【食費&他】うさぎの餌代や維持費は安い?1か月にかかる飼育費用をご紹介

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うさぎさんを飼うとすると、1か月にどれくらいの維持費用がかかるのかは、事前に知っておくといいですよ。

これからうさぎさんを飼いたいと考えている方には、うさぎさんの生活を維持するための餌代(食費)や消耗品の費用といった維持費は、月々いくらかかり、年間だとどれくらいになり、また一生の場合はどうなのか? というのは気になるところだと思います。

一般的に飼育費用は安いといわれるうさぎさんですが、じっさいに飼うとなると、予想以上にお金がかかったりもするもので、病気による動物病院への通院・治療や、季節の変化による温度調節などは、そのときになってみなければわからないことも多いからです。

いきおいでうさぎさんを飼うことにしてみたけれど、思ったよりもお金がかかってしまって、世話の維持がむずかしくなってしまった……という事態は、やはりなんとしても避けたいところですよね。

そこで、じっさいにうさぎさんを飼って4~5年ほどはたち、だいたいのことは経験できた私が、これからうさぎさんを飼おうかと検討されている方のため、今回は、うさぎさんの生活を維持するためにかかる、1か月の費用・維持費をご紹介したいと思います。

さきにいっておくと、たしかに、そんなに高くはないですよ!

目次

うさぎの飼育・維持費用の月々の内訳

ペット保険シェアNo.1の「アニコム損保」による2020年版の調査では、ペットにかける年間費用は、犬が約34万円、猫が約16万円(月換算にすると犬が約2.8万円、猫が約1.3万円)という結果が出たそうです。

しかしうさぎさんは、犬や猫のように予防接種・ワクチン接種をする必要はなく(日本にはないそう)、トリミングなども飼い主さんがしてあげられるので、生活を維持していくのには、そこまでのお金がかかるわけではありません。

生活環境によって飼育費用は変動するため、一概にいくらかかるというのはむずかしい部分もありますが、そうはいっても、犬や猫とくらべると、毎月の飼育費用はかなり安いほうだといえると思います。

大きく変わるのは、いってしまえばエサ代くらい。

居住地域による空調費用での差も出てくるとはいえ、そのほかは基本的にたいして変わらないと思うので、だいたいこれくらいという概算を出すことはできます。

そんなわけで、さっそくここからは、私が飼っているミニレッキスという種類のうさぎ「イブスター店長」の生活費をご紹介しましょう!

食費・餌代:牧草、ペレット、野菜など(5500円前後)

うさぎの牧草とペレット

まずはうさぎさんの食費から。

うさぎさんの主食は牧草、副食はペレットですが、私の場合、牧草はマペットの「スーパープレミアムチモシー1番刈り」、ペレットはイースターの「バニーセレクション メンテナンス」を使用しています。

牧草はだいたい500g×6袋が1か月で全部なくなり、スーパープレミアムチモシー1番刈りは、6袋まとめ買いで3400円前後なので、1か月6袋で3400円(こちらも使用しているネイチャーブリードの「アメリカ産1番刈りチモシーシングルプレス」は、2700円前後で購入できるので、もうすこし安くなります)。

バニーセレクションメンテナンスは、まとめ買いで安く購入できると、1袋3.5kgが2600円前後で購入でき、こちらはだいたい3か月弱で1袋がなくなるので、1か月0.3~0.4袋で1000円ほど。

よって、主食と副食の合計は3700~4400円となります(いずれも値段は2021年9月14日時点)。

おやつ&野菜

うさぎのおやつ

おやつは豊富なビタミンを含み、天然の食物繊維をふくんだドライフルーツは常備していて、そのほかは乾燥野菜など、そのときの気分によって仕入れたりしています。

ただし、おやつは毎日あげなくてもいいものですし、獣医の先生によると、「そもそもあげなくてもいい」とのことなので、少量だけでじゅうぶん。これもものによりますが、おやつ代は500円もあれば足りるのではないかと思います。

また、野生のうさぎさんは、もともと季節に応じたさまざまな植物を食べてきたので、食事にいろどりを加えてくれる野菜も食べさせてあげたいところ。

野菜は、たとえば小松菜、チンゲン菜、大葉などを毎日少量ずつあげていて、野菜も値段によりますが、1か月だと1000円ちょっともあればおそらく足りると思います。

おやつ代と野菜代の合計は、1500円もあれば余裕でしょう。

イブスター店長
イブスター店長

野菜をあげるのは、胃腸の働きが安定する生後4か月以降くらいがいいそうだ

消耗品:掃除用品、トイレシーツなど(約800円)

うさぎの掃除用ティッシュ

うさぎさんの快適な生活を維持するには、日々のお掃除は欠かせません。

ケージの中や外を掃除したり、トイレの掃除をしたり、うさぎさんはいろんなところにうんちをするので(おしっこの場所はおぼえてくれます)、それをひろって捨てたりと、私はふつうのティッシュとウェットティッシュをよく使うのですが、これらは1か月に2~3個ずつくらいはなくなっていると思います。

ティッシュ代は月に400円くらいでしょうか。

ウェットティッシュは、100均のダイソーであったり、ドラッグストアであったりと、いろんなところで購入していますよ。

トイレ用品

うさぎのトイレシーツ

トイレは朝と夜の1日に2回、場合によっては3回は掃除していますが、トイレにはトイレシーツが必要となります。

このトイレシーツは、安いものなら1枚5~6円くらいで購入できるので、1か月分だと60~90枚で、420円くらい。四角い形状のトイレであれば、レギュラーサイズを折ればピッタリとはまります。

トイレシーツは、置き場所が確保できれば、山善のペットシーツが1枚6円以下(800枚入り、こちらも2019年9月14日時点)で購入できるのでおすすめですよ。

また、トイレは長く使用していると、うさぎさんの尿石がこびりつくので、こちらも掃除してあげる必要があります。

私は専用のもの(うさピカ)を使用していますが、100均の重曹でも尿石を取ることはできるので、これは安くすませることもできます。

おもちゃ代(約1200円)

うさぎの座ぶとんMサイズとLサイズ

うさぎさんへのおもちゃは、なにか穴を掘れるマットのようなもの(たとえば「ウサギのマットでほりほり」など)を用意してあげれば、それだけでも満足してくれるようにも思いますが(うさぎはもともと巣穴を掘って生活してきた習性により、穴を掘るのが好きだから)、それ以上に大事なのが、かじれるものを用意してあげること。

うさぎさんは歯が一生伸びつづける生きものなので、歯が伸びすぎてしまって、噛み合わせに異常(これを「不正咬合」といいます)が起きてしまわないようにも、かじって遊べるものは用意してあげたほうがいいのです。

それを解決してくれるおもちゃが、わらっこ倶楽部シリーズの「うさぎの座ぶとん」で、こちらは、ケージの中に敷いておけば、うさぎさんがかじったり、壊して遊ぶこともできるなど、うさぎさんの退屈しのぎにはもってこい。

イブスター店長は、だいたい2週間で1つを完全に破壊するので、月に2個くらいを使用しています。1個500~700円くらいなので、1か月に1200円ほどです。

そのほかにもいろいろと用意してあげれば、そのぶん+αのお金がかかりますが、これもそこまでの金額がかかるものではありません。

うさぎの座ぶとんは、ケージの中にも設置しやすいMサイズがおすすめですよ。

空調費用:エアコン、ヒーターなど(時期による)

冷える地域では冬は暖房が必要となりますし、とくにうさぎさんは暑さには弱いため、夏場は1日じゅうエアコンはつけておく必要が出てきます。

エアコンは1日じゅうつけっぱなしにしているほうが安い、なんて話はよく聞きますが、そうはいっても、つけていればある程度は電気代がかかるというもの。

エアコンが必要ない時期とくらべると、夏場は2~3倍、冬場は3~4倍の電気代がかかったりもするので、時期によっては、空調費用も必要になると考えておいたほうがいいでしょう。

もちろん、それは私たち自身が使うぶんもあるので、電気代のすべてがうさぎさんのためにかかるわけではありませんが、思っていた以上に電気代が上がるということもあるかもしれません。

いちおう参考までに、夏冬はエアコンをフル稼働させた年の、私の家の電気代もご紹介しておきます。

  • エアコンなし:3000~4000円
  • 夏場のエアコン+扇風機:8000~9000円
  • 冬場のエアコン+ヒーター:1万~1万2000円

医療費:健康診断や病気など(約1000円+α)

うさぎとキャリーケース

うさぎさんの病気は、軽めのものだと5000~1万円ほど、検査が必要になる大きめな病気になると、2万~3万円くらいはふつうにかかったりもするので、なにかあったときには、けっこうな医療費がかかります。

とはいえ、ふだんの生活を気にかけてあげれば(たとえば、牧草をたくさん食べてもらう、ブラッシングで抜け毛を処理してあげるなど)、うさぎさんはそんなにひんぱんに病気にかかることもないので、医療費はそこまでかかるわけでもありません。

病気にそなえてペット保険に加入するさいは、月々1500~3000円ほどのお金もかかるので、保険を利用する場合はこちらも+αがかかりますが、基本的には年に数回の健康診断くらいしかお金はかかりません。ペット保険に加入していなければ、月換算すれば1000円以下くらいでおさまると思います。

ちなみに、うさぎさんは手足の爪も伸びつづけるので、爪切りをしてあげる必要があり、私は簡単な健康診断ついでに爪切りをしてもらうためにも、半年に1回くらいは病院に行っていますよ。

うさぎさんを病院に連れていくさいに使用しているキャリーケースは、ファーストラックスのペットスイートSサイズ。体の大きなイブスター店長もすっぽりと入るので、こちらもおすすめの一品です。

その他:備品など(+α)

その他、たとえばエサ箱や小屋といった備品は、最初に買いそろえてしまえば基本的にはずっとおなじものが使えますし、夏冬の対策グッズといった生活用品も、こちらも必要に応じて買いそろえていけば、その後もずっと使えるため、備品は最初だけで、その後はそこまでお金がかかるということはありません。

備品はうさぎさんがかじったり、経年劣化したりもするので、そのつど買い換える必要はあるともいえますが、基本はそこまで維持にお金がかかるものではなく、+αくらいで考えておくくらいでいいと思います。

うさぎさんがかじれない陶器製のものを使用すれば、長年にわたって使いつづけることもできます。備品に関しては、おもに初期費用として考えておくといいと思いますよ。

うさぎの1か月の飼育費用合計(年間&一生も計算)

それでは、ここまで見てきたうさぎさんの生活費をまとめてみましょう! まずは食費から。

【食費】牧草ペレットおやつ野菜
金額2,700~3,4001,0005001,000
合計5500円前後

つづいて消耗品+おもちゃ。

【消耗品等】掃除用品トイレシーツおもちゃ
金額4004201,200+α
合計2020円+α

そして医療費や空調、その他。

【医療費等】医療費空調費用その他
金額1000+α+α
合計1000円+α

以下、それぞれの合計です。

【1か月の費用】食費消耗品等医療費等
金額5,4002,020+α1000+α
合計8420円+α

このとおり、うさぎさんの生活を維持するためにかかる1か月の費用は、私の場合なのであくまで目安ですが、毎月8000円ちょっと+αがかかるということができます。

年間に換算すると約10万1000円+α、うさぎさんの寿命は一般的に8年くらいとされているので、それをもとに考えると、一生の場合は約80万8000円+α。

この「+α」の部分が大きかったりもするわけですが、基本は、最低でも月々8000円以上、場合によってはもうすこしの金額がうさぎさんの生活を維持するためにかかる、と考えておくといいかもしれません。

伸びきってくつろぐうさぎ

イブスター店長
イブスター店長

各自、うさぎの快適な生活を維持できるよう、がんばってくれたまえ

こちらは伸びきってくつろぐイブスター店長。彼も、全うさぎさんの快適な暮らしを願っていることでしょう!

うさぎさんを飼うことを検討されている方は、ぜひ、ご参考にしてみてください。

今回のまとめ

・うさぎの生活費は1か月に8000円ちょっと+α
・備品をそろえる初期にお金はかかるが、それ以降はそこまでかからない
・そのつどものを買いそろえる必要や、空調・病院もあるので+αがかかる

うさぎさんの場合、ケージや備品などの初期のものをそろえてしまえば、その後は基本的にエサ代がかかるくらいなので、そこまで維持費が必要になるわけでもなく、犬や猫とくらべても、飼育費用はかなり安いということができると思います。

牧草やペレットなどのエサは健康に直結するため、いいものをと思って私はえらんでいますが、1か月に換算すると、これらもそこまで高くはなく、むしろ思っていたよりも安かったと感じました。

もっとも、病気などでなにかがあったときの医療費はけっこうかかりますし、とくにうさぎさんがまだ若い1~2年目くらいは、病気で病院に行くこともしばしばあるように感じるので、この最初の時期だけでも、ペット保険には加入しておいたほうがいいように私は思います。

うさぎさんを飼うためのケージなどの備品は、以下の関連記事でもご紹介しています。よろしければ、ぜひこちらもご参考にしてみてください。

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