてトイレの中に入れる
- トイレでおしっこをできたらほめてあげる
- 「おしっこはトイレ → できたらほめる」をくりかえす
それぞれの手順もくわしく解説しておきます。
トイレのしつけがうまくいくコツはここにもあるので、ぜひチェックしておいてくださいね。
ではごらんください!
トイレ用品の準備ができたら、まずはこのように、トイレにシーツを敷いてケージの隅にセットします。
うさぎさんは壁際でよくおしっこをするので、トイレも壁際に設置するのがいいでしょう。
ちなみにこのとき、しつけが成功しやすくなるので、
トイレ以外のもの(木製の小屋など)は置かないほうがいい
という話もあります。
しかしウサギは警戒心が強い生きものなので、とくに子ウサギのうちは、どこかにかくれる場所は必要です。
なので、あれば設置しておいたほうがいいと思います
小屋がなければ、カーテンなどの仕切りを用意してあげれば、うさぎさんも落ちつけると思いますよ。
つづいて、うさぎさんがしたおしっこは、ティッシュなどで拭いてトイレ本体に入れておくようにします。
トイレを設置しておいても、おそらくうさぎさんは、べつのところでおしっこをすると思います。
うさぎさんからすれば、トイレとして設置されたものが「なんなのかよくわからない」からですよね。
最初はナゾの白い物体にしか思えないだろうな
ですから、べつの場所でされたおしっこは拭いて、
ニオイがついたティッシュなどをトイレ本体に入れておくことで、
「ここがトイレなんだ」と、うさぎさんに認識してもらうのです。
うさぎさんがおしっこをべつの場所でしたときは、むしろチャンスです。
せっせと拭いて、トイレの中に入れていきましょう
こうすることで、私たちが認識しているトイレは、うさぎさんにとってもトイレになっていくのです。
その4:おしっこを掃除したティッシュを捨てるなんてもったいない!
(トイレにした自分のおしっこのニオイを嗅ぐウサギ、の図)
おしっこを拭いてトイレの中に入れておくと、
そこにニオイがついているので、
うさぎさんはトイレでおしっこをしてくれるようにもなります。
それができたら、うさぎさんを、たくさんほめてあげてください。
「すごいぞ! よくやった! そう、そこがトイレだよ!」
うさぎさんからすれば、最初は、なぜほめられているのかよくわからないでしょう。
でも、何度もそれがつづけば、トイレでおしっこをしたことをほめられているとわかってくれるはずです。
おめでとう!
拍手!(パチパチ)
「ほめて伸ばす」のは基本中の基本です。
うさぎさんがトイレでおしっこをできたら、ここぞとばかりにほめてあげてくださいね。
その5:ほめられたうさぎは伸びる(トイレを覚える)。
あとは「おしっこは拭いてトイレへ → 成功したらほめてあげる」をくりかえします。
とくに最初は、ケージ内に自分のニオイをつけたいのもあって、いろんなところで失敗もすると思います。
ですから、カンペキにトイレを覚えてくれるまでは、この一連の流れをくりかえすようにしましょう。
トイレシーツを交換するときは、
あえておしっこがついたティッシュなどをのこしておき、
トイレからはつねにおしっこのニオイがするようにしておくと、より効果的ですよ。
そしてうさぎさんがケージの環境に慣れてきたら、トイレ以外でされたおしっこはクリーナーで消臭です。
こうすることで、うさぎさんの「トイレの認識度」は、グッと上がるはずです。
その6:トイレシーツ交換時は一部をのこしておくとグッド!
トイレのしつけ方は以上です
このようにしてトイレの場所を誘導していたところ、ミニレッキスのイブスター店長は、すぐにトイレの場所を覚えてくれました。
(トイレの場所を覚えた子ウサギ時代のイブスター店長)
その後、トイレの場所が「ケージの左端 → 右端」と変更になったのですが、それでもきちんとトイレを使ってくれていましたよ。
このことからも、確実に効果はある方法だといえるので、ぜひ参考にしてみてください!
ちなみにトイレの失敗を怒ってしまうと、うさぎさんは「おしっこをしたこと自体」を怒られたと思ってしまうともいいます。失敗しても怒らずに、気長に見てあげるようにしましょう。
うさぎがトイレを覚えない!問題の解決方法まとめ
うさぎさんへのトイレのしつけ方は以上となりますが、うまく覚えてくれないとか、
アレ(うんち)はどうなの?
と、いくつかの疑問点・問題点はあるかと思います。
そこで最後に、うさぎのトイレのしつけで問題になりそうなことを、解決策とあわせて紹介しておきます。
トイレのしつけがうまくいかないときなんかは、こちらも参考にしてみてください。
コイツも要チェックだ
1. うさぎがトイレでしない
がんばってしつけをしても、うさぎさんがどうしてもトイレでしてくれない、ということもあると思います。
たとえば、つぎのような感じです。
トイレ以外でおしっこ → おしっこをするほうにトイレを移動させる → トイレがなくなったほうでおしっこをしてしまう
こういった場合、うさぎさんがそのトイレをいやがっている可能性が考えられます。
以下のとおり、トイレにもいろいろとあるわけで、
- 形は三角形、正方形、長方形
- すのこは金網、プラスチック
- 本体は陶器製、プラスチック製
そのなにかが気に入らないとなると、いくらしつけをがんばっても、トイレでしてくれないことはあるでしょう。
私たちにも「あそこの公衆トイレは使いたくない……」とかはありますよね。
ようするに、うさぎさんは、あえてそのトイレを避けているのではないでしょうか?
なので、この場合の対策としては、
トイレ自体をべつのものに変えてみるのがいいのではないか、と思います。
トイレによって「高さ」もちがうので、そういった部分もポイントになると思いますよ。
いちど気に入ったものが見つかれば、その後はずっと使ってくれるはずなので、理想のトイレをさがしてあげましょう!
2. 大人ウサギへのトイレのしつけは?
大人のうさぎさんへのトイレのしつけはどうするか?
これは、基本的にはさきほど紹介した手順が使えますが、問題になるのは、
べつの場所でもおしっこをよくしてしまう
ということではないかと思います。
いちどは覚えたのに……というときは、クセになってしまっているのもあるかもしれませんね。
小屋の横とかはよくあるかもな
この場合、まずは尿石除去剤でケージ内についた尿石を取り、定着したニオイを消臭したほうがいいでしょう。
そしておしっこをされる場所(トイレ以外)に、たとえば牧草を盛っておくなど、なにかで物理的にふさぎます。
こうすることで、その場所でのおしっこを回避できる率が、ひとまず上がります。
また大人のうさぎさんなら「おやつ」を食べられるので、トイレが成功したときは、つぎのようにしてほめてあげてみてください。
- トイレでおしっこ成功
- 声をかけながら頭をなでてあげる
- そのあとでおやつを食べさせてあげる
「ほめてあげる」におやつもプラスされれば、うさぎさんもトイレを成功させたかいがあるというものです。
このようにして、すこしずつ様子をみてあげるのがいいでしょう。
ちなみに、それでもむずかしいときですが、
これもやはりトイレの見直しや、そのほかでいうと、
- すのこの新調
- ニオイが定着したケージの交換
などの対策を打っていくことでも、うまくいくかもしれません。
最終的にはうさぎさんの性格にもよると思いますが、ためしてみる価値はあるかと思います。
またうさぎさんは高齢になると、おしっこをもらしてしまうようにもなります。
必然的にいろんなところにおしっこのよごれはつくようになるので、これはある程度はしかたがありません。
この場合はすのこのよごれよりも、うさぎさんの足やおしりがよごれていないかを気にかけてあげてくださいね。
老ウサギをいたわるのじゃ
うさぎのおやつは「おやつの選び方」の記事も参考にしてみてください!
3. うんちをトイレでしてくれない
うさぎさんがうんちをトイレ以外でもしてしまう。
これはそういうものなので、「うんちはいろんなところでするものなんだなあ」と受け入れてあげましょう。
トイレだけでうんちをする、というウサギもいるのかもしれませんが、
- ニオイをつけるために散歩中にうんち
- 牧草を食べながらうんち、ペレットを食べながらうんち
- 寝ながら(横になりながら)うんち
と、うさぎさんはいろんなシーンでうんちをします。
トイレでもうんちはしますが、基本的には「トイレ以外でするほうが多い」と思いますよ。
といっても、うんちの掃除はラクちんです
コロコロしているので、ティッシュで取ってポイすればいいだけです。
ニオイをつけるためのうんちをすぐに捨てようとすると、うさぎさんが怒ったりもするので、そこだけ気をつけるようにしましょう!
噛まれないように注意だ!
今回のまとめ
- うさぎにトイレはあったほうがいい
- トイレの本格的なしつけはケージの環境に慣れてから
- ただし最初から誘導しておけばそれだけ成功率も上がる
私の場合、トイレのしつけは最初からうまくいっていたので、そこまで苦労することはありませんでした。
厳密にいうと、初期のころは別の人が世話をしていて、
私は家での指示役だったのですが、それでもトイレのしつけはきちんとできていましたよ。
というわけで、この方法で効果はでると思うので、ぜひトライしてみてほしいと思います。
ちなみにですが、苦労したのは、その後にあった「スプレー行為&部屋んぽ中のおしっこ」です。
うさぎさんは成長すると、縄張り意識もあって、あちこちにおしっこをする(まき散らす)ようにもなるのですね。
この問題が起きたときは、そのときの対策方法もまとめてあるので、こちらもチェックしてみてください!
では、トイレのしつけがうまくいくことを祈る!
トイレ掃除の方法はこちら
部屋んぽ中のトイレ対策
うさぎのスプレー対策まとめ
コメント(確認後に反映/少々お時間をいただきます)