
うさぎの小屋にハウスっているのか?
ハウス、ようは巣箱(寝床)のことですが、これって必要なのか気になるところですよね。
「うさぎにハウスはいらない」とする話も聞くからです。
そこでこの記事では、つぎのような流れで、うさぎのケージに設置するハウスについて紹介していきます。
- うさぎ小屋にハウスは必要? メリット・デメリットとは
- ハウスがほしいときは→おすすめ品を紹介
- ハウスはいらないときは→100均や手作りでの代用方法も紹介
結論からいうと、うさぎにハウスは必須ではありません。
なければないでもOKで、いくつかの理由から、かならずしも必要となるものではないといえます。



ただ、あればあったで役に立ちます
必需品ではないですが、設置すれば、それだけのメリットもあるというわけです。
この記事ではそういったことを、手作りでの代用方法などといっしょにお話ししていきます。
最後まで読んでもらえれば、「ハウスをどうするか?」はきっと決まると思うので、どうぞごらんください!


この記事に登場するうさぎ
- ミニレッキスのイブスター店長
- 2016年11月生まれのオス(現在7歳)
- やや詳しいプロフィールはこちら
うさぎにハウスは必要?いらない?





うさぎにハウスは必要なのか不要なのか……
まずは、必要派といらない派で分かれたりもする理由から見ていきましょう。
メリット・デメリットとかぶる部分も多いのですが、以下のような意見・考えがあります。
必要派 | いらない派 |
---|---|
うさぎの隠れ家になる うさぎがくつろげる 夏は涼しく冬は暖かくできる | そんなに中に入らない ハウスがなくてもくつろげる そもそもケージがうさぎにとってのハウス? |
ハウスの必要性が最大限に発揮されるのは、うさぎさんが物音などで怖がって(ストレスを感じて)いるときです。
このとき隠れられる場所があれば、うさぎさんはそこで、危機を去るのを待てますよね?
そしてハウスはその隠れ家になるので、だから「設置しておいたほうがいい」となるわけです。



さきにいうと、私もその理由でハウスは設置しています
とはいえ、いろんな物音(※)に慣れていくと、うさぎさんも怖がる機会が減っていきます。
そうなる(慣れていく)と、ハウスの中に入ることも、すくなくなってきたりもするんですね。
ハウスがなくても、うさぎさんは横になってくつろげます。
ほとんど放し飼いの場合は、「ケージ=大きなハウス」、ようはケージ自体が隠れ家として機能することもあるかもしれません。



う~ん、それならハウスはなくてもいいかな?
という感じで、ハウスを撤去する飼い主さんもいるわけです。
またこの件については、専門家の意見も聞くことができました。
これも判断材料になる話なので、つづいてはそれを見ていきましょう。
ハウスはなくても大丈夫だけど、工夫はしたほうがいい


以前、ハウスを設置していることで、ケージが狭くなってしまっていたことが私にはありました。
それを、かかりつけの獣医の先生に相談したときのことをお話ししましょう。
そのときは、つぎのアドバイスをもらうことができました。



ハウスのせいでケージが狭くなっているなら、撤去しちゃっても大丈夫ですよ



なに、そうなのか?



そのかわり、カーテンなどの仕切りをつけてあげれば、うさぎさんも安心できると思います
ようするに、ハウス最大の存在意義「隠れ家」の機能は、ちょっとした布でも代用できる、という話なのです!
でも、そういった布は、うさぎさんにイタズラされてしまうことも多いのですが……



そこで、もうひとつ引用します
うさぎのペット保険でも有名なアニコム損保では、ハウスの件に関して、つぎのように述べていました。
巣箱は必ずしも必要ではありませんが、置かない場合はうさぎが隠れる場所、安心していられる場所を意識して用意してあげましょう。ケージにカバーをかけるか、布を被せて囲んであげるだけでも、何もしないより落ち着けます。
うさぎの飼育に巣箱は必要?あった方がいい?-うさぎとの暮らし大百科
つまり、カーテン作戦が失敗しても、ケージに布をかぶせておけば、まあセーフというわけです。
ハウス → ケージ内カーテン → ケージ外カバー
と、順に隠れ家としての機能は弱ってはいくものの、最終的にはカバーだけでもOK!
うさぎのハウスは、あればたしかに役に立ちますが、なければちょっとした代用でも大丈夫ということです。



だったら、カバーをかけておけば、それでいいのか?
というと、それはそれでアリです。ただ、
- ハウスがあったほうがいい条件
- 反対に撤去したほうがよさそうな条件
といった、それぞれのうさぎさんにとっての必要・いらないの状況もあると私は思います。



それで、その判断に使えるのがメリット・デメリットなんですね
そんなわけで、ここまでの話はいったん以下のようにまとめて、
- うさぎにハウスは必須というわけではない
- ただし使わないなら、カーテンやカバーで隠れられる場所を用意してあげるといい
つぎはハウスのメリット・デメリットを見ながら、おうちのうさぎさんにはどっちが適しているかを考えていきましょう!
うさぎのハウスを使うメリット・デメリット


では、つづいては、うさぎのケージにハウスを設置するメリット・デメリットを見ていきます。
これはおもに以下のとおりで、
メリット | デメリット |
---|---|
うさぎの隠れ家になる うさぎがくつろげる 夏は涼しく冬は暖かくできる 木製ハウスならかじっても安全 | 中に入るのはそこまで多くない よごれると衛生的によくない 場所を取る ケガの原因にもなりえる 高齢ウサギには足腰の負担になる |
デメリットのほうが多いようにも思えますが、それを超えるだけのメリットもあります。
それぞれ補足していくので、見ていきましょう。
メリ1. うさぎの隠れ家になる


まずは、すべてのデメリットをくつがえせるほどの最大のメリットから。
ハウスを設置すれば隠れ家になるので、なにかあったとき、うさぎさんはそこに逃げ込めるようになります。
物音などでストレスや、怖いと感じたときは、ハウスのなかで危機が去るのを待てるわけです。



これは「真夏のバス停」を想像してみるとわかりやすいです
ギラギラの直射日光をあびてバスを待っているのは、まあしんどいですよね。
そんなとき、日陰があればそこに避難できますが、
なければないでガマンするしかなく、ガマンできないこともない……。
ようは、ハウス(隠れられる避難場所)があれば、しんどいときにしんどい思いをしなくてすむ、ということです。



なぜハウスがその役目を果たせるかも説明しておこう
以下の理由があるからです。
- もともとウサギは巣穴を掘って生活してきた
- そのため狭くて薄暗い場所を好む習性がある
ハウスはその「巣穴」の条件を満たしているので、だからうさぎさんにとっての駆け込み所になるのです。
草食動物のうさぎは基本的に憶病なので、大人ウサギでも隠れ家として使ってくれます。
またお迎え後の子ウサギは、生活環境の変化が大きなストレスになるので、最初の時期もハウスはあると役に立ちますよ。
うさぎはストレスで下痢をしたりと体調をわるくすることがあります。とくに子ウサギの場合、その体調悪化が突然死につながってしまうことも。ハウスがあればそういった体調不良の予防にもなります。
メリ2. うさぎがくつろげる


ハウスをケージに設置しておくことで、うさぎさんが「上」でくつろげるようになります。
そしてハウスは、この「上でくつろぐ」使われ方がメインになると思います。
座布団より座椅子 → 座椅子よりソファー → ソファーよりベッド
といったところでしょうか。
あればくつろげる家具、みたいなもので、うさぎさんの定位置になったりもすると思いますよ。


ちなみにイブスター店長の定位置もココです。
ハウスの上では座っていることが多いですが、寝そべったりもしています。
メリ3. 夏冬を快適に過ごせる


ハウスを設置することで、うさぎさんは夏冬を快適に過ごせるようになります。
つぎのような効果・使い方があるからです。
- 夏:保冷剤を使えばクーラーハウスになる
- 冬:木製ハウスならそれだけで木の保温効果がある+ヒーターを使えば暖房効果もアップ
なくてもエアコンなどで温度調節はできますが、ハウスがあればより効果を高められますよ。
くわしい使い方は、最後に補足しておくので、これはあとでチェックしていきましょう。
メリ4. 木製ハウスはかじっても安全


ハウスというと木製が一般的で、これはうさぎがかじっても安全なものとなっています。
- かじる
- かじらない
はうさぎさんにもよりますが、かじり木としても機能すれば、歯の伸びすぎ(不正咬合)の予防にもなるでしょう。
健康にプラスの側面もある、といえますね。
また、わらで編まれたハウスもあって、これは壊して遊ぶこともできます。
留守番中の暇つぶしに、おもちゃとしても使えるなど、そのバリエーションもメリットのひとつです。
デメ1. ハウスの中に入らないこともある


つづいて、デメリットを見ていきましょう。
ケージにハウスを設置していても、あまり中に入らないこともあります。
ハウスの上に乗っていることが多く、ようは隠れ家として機能する機会がすくない、という話です。



まあこれはこれで、いいことなのかもしれないな
「ハウスに入らない=うさぎがストレスを感じることがすくない」でもあるといえますからね。
ただ、うさぎさんの好みの問題で、そもそも中に入ってくれないパターンもあります。
これは、じっさいに使ってみなければわかりませんが、つぎのような方法をためしてもダメなときは、
- うさぎの警戒心がとけるまで待つ
- 牧草やわらの座布団をハウスの下に入れて面白さを出してみる
- おやつや好物をハウスのなかに設置して、とりあえず中に入ってもらう
隠れ家として使うのは、あきらめることになるかもしれません。



でもそのときは、くつろぐ用の家具に使えると思います
完全にムダになるわけではないので、それはそれでアリかなと私は思いますよ。
あとは撤去するかです!
ちなみにおやつは(消化器官の働きが安定する)生後4か月を過ぎてからにしましょう。くわしくはうさぎのおやつの選び方からどうぞ。
デメ2. ハウスでトイレをされると衛生的によくない


ハウスがおしっこやうんちでよごれていくと、衛生的によくない状態になってしまいます。
水拭きで掃除はできますが、木だとよごれがしみ込んでしまって、完全には取れなくなったりもするからです。
ハウスがよごれることが多いのは、以下のパターンで、
- ハウスの横におしっこをされる
- ハウスの上でした軟便(やわらかいうんち)がこびりついて固まる
- ハウスの上でおしっこが漏れてしまって木もうさぎのお尻もよごれる
とくに大人~高齢ウサギの場合、おしっこでお尻がよごれるのは、問題になりやすいかもしれません。
ペット用の消臭剤で掃除をするなど、よごれやニオイ対策はできますが、黄ばみはついていくと思います。
この場合、定期的に交換するか、やはり撤去を考える必要もでてきます。


デメ3. 場所を取る


ケージにハウスを設置することで、うさぎさんの動けるスペースが減ってしまう場合があります。
ようは「ケージが狭くなる」という話で、これをそのままにしておくのはよくありません。
というのも、じっとしている時間が長くなると、これも体調悪化や病気の原因となることがあるからです。



たとえばソアホック(足裏への負担で毛がはげる)とかだな
参考までに、以下がその「場所をとっている」状態です。


(ハウスが場所を取っていて、動けるスペースが少なくなっています)
子ウサギのころはまったく問題なくても、成長によって、ハウスがじゃまになってしまうこともあるのですね。



で、このときの対策ですが、
ケージを拡大するか、やはりハウスは撤去するか、の2択になると思います。
ちなみに私は、このときはケージを拡大することにして、ハウスはのこす方針にしました。
デメ4. ハウスがケガの原因にもなり得る


ハウスを設置しておくことで、うさぎさんがケガをする原因となってしまうことがあります。
たとえば以下のようなことが、じっさいに起きたりもするからです。
- ハウスの上からジャンプして着地したときに、足がすのこにハマってしまう
- なにかにビックリしてパニック発作を起こしたとき、ハウスの上から転げ落ちてしまう
私の場合、長年使ってきて1~2回のレベルですが、じっさいにそういうことはありました。



とくにケガはなかったので、それはよかったんですけど、
上記のことが、骨折などの大けがにつながる可能性はゼロではありません。
かなりイレギュラーな話とはいえ、いちおう、そういうケースもあることは把握しておきましょう。



とくにすのこは、子ウサギのころは対策しておくと安心だな
子ウサギは足も細いので、すのこに足がハマりやすくなっているともいえます。
など、網目のこまかいものを購入し、ハウス周辺または全体に敷いておけば、足がハマるのはふせげますよ。
最初からついているすのこの網目があらいときは、こういった対策も有効です。
使ってみるときは、ケージのサイズと見比べながらさがしてみてください。
ちなみに私も、子ウサギのころはすのこを二重にしていました。ちょうどいいサイズを2枚買って全体に敷いていたので、足がハマることもありませんでしたよ。
デメ5. 高齢うさぎには足腰の負担になる


うさぎさんは高齢になると、足腰が弱ってきます。
そのため高さのあるハウスは、使いつづけていると、負担やケガの原因となってしまうことがあります。
時期によっては、隠れ家などのメリットよりも、足腰などへのデメリットのほうが強くなってしまうわけです。



じゃあ、そのときはどうするんだ?
一般的に高齢とされる7歳くらいになったら、撤去を考えてあげるのもいいでしょう。
ようは、ハウスは「ずっと使いつづけるものでもない」ということです。



でもって、そのときは、例のタオルがけ方式などが役立ちます
いずれは撤去も考えながら、それまでは、隠れ家やくつろげる家具として使ってもらう
まださきのことなら、そこまで考える必要はないですが、ハウスはそのような使い方がいいと思います。
上り下りがしんどそうになってきたら、身体に気をつかうのを優先させたほうがいい、というわけですね!
- 最大のメリットは隠れ家になること。とくに子ウサギのころはあるとストレス回避に役立つ
- うさぎの成長にしたがってデメリットは増えていく。いずれは撤去も考えながら使うとGood!
結論:まず試してみて、いらなくなったら撤去がよさそう


ここまでの話から、うさぎのハウスはどうするか問題に、いったんの結論をだしておきます。
以下のようにするのがいいのではないかと私は思います。
- まずは試しに(できれば子ウサギのうちから)使ってみる
- 大人ウサギになっても問題が起きない+使ってくれているならそのまま使う
- 高齢ウサギになってハウス・お尻のよごれや、足腰への負担が目立ってきたら、撤去を考える
ケージのサイズ的にむずかしいなら無理する必要はないですが、置けるならハウスはあったほうがいいと思います。
子ウサギはストレスに敏感ですし、大人ウサギになっても(地震・雷などのふせげない物音もふくめて)怖がることはあるからです。
ですからまずはためしに設置してみて、使ってくれるなら、そのまま置いておくのがオススメです。



ハウスはなくてもなんとかなりますが、
あればあったでメリットはあって、役に立つものだからです。
使ってくれれば、デメリット以上にメリットを大きく感じられると思いますよ。
もっとも、それはうさぎさんの高齢化によって、話が変わってきます。



衛生面とか足腰の問題がでてくるわけだな
したがって、高齢ウサギになって問題が目立ちはじめたら、撤去を考えるのがいいと思います。
- 気をつけて生活していれば、うさぎが怖がることもそんなにはない
- 高齢ウサギにはおそらく、ハウスなしのフラットな空間のほうが快適
こういった理由があり、そしてハウスは、タオルなどで代用もできて必須なものではないからです。
あればなおヨシ、なければないで、それもヨシ。
ケージに置けるスペースがあれば、ためしに設置してみてはどうでしょうか?
うさぎさんもケージのなかでくつろげる場所が増えて、きっとよろこんでくれると思いますよ。
うさぎ用ハウスでオススメなもの3選


うさぎにハウスは必要なのかいらないのか問題は、
なければないでいいけど、あれば役に立つと思うから設置してみては? ただ高齢ウサギになったら撤去は検討しよう!
ということで、いいのではないかと思います。
メリット・デメリットや、ケージの広さなどから、ぜひ検討してみてください。



なるほど……で、どれを買えばいいんだ?
となると、つぎの問題は「どんなハウスを買えばいいのか?」ですよね。
そこで、ここでは、じっさいに使ったことがあるものを3つ紹介しておきます。



正直、この3つのどれかでこと足りると思います
それぞれの特徴をお話しするので、ハウス選びの参考にしてください。ではどうぞ!
1. SANKO ラビットハウス


まずは、オーソドックスなうさぎの木製ハウス「SANKOのラビットハウス」から。
その特徴は以下のとおりで、
- 最初から完成しているので置くだけでOK
- 底はないタイプのデザインなので衛生的にもいい
とくに「底なし」なのがよく、ハウスのなかがよごれる心配はご無用です。
ハウスのなかでうんちなどをしても、すのこの下に落ちるので、ハウスはいつでも清潔に保てるというわけです。



「底あり」よりも「ナシ」のほうがよさそうだな
サイズは「幅29×奥行22×高さ21cm」と、とくに子ウサギにはピッタリです。
中型の大人ウサギにはやや小さめですが、それでも上に乗ってくつろげる大きさにはなっていますよ。
はじめてのハウスならコレで決まり!?
SANKOのラビットハウスは、子ウサギ~小型のうさぎさんにおすすめなハウスです。
2. ファープラスト SIN4647 ウッドハウス


イタリアブランド「ferplast(ファープラスト)」のウッドハウスもおすすめです。
「幅37×奥行27.5×高さ20cm」と、中型の大人ウサギでも、横に寝そべれるほどの大きさがあるからです。
横幅があるので、ケージの広さも必要になりますが、



うさぎさんの成長でハウスが小さくなってきました……
と思ったときはコレです。
これから大人のうさぎさんにハウスをあげたいときも、もちろん「コレ!」な一品となっていますよ。
- 組み立ては必要だけど、板を合わせていくだけなので簡単(安全性も高い)
- 底はないタイプなので、こちらもハウスの中はよごれにくい(衛生的にもGood!)
と、気になる点もカバーされていて、文句のつけどころもないといえるでしょう。
SIN4647がウサギ向けで、ワンサイズ小さいSIN4645はモルモットなどの小動物向けとなっています。
小さなサイズを子ウサギに使う方法もありですが、子ウサギもすぐ大きくなるので、SIN4647がおすすめですよ。



体が大きいイブスター店長もこれです
ただし、このウッドハウスにはひとつだけ注意点があって、以下の箇所に釘が使われています。


天面の裏側にある(側面をはめ込む)パーツ両サイドに、4本ずつほどです。
うさぎさんがなかに入ってココをかじらなければ大丈夫で、じっさいに私も問題は起きていません。
しかし万が一は考えられるので、このハウスを使うときは、上記の部分をかじられていないか定期的に見てあげるようにしましょう。
組み立て方はこちらで紹介しています
3. 川井 かまくらハウス


川井のわらっこ倶楽部「かまくらハウス」は、ハウスとしても使えるわら製のおもちゃです。
- うさぎのハウスになるだけでなく、
- 暇なときは、おもちゃとしてかじったり壊したりして遊べる
と、一石二鳥なアイテムとなっています。
(※素材は天然のチモシーだけなので安全性も高い!)
サイズ展開はつぎの2種類で、
- Mサイズ:幅23×奥行25×高さ20cm
- Lサイズ:幅29×奥行29×高さ22.5cm
子ウサギ~小型ウサギはMサイズ、小型~中型の大人ウサギにはLサイズをおすすめします。



ハウスを置いておいても、ほとんど使ってくれないのよねえ……
そんなときは、かまくらハウスもいいですよ。
ふだんは遊び用で、緊急時は隠れ家に!
そういった使い方をしてくれるかもしれないので、そっちのほうがスペースを有効活用できます。
そんなわけで、木製以外のハウスがほしいときは、わら製がおすすめです。
後述もしますが、布製ハウスはあまりよくないので、かまくらハウスなどの自然なものを選んであげましょう。
うさぎのハウスを100均や手作りで代用する方法


さて、うさぎのハウスの話もそろそろですが、



さっきから言ってるカーテン方式とかは、具体的にどうするんだ?
これの説明がまだでしたよね。
そこで、「うさぎのハウスを100均や手作りで代用する」として、ここでその方法をお話しします。
最初のほうでお話ししたとおり、うさぎのハウスは、つぎの方法で代用できます。
- 布などをカーテンのようにたらしてケージの一部を仕切る
- ケージの上からカバーをかけて、ケージのなかを薄暗くしておく
「①カーテン方式」は、以下のような感じで、


100均のものや、不要になったタオル・服などを、ケージの上で固定してたらしておきます。
これだけです。とても簡単ですね!
それでこうすると、うさぎさんが物音などで「やべぇ!」となったときは……


(※迫真のヤバそうな顔をするイブスター店長。じつはカーテンを見つけて興奮しています)



……!? 隠れ家にエスケープだッ!


「…………」
と、仕切られたカーテンのなかに隠れて、危機が去るのを待てるわけです。
ただ、こういったおもしろそうなものは、うさぎさんにイタズラされてしまいやすい。
そこで、そんなときの「②タオルがけ方式」で、これは以下のとおり。


とくにむずかしいこともなく、ただ大きめのタオルをケージにかけておけば、それでOKです。
じっさいにやってみるとわかりますが、タオルをかけるだけでも、ケージの隅っこのほうは薄暗くなります。
(※画像はハウスありですが、もちろん撤去しても暗いままです)
隠れ家としての機能はそこまで高くはないとはいえ、なにもしないよりはマシ、というわけです。



うさぎさんが高齢になったときも、これらは役立つと思います
ハウスを使わない、または不要になったときは、こういった代用方法も使ってみてください。
そうすれば、ケージにハウスがなくても、うさぎさんは安心して暮らしやすくなると思います。
うさぎのハウスに関する「Q&A」まとめ


ではこれでいよいよ最後です。
お話ししていなかった、ハウスを使うときの疑問・注意点を、最後に「Q&A」方式でまとめておきます。
- 夏冬はどうすると快適になるのか?
- 布製ハウスはなぜあまりよくないのか?
とか、そういった話をしておきます。
きっと役に立つはずなので、こちらもあわせてチェックしておいてください。



ではまとめてどうぞ!
うさぎのハウスを夏冬で活用するには
まずはうさぎのハウスの、夏冬での活用方法について。
これは以下のようにすることで、ハウスに冷暖房効果を付与できます。
ハウスの真下(トレー)に保冷剤を置いておくと、冷気が上がってきて充満するようになる。これでハウスの中が涼しい「クーラーハウス」のできあがり!
木製ハウスならそれだけで保温効果があるけれど、上に座布団を設置したり、タオルをカバーのように巻いたりしてもいい。外側から遠赤外線ヒーターをあててあげれば、暖房効果はMAXに!
私の場合、とくに夏は、クーラーハウスにしていたら中で涼んでくれるようになりました。
このように環境をととのえてあげることでも、「ハウスに入らない」は改善することもあると思います。



くわしいことは、以下の関連記事に書いてあります
せっかくなので、こちらも参考に、夏冬はハウスをさらに活用してみてください。
うさぎのハウスに布製のものはどうか?
うさぎのハウスというと木製が一般的ですが、布製や、ダンボール製のハウスもあります。
しかしこれらは、
- かじって食べてしまう
- ホリホリで興奮しておしっこをしてしまう
と、あまりよくない使われ方になってしまうことも多いので、注意しましょう。
とくに布の誤飲は「胃腸うっ滞」という、おなかのなかでモノが詰まる病気の原因にもなります。
高齢ウサギには(イタズラされなければ)、布製品はベッドとして活用できますが、基本は木製やわら製品がおすすめですよ。



またそれと関連した話で、「高さ」にも気をつけてください
- ロフト
- 空中に取り付けるハウス
など、高さがでるものは、うさぎさんの転落・骨折など、ケガの原因にもなるからです。
誤飲・ケガには要注意!
ということで、ハウスを設置するときは、安全性を第一に考えてあげるようにしましょう。
うさぎがハウスから出てこない
うさぎさんは、物音がするなどして避難するときに、ハウスを隠れ家として使ってくれます。
しかしそれ以外にも、似たような理由でよく使うパターンがあって、そのひとつが「体調がわるいとき」です。
- かるい胃腸炎(お腹が痛い)
- 食欲不振(ご飯が食べられない)
など、体調がよくなくて、それでハウスのなかでじっとしていることもあるのですね。



もちろん、全然そんなことはなくて、ただ出たくないときもあると思います
ですから、うさぎさんがハウスから出てこないときは、つぎのことをチェックするなどして、
- ご飯や水は食べ飲みしているか
- うんちやおしっこはしているか(量や色、形に異変はないか)
- うずくまってじっとしていないか(または落ち着きがなくソワソワしていないか)
- 息は荒くないか、耳が冷たかったり熱くなったりしていないか
- お腹が膨らんでいないか、お腹をさわると嫌がらないか
体調がわるそうなのかそうでないのかを、確認してあげるようにしましょう。
そして体調がわるそうなら、動物病院に連れていってあげるのがまちがいはありません。
うさぎさんの体調不良は、対応が遅れてしまうと、それだけで手遅れになってしまう場合もあります。
実際問題として、自然に回復することもけっこうあるのですが、



なにかあってからでは遅いからなあ……
ですから、やはりベストは「病院に連れていく」ことだと思いますよ。
よくわからないときも、動物病院でみてもらえれば安心できますし、
「ふだんとちがう、なにかおかしいな」
と感じたときは、そういった直感はあたっていることが多い気もします。
体調がわるそうなら「病院へGO!」がまちがいはないので、こちらも参考にしてくださいね。
今回のまとめ
- うさぎの小屋にハウスはあると役に立つ
- ハウスはなくても大丈夫だけど、できればカーテンやタオルで代用を
- おすすめなのは「試しに使ってみて、不要になったら撤去」
うさぎにハウスは必需品ではないですが、あればあったで役に立ちます。
とくに環境に不慣れな子ウサギは、隠れ家として使ってくれると思いますし、そうなら大人ウサギになっても使ってくれるでしょう。
それに、逆にいうとハウスは、
子ウサギ~大人ウサギのあいだまでしか使えない
という、期間限定のプレミア家具みたいなものなので、ためしにいちどは使ってみるのがおすすめです。



個人的には「木製ハウス」を推します
いちど買えば、基本的にはずっと使えるので、ぜひ「コレだ!」というものをゲットしてください。
あれば役立つハウスが設置されていれば、うさぎさんもきっと、ケージのなかで快適に過ごせると思いますよ。
ケージ&備品のオススメまとめ
アツい!うさぎのおもちゃ選び
ザ・隠れ家な「かまくらハウス」詳細
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いちどは使ってみる価値はあるので、ぜひこちらも試してみてください。
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